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AWSがAmazon FSx for NetApp ONTAPを発表

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原文(投稿日:2021/09/11)へのリンク

AWS Storage Day 2021において、データ管理ソフトウェアONTAP用マネージドファイルシステムのAmazon FSx for ONTAPが発表された。企業ユーザがすでに運用しているファイルアクセスやストレージ機能をサポートするこのサービスがターゲットにするのは、ハイパフォーマンスONTAPストレージを必要とするアプリケーションやワークロードの、クラウドへのマイグレーションだ。

2018年にAWSに導入された高信頼性マネージドファイルシステムのAmazon FSx for LustreAmazon FSx for Windows File Serverと同じく、今回のサービスはNetApp独自のオペレーティングシステムの企業内デプロイメントを対象に、ONTAP環境をAWSマネージドサービスとしてプロビジョン可能にする。AWSのバイスプレジデントでチーフエバンジェリストのJeff Barr氏が、AWSにおけるONTAPのユースケースについて説明している。

ONTAPは、OracleやSAP、VMware、Microsoft SQL Serverなどでの使用に適したハイパフォーマンスなストレージを提供する、企業用途のデータ管理サービスです。柔軟性と拡張性を持ち、マルチプロトコルアクセス機能と最大176PiBまで拡張可能なファイルシステムを備えています。(...) FSx for ONTAPは完全マネージドですので、これらすべての機能をすぐに使い始めることができます。

各ファイルシステムは2つのアベイラビリティゾーンにデプロイされ、ゾーン間でのデータの自動レプリケーションとフェイルオーバにより、99.99パーセントの可用性SLAを提供する。AmazonFSx for NetApp ONTAPでは、インラインデータ圧縮、重複排除、シンプロビジョニング(thin provisioning)、レプリケーション(SnapMirror)、ポイントインタイム・クローニング(FlexClone)などの機能をサポートしており、EC2、Amazon ECS、Amazon EKSその他のAWSマネージドサービス内で動作する、数千クライアントからの同時アクセスが可能である。

新サービスは2つのストレージティアを提供する。ハイパフォーマンスなSSDで構築され、アクティブかつレイテンシが重要なデータの保持を前提にデザインされた、最大192TiBの比較的高価なアロケート済プライマリストレージと、アクセス頻度が比較的低く、ペビバイト(pebibyte)単位まで拡張可能なデータを保持するようにデザインされ、コスト最適化されたエラスティックな容量プールストレージである。

出典: https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-amazon-fsx-for-netapp-ontap/

S3EFSに関して、Amazon FSx for NetApp ONTAPでは、用途に応じで2つのストレージクラス間の移行を管理するインテリジェントティアリング機能を備えている。どちらのファイルシステムでも、数十万レベルのIOPS、2GB/秒の読み込みスループット、1GB/秒の書き込みスループットまでスケールアップすることが可能だ。AWSソリューションアーキテクトのSam Yates氏は、次のようにツイートしている

NetApp ONTAPで実現可能な機能を必要とする企業にとっては大朗報でしょう。ローンチが楽しみです。

NetAppソリューションエンジニアリングディレクタのJason Iehl氏は、次のようなコメントをしている。

ネイティブな@AWScloudサービスのアジリティと、ONTAPソフトウェアのリッチなデータ管理機能を組み合わせた、新しいAmazon FSx for NetApp ONTAPを、心から歓迎しています。

Judsonian.comで新サービスが紹介されると、Redditのスレッドでは、このPaaSサービスのメリットに関する議論が始まった。ユーザGoneFishingFLは、すべてのストレージをクラウドに配置することのコストを疑問視している。

100TB(バックアップ)が月7,325ドルであれば、100TBのストレージコストは263,700~439,000ドル(3~5年)になります。データの80パーセントを低価格ティアに置いて、ストレージ効率が65パーセントである、という前提です (...) オンプレミスのコストを考えれば、それほど多くはないかも知れませんが、オンプレミスシステムのほとんどは、ラック当たり少なくとも4PBをサポートしているのです。

Corey Quinn氏は自身のニュースレターで、次のように述べている。

とてもよいと思います。NetAppは、運用環境におけるNFSとしてはゴールドスタンダードです。1TBという最小ファイルシステムの制限がなく、もっとサーバレスな方法でこのサービスが使えれば、ごく一般的なユースケースでも推奨できるものになるでしょう。

サービスの価格は5つのコンポーネントで決定される — アロケートされるSSDストレージ、SSDのIOPS数、容量プールの使用量、プロビジョニングされたスループット容量、バックアップ用ストレージである。

NetAppはGoogle CloudおよびAzure用のソリューションも提供している。

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