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AWSがAmazon ECS Anywhereの一般向け提供を発表

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原文(投稿日:2021/06/13)へのリンク

最近、AWSはAmazon ECS Anywhereの一般向け提供を発表した。これは、仮想マシン(VM)、ベアメタルサーバ、その他の顧客が管理するインフラなどのコンテナベースのアプリケーションをオンプレミスで素早く実行し、管理できるようにするAmazon ECSの新機能である。

2014年にAmazonElastic Container Service(Amazon ECS)がリリースされて以来、同社はAWS WavelengthAWS OutpostsなどのAWSリージョン外のコンピューティングサービスでタスクを実行する選択肢を顧客に提供してきた。規制、遅延、データ保管場所の要件により、オンプレミスでワークロードを実行する場合もある。Amazon ECS Anywhereを使うと、顧客はそのオプションを利用できるようになる。フルマネージドコンテナオーケストレーションサービスにより、顧客は、すべてのAWSリージョン、AWSローカルゾーン、AWSハイブリッドインフラストラクチャのデプロイ(AWS OutpostsやAWS Wavelengthなど)に加えて、顧客が管理するインフラストラクチャでDockerコンテナアプリケーションを実行、スケーリング、保護することができる。

Amazon ECS Anywhereのプレスリリースで、AWSのコンピューティングサービス担当副社長であるDeepak Singh氏は次のように述べている。

顧客は、独自のインフラストラクチャでコンテナを実行する必要がある一方で、独自のクラスタ管理ソフトウェアを操作する煩わしさを望んでいないと言っています。彼らは、Amazon ECSのシンプルさ、それが正しく機能するという事実を気に入っており、アプリケーションを実行する場所に関係なく、Amazon ECSと同じ信頼性、スケーラビリティ、セキュリティを求めています。Amazon ECS Anywhereを使って、顧客が求めていたもの、そのものを提供できることを誇りに思います。それは、AWS Regions、AWS Outposts、AWS Wavelength、AWS Local Zones、および顧客が所有するインフラストラクチャを横断して、データセンターとエッジロケーションの両方で、コンテナーのデプロイを管理する単一のサービスおよびコントロールプレーンです。この業界で、これをを行うものは他にありません。

顧客は、アクティベーションキーを作成して、VMまたはベアメタルサーバを登録できる。続いて、AWS Systems ManagerエージェントとAmazon ECS Anywhereエージェントをオンプレミスサーバにインストールし、環境を管理するためのコントロールプレーンとしてAmazon ECS Anywhereを使用してアプリケーションをデプロイおよび管理する。

 
出典: https://aws.amazon.com/ecs/anywhere/

Amazon ECS AnywhereのGAリリースに関するAWS News Blogの投稿で、AWSのプリンシパルディベロッパーアドボケートであるChanny Yun氏は、このサービスがすべてのコンテナベースのアプリケーションに一貫したツールとAPIを提供すると書いている。さらに、クラウドと顧客管理インフラストラクチャの両方で、クラスター管理、ワークロードスケジューリング、モニタリングに同じAmazon ECSエクスペリエンスを提供する。その結果、顧客はコストと複雑さを低減することで利益を得ることができる。これは、独自のハードウェアのエッジロケーションでは、遅延時間の低減を維持しつデータ処理などのコンテナーワークロードを実行し、そして、クラウドでは単一の一貫したコンテナーオーケストレーターを使って実行することによるものである。

広範なHackernoonに関するブログ投稿で、著者のGokul Chandra氏は最後に次のように述べている。

ユースケースは他にも、エッジでのワークロードを処理するクラウドバースティングや、既存のオンプレミスワークロードのコンテナ化など、ECS Anywhereが重要な役割を果たすものがあります。ロードマップに基づくと、ECS Anywhereは、将来的にAWSエコシステムの他のサービスと組み合わせることで、ハイブリッドクラウドスペースに大きな影響を与えることは間違いありません。

さらに、Amazon Web ServicesのContainersのプリンシパルソリューションアーキテクトであるMani Chandrasekaran氏は、mediumのブログ投稿で次のように述べている。

Amazon ECS AnywhereのGAにより、データセンター内の既存のコンピューティングリソースを活用して、Amazon ECSなどのオーケストレーターを使用してマネージドコンテナーを実行するという次の最先端領域が実現できるようになりました。

最後に、ECS Anywhereは、DataDog、Pulumi、HashiCorpなどのさまざまなECS Anywhereパートナーと統合して、顧客がECS Anywhereを利用し、追加機能を提供できるようにするものである。

現在、Amazon ECS Anywhereは、ECSがサポートされているほとんどのAWSリージョンで利用できる。サービスの料金は、マネージドECS Anywhereタスクごとのインスタンス時間ごとに課金される。詳細については、価格ページをご覧ください。

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