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Dev Proxy v1.3.0: HARファイル生成、LLM使用状況追跡、強化APIテスト機能

原文リンク(2025-11-10)

Microsoft 365開発チームはデバッグ、テスト、APIモニタリング改善を目的としたいくつかの新機能を導入したDev Proxy v1.3.0のリリースを発表した。このアップデートには標準化されたネットワークトレースのためのHARファイル生成と、AI関連コストをより明確に把握するためのOpenAI使用状況追跡を含む2つの新しいプラグインが追加され、加えて権限分析、OpenAPI仕様の生成、全体的な安定性の向上も図られている。

発表によると新しいHarGeneratorPluginはインターセプトされたAPIリクエストとレスポンスから自動的にHTTP Archive(HAR)ファイルを生成する。HARファイルは、ネットワーク活動をキャプチャしてシェアするための業界標準として広く認識されている。この追加により、開発者はChrome DevToolsやFiddlerなどのツールで分析可能な再現性あるネットワークトレースをエクスポートできるようになる。

このプラグインはプラットフォーム間で互換性のあるユニバーサルなデバッグフォーマットを提供することにより、開発、QA、サポートチーム間のコラボレーションを簡素化することを目的としている。リリースに記載されているように、この機能は「完全なネットワーク活動ログ」を生成してベンダーロックインなくシェアできることを保証し、トラブルシューティングやパフォーマンス分析をシンプル化する。

(スクリーンショット出典:公式Microsoft 365開発者ブログ

もう1つの重要な追加機能はAI駆動型アプリケーションを構築する開発者向けに設計されたOpenAIUsageDebuggingPluginである。このプラグインはトークン消費、モデル呼び出し、リクエスト統計などの詳細なOpenAI API使用データをCSVファイルに記録する。

レポートされているように、このプラグインは開発者が、アプリケーションがどのように大規模言語モデルを使用しているかをモニターおよび分析できるようにし、非効率的な使用パターンを検出したり、開発やテスト中のコストを管理したりするのに役立つ。チームは「本番環境で高額な問題になる前に」この機能が潜在的な問題を特定するのに役立つと強調している。

このリリースでは特にマルチポートおよびマルチサービスのシナリオにおいて、OpenAPI仕様生成プロセスの改善も導入されている。以前のバージョンでは異なるポートで動作する複数のサービスを含むテストの場合、API仕様ファイルが互いに上書きされることがあった。

アップデートされたOpenApiSpecGeneratorPluginはファイル名にポート情報を含め、サービスコールをインテリジェントに集約する機能を追加し、複雑な統合テスト中にデータロスなしを保証するようになった。この改善はマイクロサービスや動的テスト環境で作業するチームにとって特に重要である。

さらにminimal permissions pluginsには、複数の認証方法を使用するAPIを分析する際に認証スキームを指定するためのサポートを含むようになり、より細かい制御が可能になった。

このアップデートはMinimalPermissionsPlugin、ApiCenterMinimalPermissionsPlugin、MinimalPermissionsGuidancePluginなどいくつかのプラグインを、開発者が使う認証スキームを設定できる新しい構成オプション付きで拡張した。これによりアプリケーションと委任された権限などさまざまな認証コンテキストにわたって、より正確な権限評価が保証される。

Dev Proxy v1.3.0に合わせてDev Proxy Toolkit for Visual Studio Codeバージョン1.8.0にアップデートされた。このツールキットには新しいスキーマに合わせたアップデート済JSONスニペットや、HarGeneratorPluginおよびOpenAIUsageDebuggingPlugin用のスニペットが含まれており、開発者は新しい機能を自らの開発環境に直接統合できる様になった。

このリリースにはAPI活動追跡のためのCSVロギングの改善、一般的なバグ修正、パフォーマンス最適化などのその他の変更も含まれている。

興味のある読者のために、完全なリリースノートとドキュメントが公式Dev ProxyのGitHubリポジトリおよびMicrosoft 365開発者ブログで入手可能である。

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