InfoQ

InfoQ

News

マイブックマーク

ブックマークするためにログイン または 会員登録 する

ブックマークされました!

ブックマークがエラーになりました。もう一度お願いします。

Ruby 1.9でのメソッドチェーンのタッピング

作者 Werner Schuster , 翻訳者 編集部 投稿日 2008年2月10日

セクション
デベロップメント,
設計/アーキテクチャ
トピック
プログラミング ,
デバッグ ,
Ruby
タグ
Functional Programming
tapメソッドの考えができてしばらくたつが、Ruby 1.9で標準Rubyライブラリに追加された。tapの背景にある考えについてブログに書いたMenTaLguY氏(source)が、単純なコードを紹介してくれた。
class Object
 def tap
 yield self
  self
 end
end
Ruby 1.9では、tapメソッドObjectで定義されており、デフォルトですべてのオブジェクトで使用可能である。そのメソッドは、Blockを引数として扱いselfで引数として呼び出し、オブジェクトは戻される。 tapメソッドの間接化は、オブジェクトを使用して複雑な方法で何かをするようなものである。これの本当の意味での利点は、目的のオブジェクトが変数に アサインされずに、他のメソッドにパスされると明確になる。メソッドつながっているとき、特にチェーンが長い場合、これは一般的である。
例:tapがなく、一時的に変数が必要な場合(source)
xs = blah.sort.grep( /foo/ )
p xs
# do whatever we had been doing with the original expression
xs.map { |x| x.blah }

tapがある場合、
blah.sort.grep( /foo/ ).tap { |xs| p xs }.map { |x| x.blah } 

以下の例は、tapが有用で、それなしでは目的のオブジェクトをローカルの変数にアサインして使用する必要がある場合で、tapを使用して、つながったメソッド間でハンドオーバーが発生するオブジェクトを適切に検査するBlockを挿入することが可能な場合である。いわゆるFluent Interfaceを公開するAPIのとき、特に有用となる。つまり、メソッドの連鎖を促進するAPIである。Martin FowlerのウェブサイトにあるJavaの例はここを参照(source)
customer.newOrder()
 .with(6, "TAL")
 .with(5, "HPK").skippable()
 .with(3, "LGV")
 .priorityRush();

このコードにバグが見つかった場合、taptapブロックを挿入することで任意の段階(つまり、すべての呼び出し間)でオブジェクトを参照するようにする。これはデバッグツールで有用であるが、たいていメソッドの匿名の戻り値を参照するというサポートには未対応である。

ここで言っておくべきことは、tapは通常オブジェクトを変更せずにある種の副作用をもたらす(Blockの戻り値は無視される)。しかしながら変更可能である限りは、もちろんオブジェクトの修正は可能である。

Rails' ActiveSupportのユーザはすでに、メソッドの戻り(source)の形式で似たようなメソッドに詳しい。

もちろん、tapメソッドはRuby 1.9に限定されているわけではない。RubyのOpen Classesによりそれ以外のバージョンでも可能となっている。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/02/tap-method-ruby19

特集コンテンツ一覧

GAE開発の落とし穴

Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します

イベントレポート:「Coqチュートリアル#1」

去る1月12日、定理証明支援系ツールCoqの初心者向けチュートリアルが開催さ れた(http://kokucheese.com/event/index/23667/)。今後も2月2日 (http://kokucheese.com/event/index/23744/)、2月9日、2月16日と引き続き開 催されていく予定である。本記事では、開催の様子をレポートする。

Javaの未来についてのNeal Gafter氏とのディスカッション

Choosing Options

Neal Gafter氏はOracleによるJava買収の影響に関する議論、Javaにセグメンテッドスタックやメタオブジェクトプロトコルを追加することについての主張、そしてJavaとC#との比較について話をしてくれた。

Google Dartのエッセンス:アプリケーションの構築、スナップショット、Isolate

GoogleはVMをともなう新しい言語であり、JSコンパイラでもあるDartをプレビューした。 InfoQはDartのアプリの構築に貢献する文法の裏側を探った:スナップショット、Isolate、モジュール方式

CSPベースのモデル検査ツール「Process Analysis Toolkit」

本記事ではCSPベースの「マルチドメイン・モデル検査ツール」である、PAT(Process Analysis Toolkit)について紹介する。モデル検査は、形式手法(Formal Method)という方法論を基礎とする技術であり、複雑さが増大しながらも安全性を求められる、現在のソフトウェア開発の状況に対する処方箋の1つとして注目されている手法である。

Jenkinsによる継続的インテグレーションのススメ(4) ~CloudBeesでJenkinsをサービスとして使う~

前回まで、Jenkinsの幾つかの側面に注目して解説をしてきました。シリーズ最後の今回は、Jenkinsをサービスとして使う方法を紹介します。

書籍『抽象によるソフトウェア設計-Alloyではじめる形式手法-』の紹介

Alloyは、MITにて開発された仕様記述言語であり、ツールによる自動解析を使い、インクリメンタルに形式仕様が書けることが特長である。筆者らはAlloy開発者による、Alloyを使った形式手法入門書を翻訳、今夏にオーム社より刊行した。本記事では、Alloyの簡単な概要と、翻訳書『抽象によるソフトウェア設計』(「Alloy本」)を紹介する。

Windows デバイスで開発するタッチユーザーインターフェイス

スマートフォンを中心としたマルチデバイスにおけるタッチユーザーインターフェイスへの対応は、既に必須の項目となりつつある。本記事では、Windows デバイスにおける UX のベースとなっている「メトロ」というデザイン言語を掘り下げながら、既存環境を意識しつつもどのようにタッチユーザーインターフェイス開発に取り組んでいくべきであるかについて解説していく。