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AdobeはFlashの公開性と可用性へと向かっている

AdobeはFlashベースの技術の公開性への動きを続けていた。特に開発者を対象とした動きの中では、主に修正されたのは(source)、ライセンスを供与する際の制限とサードパーティがFlash Playerを配布する際の料金を廃止したことである。この動きは、ベンダロックインの懸念に対処し、特にモバイル機器について、ランタイムの可用性をさらに拡張することを期待している。

ここ数年にわたり、Adobeは開発プラットフォーム(FlexとAIR)を公開するため、いくつもの変更を行ってきた。彼らはFlex SDK(source)のオープンソース化から行動を開始した。そしてごく最近、LiveCycle Data Services製品のコアがBlazeDSプロジェクト(source)としてオープンソース化された。今週の動きは、会社の明確な新構想となった、オープンなFlashのプラットフォームを開発者やコンテンツの作成者が使えるように提供するための次の段階である。

先日「Open Screen Project」(source)が発表された。AdobeのRyan Steward氏は、このプロジェクトの目的について詳しく述べている(source)
Open Screen Projectの目的は、多種多様なデバイスやデスクトップにわたる一貫した実行環境を可能にすることです。プロジェクトの一環として、デバイス向けの Flash PlayerとAdobe AIRの次のメジャーバージョンでは、ライセンス料は廃止されるでしょう。どこにでも配布したりデプロイしたりできるということです。
Open Screen Projectについての発表(source)には、これを達成するためのいくつかの重要な変更点が含まれている。
  • SWFとFLV/F4Vの仕様の利用制限撤廃
  • Adobe Flash Playerを利用するためのデバイス移植レイヤAPIの公開
  • 堅牢なデータサービスのためのAdobe Flash CastプロトコルとAMFプロトコルの公開
  • ライセンス料の撤廃-デバイス向けのAdobe Flash PlayerとAdobe AIRの次期メジャーリリースは無料
AdobeのMike Potter氏は、こうした変更から予期されるモバイル機器の空間への影響について詳しく述べている(source)
デバイスにFlash PlayerやAdobe AIRを配布する際のライセンス料の撤廃によって、モバイルの開発には弾みがつくでしょう。携帯電話機のメーカーは、Flash Playerを機器にインストールするためにAdobeに料金を払う必要がなくなります。Adobeは、これによって10億台の電話機にモバイル版Flash(現在はFlashLite)が搭載されることを期待しています(source)
Flash Playerの可用性を増大させるというAdobeの期待に加え、オープンウェブにおけるFlashに関する懸念を抑えようという動きも期待されている。Arstechnica.comのRyan Paul氏は、これが達成されていると考えている(source)
Open Screenのイニシアチブは、オープンウェブとFlashのエコシステムにとって成功と呼べるものです。これによりサードパーティの開発者たちは権利を与えられ、エンドユーザはもちろんコンテンツのディストリビュータには、より広範囲の選択肢がもたらされます。そして、リッチなウェブコンテンツの空間で競争相手が増えていくことは、すべての人に利益をもたらす公開性の進展を押し進め続けていきそうです。

AdobeのCTO、Kevin Lynch氏は、この動きが開発者に与えるメリットについて詳しく述べている(source)。なお、FlashランタイムのFlex開発については、いつでもInfoQ.comでもっと知ることができる(source)

原文はこちらです:   http://www.infoq.com/news/2008/05/flash-open-screen-project

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