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JetBrainsが新しいリモート開発機能でIntelliJ IDEA 2021.3をリリース

原文(投稿日:2021/12/22)へのリンク

このリリースでは、IntelliJ はベータ機能としてリモート開発を提供する。この機能は、IntelliJ IDEA のウェルカム画面からか、Toolbox アプリから JetBrains ゲートウェイをダウンロードすることで使用できる。IDE バックエンドをインストールし、リモートマシンでプロジェクトを開いた後のエクスペリエンスは、ローカルマシンでの作業と同じだ。

安定性を向上させるためにさまざまなバグが修正され、File メニューに IDE の問題を解決するための Repair IDE (IDE の修復) アクションが表示されるようになった。

⌘ とマウスホイール または Ctrl とマウスホイール は、開いているすべてのタブのフォントサイズを同時に変更するようになった。

SQL インジェクション、XSS の欠陥、およびその他の安全ではないデータを使用する際の問題を検出するために Java に新しい検査が追加された。文字列には org.checkerframework.checker.tainting.qual 依存ライブラリを使用して、安全なメソッドの場合は @Untainted、安全でないメソッドの場合は @Tainted のアノテーションを付ける必要がある。IntelliJは、@Tainted またはアノテーションのない文字列が @Untainted のアノテーションが付けられたメソッドに渡されるたびに警告を表示する。

IDE は、JetBrains アノテーションプロジェクトorg.jetbrains:annotations:22.0.0 依存ライブラリから @Blocking@NonBlocking を使用することにより、ノンブロッキングコンテキストからのブロッキング呼び出しを検出できるようになった。Spring の CrudRepository や RestTemplate などの Spring や Java EE からの一部の呼び出しは自動的にブロッキングとして評価される。IntelliJ は、これらのブロッキングメソッドがノンブロッキングコンテキストから呼び出されるたびに警告を表示する。

Spring Boot のサポートが改善され、Environment.getProperty()@Value@Scheduledapplication.yaml ファイルから取得された値のオートコンプリートが追加された。

Java 16 以降では、IDE は、 collect(toList()).toList() に、collection.addAll(List.of("value"))collection.add(value) に、そして、map.putAll(Map.of("key", "value"))map.put("key", "value") に置き換えることを提案する。

IntelliJ は、コードを隠したポップアップではなく、変数の横の歯車アイコンでローカル変数を final または var として宣言することを提案するようになった。

Kotlin Smart Step Into アクションを使用すると、チェーンされたメソッド呼び出しとラムダを使用して式をデバッグできる。複数のメソッド呼び出しがある行で、Step Into をクリックするか F7 をタイプすると、IDE はステップインするメソッド呼び出しを表示し、クリックすることができる。

Kotlin の Constant conditions 検査は、 Preferences/ Settings | Editor | Inspections | Kotlin | Probable bugs を有効にすることで、常に null、0、true、または false の条件と値について警告する。

Kotlin の Inline ヒントは、「<」などの数学記号による範囲を until などのキーワードで説明することで範囲の正確な意味を明確にする。

Maven 構成は、すべての重要なパラメータのページと、他の構成要素の Modify options との Gradle 構成と似ている。Maven 設定は、プロジェクトごとに .mvn/maven.config ファイルで構成する。このファイルは、Preferences/ Settings | Build, Execution, Deployment | MavenUse settings from .mvn/maven.config チェックボックスで有効にできる。

デバッガの垂直ツールバーが削除され、ウィンドウの上部に1つの水平ツールバーだけが表示される、より簡潔なビューになった。デフォルトでは、最も人気のあるアクションが表示され、その他のアクションは More アイコンで利用できる。Debug ツールウィンドウに、Evaluate expression ダイアログが表示されるようになった。

Groovy 4 は、switch 式、シールドタイプ、レコードのようなクラス、組み込み型チェッカ、組み込みマクロメソッド、JavaShell、POJO アノテーションなどの機能とともに、サポートされるようになった。

このバージョンでは、HTTP または SOCKS プロキシサーバを使用するためのオプション SSH 構成が導入されている。Use global IDE proxy settings チェックボックスを使用して、SSH プロキシ設定をグローバル IDE プロキシ設定と同期できる。

エディターウィンドウを分割するのと同じように、Run ツールウィンドウのエディターを分割できるようになった。

FavoritesBookmarks は非常によく似た機能であり、混乱を招いている。Favorites は削除され、Bookmarks改善された。macOS では F3、Windows/Linux では F11 でマークされたものがすべて Bookmarks ツールウィンドウに追加される。

Java Flight Recorder.jfr ファイルを IntelliJ で比較して、パフォーマンスの低下の可能性を検出できる。

IntelliJ IDEA は、Selenium 4 のサポートで、Selenium UI テストのサポートを改善し、ビジュアルエディターなしでページオブジェクトクラスを更新できるようになった。ガターパネルから要素を追加してビジュアルエディタを使用することもできる。Python テンプレートは、Selenium と Zelenium の両方でサポートされるようになった。

複数の子テスト実行を伴うマルチレベルテスト実行がサポートされるようになり、親テスト実行は子テスト実行の結果が組み合わされる。

IntelliJ IDEA HTTP クライアントが改善され、gRPC リクエスト、カスタムファイルまたはディレクトリへの出力リダイレクト、テキストおよび JSON ストリーム、HTTP リクエスト識別子およびバイナリレスポンスのサポートが提供されるようになった。gRPC リクエストは、.proto ファイルのガターアイコンをクリックすることで自動的に生成できる。

Quarkus 用に設計された Qute テンプレートエンジンが正式にサポートされるようになった。

Kubernetes の Helm テンプレートが再フォーマットされ、ifelse などのブロック要素が強調表示されるようになった。Services ツールウィンドウで最後の Helm コマンドを再実行できるようになった。

Podman は、接続を構成し、Preferences/ Settings | Build, Execution, Deployment | DockerTCP socket ラジオボタンを確認し、要求された情報を提供して、pods 管理をするために使用できる。

Minikube から Docker デーモンに Preferences/ Settings | Build, Execution, Deployment の Minikube ラジオボタンを使用して、接続できるようになった。または、同じ設定ページの TCP socket ラジオボタンを介して、Minikube から Docker デーモンに手動で接続することもできる。

Docker Hub レジストリの次に、GitLab および JetBrains Space レジストリがサポートされるようになった。Services ウィンドウのレジストリを展開して、目的のイメージを選択してダウンロードできる。FROM ステートメントでサポートされているレジストリのイメージを使用する時にオートコンプリートが利用できるようになった。

Docker compose V2 は、docker-compose コマンドの代わりに Preferences/ Settings | Build, Execution, Deployment | Docker | Tools の Use Compose V2 ラジオボタンの選択による docker compose がサポートされる。

ネットワーク、ボリューム、コンテナ、およびイメージノードのクリーンアップアクションは、Docker の prune コマンドラインオプションと同様に機能する。

Android Studio Arctic Fox 2020.3.1 は、コンポーズプレビュー、レイアウトインスペクター、リテラルのライブ編集などの機能がサポートされるようになった。

Space を使用する場合、マージリクエストとコードレビューは、+ アイコンを使用して Core Reviews ツールウィンドウで作成できる。青い点は、まだレビューされていないファイルを示す。ファイルを開くと、点は削除される。これを変更するには、ステータス Mark as Not Viewed を使用できる。

IntelliJ IDEA ブログIntelliJ IDEA 2021.3 新機能のページに、このリリースのすべての変更の完全な概要が記載されている。

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