InfoQ

News

コンシューマJavaランタイム環境の詳細

作者 Geoffrey Wiseman, 翻訳者 編集部 投稿日 2007年9月4日 午後11時12分

コミュニティ
Java
トピック
タグ
Java SE,
Java One

2007年5月、Ethan Nicholas氏とDennis Gu氏はJavaOneにおけるコンシューマJREを発表した。JavaOne以来、幾つかの詳細な点がリリースされてきた。コンシューマJREの発表では(再度!)、Ethan Nicholas氏が幾つかのハイライトを概説したが、これらは新しいインストーラ、パフォーマンスの向上、起動時間の短縮、JREのモジュラー化などを含んでいる。彼はまた、これらの機能の殆どが利用可能になるであろう日を予測した。

コンシューマJREはJava6のアップデートリリースとして、2008年の上半期に提供される見込みとなっています。

Chet Haase氏は、引き続き掘り下げたメッセージを投稿し、その多くはこれらの同様なポイントをカバーするものであるが、細部にわたっている。コンシューマJREとは、よりスリムで強靭なJavaなのである。彼は、迅速なリリースのために、コンシューマJREの変更点はAPIに影響を与えない変更であることが重要である、と指摘した。彼は変更点をこれらの要素へグループ化した。クイックスターター、Javaカーネル、ディプロイメントツールキット、インストーラの進化、Windows グラフィックパフォーマンス、Nimbusルック&フィール等。

クイックスターターについて、Chet Haase氏は、コールドスタートアップの時間(リブート後、最初のJavaランタイム環境の起動)は、Javaのスタートアップパフォーマンスの問題であると論じた。

その改善により、スタートアップ時に読まねばならないディスク上のメモリページが、必要となる前に既にロードされていることを確認でき、ディスクキャッシュを有効利用することができるようになるのです。

Javaランタイム環境を持たないコンシューマがJavaアプレットやJavaアプリケーションを最初に使用しようとするとき、Javaカーネルは、それらが必要なJREの割り当て分のみをダウンロードすることしか許さない。そして、JavaアプレットやJava アプリケーションを使って開始し、一方で残りのランタイム環境をバックグラウンドでダウンロードするのである。これはダウンロードサイズの顕著な改善につながるだろう。

未だにJavaカーネルの開発は進んでいるのですが(Ethan Nicholas氏は狂ったようにそれについてクランクをまわしていますが)、中程度のサイズのSwingアプリケーションについては60%を越えるダウンロードサイズの縮小が可能であることが初期の結果として示されています。

ディプロイメントツールキットは更によりパワフルで複数のブラウザやプラットフォームを横断して実行するユビキタスシステムであり、Javaが既にインストールされている場合、開発者が、ユーザーが何を持っていてそれについて何をすべきか、またどのようにアプリケーションを実行すればよいかをより自動的に検出することが可能になる。グラフィックパフォーマンスは、Swing の原型より多くのためのハードウエア促進型のDirectXコールを使って、単純かつ複雑なSwingアプリケーションのためにより良いパフォーマンスをもたらすことにつながるだろう。Nimbusルック&フィールはSwingアプリケーションのためによりモダンなスタイルを提供してくれる。

これらの機能の幾つかは他の機能よりも早く利用可能になるだろう、というEthan Nicholas氏の記述をサポートし、Chet Haase氏は下記のように付け加えている。

我々はこれらの機能を利用可能になり次第、展開するつもりですので、ここで紹介された機能の全てを2008年年初まで待つ必要はありません。例えば、改良されたインストレーション経験はJava SE 6のアップデート2に含まれて出てくるべきであり、Java SE 6のアップデート2は現在、6月後半に設定されています。

Nimbus、コンシューマJRE、Java一般に関するより詳細な情報については、引き続きInfoQの Java コミュニティに注目してほしい。

(原文は2007年5月23日にリリースされました)

ブックマーク
digg+,
reddit+,
del.icio.us+,
dzone+,
Hatena

No comments

返信

ジャンル別一覧

"YUKATA"から始まるコミュニケーション(Agile2008 ライトニングトークより)

私は「浴衣」を着てパーティーに参加したことで、たくさん声を掛けていただけました。 そこで感じたことは、このカンファレンスが人との繋がりを生み出し、また言葉の壁を越えて積極的に交流する場所であることです。民族衣装はそれらを助けてくれるものでした。きっとこの交流が、新たなムーブメントをアジア圏の仲間たちにも与えてくれると確信しています。

ソフトウェアのリーン思考入門

これは、InfoQ Chinaのアジャイル編集者、Jacky Li氏によるリーン思考とリーン思考をどのようにソフトウェア開発に適用するかについての入門です。

Java 6のスレッド最適化は実際に動作しているのか?

2つのパートからなるこの記事では、シングルスレッドベンチマークの助けを借りて、Java 6のスレッドのパフォーマンスに関する疑問に答える試みをしようと思います。

平鍋氏のGordon Pask Award受賞スピーチ

Agile2008において、Gordon Pask Awardの授与式が行われ、その一人として、チェンジビジョンの平鍋氏が受賞しました。本賞は、毎年、アジャイルコミュニティで定評のあるリーダーだけではなく、新たなリーダーになる可能性のある者に贈られるものです。InfoQでは、授与式のスピーチを動画にてお送りします。

Linda Rising氏による「誰を信頼しますか?」

Agile2008の3日目、8/6(水)午前中の、Linda Risingによるセッションです。セッションの冒頭、Linda Risingはとてもゆったりとしたきれいな、わかりやすい英語で話し始めました。

Jean Tabaka氏による「Collaboration Explained--真のアジャイルチームのためのファシリテーションツール」

Jean Tabaka氏の書いた書籍では、会議などのチーム活動において、ファシリテーションの手法とツールについて具体的かつ実践的に説明しています。8/8(金)、Agile2008の最終日の朝のセッションでは、Jean Tabaka氏自身が本の内容をベースとしたセッションを行いました。

Hubert Smits氏による「ゲーム・デザイン・ワークショップ」

Agile2008の4日目となる8/6(木)の8:30から、Hubert Smits氏による「ゲーム・デザイン・ワークショップ」がおこなわれました。ゲームと言っても単なる遊びではなく、「フレームゲーム」と呼ばれる、グループでの情報収集や意志決定、また教育やトレーニングの教材として使えるいろいろなゲームです。

スケーラビリティに関するベストプラクティス:eBayからの教訓

eBayが日々挑んでいる主要なアーキテクチャの勢力は、スケーラビリティです。これはアーキテクチャや設計に関するあらゆる意思決定を特徴づけたり、駆り立てたりします。