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AWSがS3とEFS用の新しいインテリジェントティアのオプションを導入

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原文(投稿日:2021/09/12)へのリンク

AWSは、最近開催されたAWS Storage Day中に、S3およびAmazon Elastic File System (EFS)のストレージアプローチに対する機能と変更を発表した。これは、オプションのインテリジェントティアリングに関するものだ。更新と変更により、顧客はS3とEFSをより効率的かつ費用対効果の高い方法で活用できるようになる。

Amazon S3インテリジェントティアリングストレージクラスの使用条件が更新された。このストレージクラスに保存されているすべてのオブジェクトに対して最小保存期間はなくなった。そして、128KB未満のオブジェクトの監視と自動化の料金がなくなった。当初、AWSがS3のインテリジェントティアリングをリリースしたとき、128KB未満のオブジェクトは、Infrequentアクセスティアに移行されることはなく、また、Frequentアクセスティアの通常のレートで請求されていた。

AWSのシニアデベロッパーアドボケイトのSean M. Tracy氏は、AmazonS3インテリジェントティアリングのアップデートに関する最近のAWSニュースブログの投稿で次のように述べている。

この変更で、S3インテリジェントティアリングは、オブジェクトのサイズや保持期間に関係なくなるため、アクセスパターンが不明であったり、変わったり、予測できないデータに対して理想的なストレージクラスになります。

さらに、最近のAWS Storageブログの投稿で、Amazon S3インテリジェントティアリングとS3 Glacierを活用したElectronic Artsの顧客例に関して、著者は次のように書いている。

S3 インテリジェントティアリングは、データ取得料金やライフサイクル移行料金なしで、ストレージコストを最適化するための、すぐに使えるメカニズムを提供してくれました。S3 インテリジェントティアリングは、30日間アクセスされなかったデータを、Infrequentアクセスティアに自動的に移動し、データに再度アクセスすると、Frequentアクセスティアに戻ります。S3インテリジェントティアリングではストレージ、および少額の監視と自動化の料金がかかります。あまりアクセスされないデータのコスト削減を自動化するために、S3インテリジェントティアリングのアーカイブアクセスティアを提供します。これは、S3 GlacierおよびS3 Glacier Deep Archiveストレージクラスと同じ料金とパフォーマンスを提供します。90日間アクセスがない場合、S3インテリジェントティアリングはオブジェクトをアーカイブアクセス層に移動し、180日間アクセスがない場合、オブジェクトはディープアーカイブアクセス層に移動します。

出典: https://aws.amazon.com/blogs/aws/amazon-s3-intelligent-tiering-further-automating-cost-savings-for-short-lived-and-small-objects/

Amazon S3の変更に加えて、同社はEFSにインテリジェントティアリングの機能も導入した。これにより、アクセスパターンが変更された場合でも、顧客は共有ファイルストレージのコストを簡単に最適化できる。Amazon EFSインテリジェントティアリングを有効にすると、ファイルが適切なストレージクラスに適切なタイミングで保存される。この機能は、ファイルシステムのアクセスパターンを監視する。そして、ライフサイクルポリシーの期間中アクセスされなかったファイルを、ファイルシステムがEFS標準とEFSワンゾーンストレージクラスのどちらを使用するかに応じて、EFS標準またはEFSワンゾーンからEFS標準-IAまたはEFSワンゾーン-IAに移行する。ファイルが再度アクセスされると、EFS標準またはEFSワンゾーンストレージクラスに戻される。

AWSの主任ディベロッパーアドボケートのChanny Yun氏は、Amazon EFSインテリジェントティアリングに関するAWSニュースブログの投稿で次のように述べている。

EFSインテリジェントティアリングは、ワークロードファイルのデータアクセスパターンが変わった場合でも、コストを最適化します。無制限のデータアクセス料金について心配する必要はありません。ストレージクラス間の移行に対してのみデータアクセス料金を支払うためです。

現在、S3インテリジェントティアリングはすべてのAWSリージョンで利用できる。さらに、Amazon EFSインテリジェントティアリングは、Amazon EFSが利用可能なすべてのAWSリージョンで利用できる。

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