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Javaデベロッパ向けの新しいScalaのチュートリアル

Scala(サイト・英語)では2つのチュートリアルをニュースとして掲載した。ひとつはIBMのdeveloperWorkでのTed Neward氏による投稿で、もうひとつはDaniel Spiewak氏による、自身のブログ内での投稿である。

Neward氏によるThe busy Java developer's guide to Scalaシリーズは、ちょうど開始されたところであり、初回分の Functional programming for the object oriented(source)が先週発行された。 Spiewak氏は、 1月初旬にScala for Java Refugeesの連載を開始し、第4部にあたるPattern Matching and Exception Handling(ブログ・英語)が本日発行された。

Scalaは最近マスコミに多く取り上げられてきている(InfoQ の討論(参考記事・英語)の概要を参照)。Newards氏はJavaの衰退の過程について述べたセクションで書き始め、ムーアの法則に関して具体的に述べている。

実際、業界において特に大いに関わっているのは、ムーアの法則である。2002年または2003年以来、マイクロプロセッサにおける高まりつつある傾向は、複数の「コア」でCPUを作成することである。つまり、1つのチップに複数のCPUが存在するということである。これはCPUのスピードが18カ月ごとに倍になるというムーアの法則を回避するものであ る。1つのCPUで標準のラウンドロビンのサイクルを実行するのではなく、同時に2つのCPUでマルチスレッド環境を実行させることは、サバイブする場 合、コードが強固にロックされてスレッドセーフであることを意味する。…コンカレンシーの危機こそが真の問題であり、新しい言語によっては有効な回答が得られるが、あまりにも多くの企業がちょうど10年前にC++からJavaプラットフォームへマイグレートしたことを覚えている。 新たなプラットフォームへ移行することは、リスクが伴うとして多くの企業が真剣に検討しようとは思っていない。 事実、多くがJavaプラットフォームへの(移行の)最後の試みで負った傷から依然として立ち直っていない。

Neward氏によるチュートリアルは機能概念の概要を網羅し、その上でどのようにScalaが それらを提供し結論付けるかを議論している。Spiewak氏の連載については、さらに長期にわたりより詳細に及ぶ。氏は動的言語についてノイズを聞いたことがあるけれども、企業アプリケーションをビルドするための動的型付けについては不安を抱えている、熟練したJavaデベロッパに焦点を当てている。

良い知らせは、トンネルの先には光が見えるということである。デベロッパたちを嵐が襲うような新しい言語が登場した。Scalaは、言語に求められているありとあらゆるものを提供しているようである。 例えばバイトコードにコンパイルされた静的片付け(そうすれば全ての旧式のJava対応サーバで実行可能)や簡潔で表現に富んだ構文などである。…ScalaにJavaアプリケーションを記述することができる。必要なのは適切な導入のみである。

Spiewak氏は、初回の記事では単純なHello Worldの例から始め、繰り返しや内蔵型についても取り上げている。氏の2つ目の記事では、クラス、抽象法およびコンストラクターを含むオブジェクト指向の概念について触れている。氏の3つ目の記事では、アクセス制限、メソッドオーバーロードおよびScalaの静力学のより深い分野まで及び、最新のものはパターンマッチ、ケースステートメントおよび例外処理について述べられている。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/01/scala-tutorials

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