BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース .NET 11 Preview 1のASP.NET Coreが新Blazor コンポーネント、ナビゲーション改善、WebAssemblyを提供

.NET 11 Preview 1のASP.NET Coreが新Blazor コンポーネント、ナビゲーション改善、WebAssemblyを提供

原文リンク(2026-02-26)

Microsoft は.NET 11のASP.NET Coreの最初のプレビューをリリース、Blazor、OpenAPI、一般的なWeb開発ワークフローに跨る開発者エクスペリエンスの向上を目的としたさまざまな新機能と改善が導入されている。

最も注目すべき機能追加はBlazor用の新しいEnvironmentBoundaryコンポーネントで、開発者がホスティング環境に基づいてコンテンツを条件付きでレンダリングできるようにするものである。このコンポーネントがIncludeおよびExcludeパラメータを受け取り、Blazor ServerとBlazor WebAssembly の両方で一貫して動作することで、前述の通り手動による環境チェックを不要にする。

このリリースではBlazor フォームにもいくつかの改善が加えられている。新しいLabelコンポーネントはメタデータ属性から表示名を自動的に抽出し、アクセシブルなラベルをレンダリングするようになった。ネストされたラベルと入力要素の関連付けパターンと、ネストしない関連付けパターンの両方をサポートする。それと併せて新しいDisplayNameコンポーネントが追加され、MVCの@Html.DisplayNameFor()ヘルパー同様の機能を提供し、ローカライズサポート属性からプロパティ名を簡単に表示できるようにする。

QuickGridコンポーネントにはOnRowClickイベントパラメータが追加され、開発者が行クリック操作を直接処理できるようになった。構成するとグリッドは自動的にポインターカーソルスタイルで表示し、クリックされたアイテムを渡してコールバックを実行する。

さらにBlazor におけるナビゲーションにも改善が加えられている。NavigationManager.NavigateTo()メソッドとNavLinkコンポーネントは、新しいRelativeToCurrentUri パラメータを通じて相対URIナビゲーションをサポートするようになった。これによりアプリケーションのベースURIではなく、特にネストされたフォルダー構造で有用な、カレントページパスを基準としたナビゲーションが可能となる。

さらに前述のとおり、新しいGetUriWithHash()拡張メソッドは、URI にハッシュフラグメントをゼロアロケーションで付与する方法を提供し、新しいBasePathコンポーネントはHTMLでbase href要素を手動で指定する必要をなくす。

WebAssembly側では、Blazor WebAssemblyがブラウザ上でバックグラウンド サービスを実行するためのIHostedServiceをサポートするようになり、Blazor Serverとの機能の同等性が実現された。フレームワークはIConfigurationを通じた環境変数へのアクセスも可能にし、アプリケーション再ビルドすることなく実行時コンフィグレーションできるようになった。WebAssemblyアプリ向けに、コンポーネント固有のメトリクスとトレーシングも追加された。

このリリースに含まれるその他の変更点として、インタラクティブレンダリング用のMathML名前空間のサポート、新しいInvokeVoidAsync()アナライザー、コンポーネントへの依存性注入をカスタマイズするためのIComponentPropertyActivatorインターフェース、インタラクティブ・サーバーコンポーネント向けのSignalR ConfigureConnectionサポート、Blazor スクリプトの統一スタートアップ・オプションフォーマットがある。

また、その他の変更点としてバイナリ ファイル応答に対するOpenAPIスキーマサポート、IOutputCachePolicyProviderインターフェース、Blazor Web App テンプレートのコンテナサポート、WSL環境での開発用証明書の自動信頼がある。

関心のある読者向けに完全なリリース ノートは公式ASP.NET Coreドキュメントで公開されており、プロジェクトロードマップはGitHubで確認できる。

作者について

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

特集コンテンツ一覧

BT