InfoQ

InfoQ

News

マイブックマーク

ブックマークするためにログイン または 会員登録 する

ブックマークされました!

ブックマークがエラーになりました。もう一度お願いします。

なぜ従来のテスト自動化ツールはアジャイルを抑えつけるのか

作者 Mike Bria , 翻訳者 大田 緑 - (株)チェンジビジョン 投稿日 2008年5月15日

セクション
プロセス/プラクティス,
デベロップメント,
設計/アーキテクチャ
トピック
Agile ,
ソフトウェアテスト ,
アジャイル技術
タグ
Fit/Fitnesse ,
TDD ,
テスト
最近、次世代機能テストツール(参考記事・英語)の方向性について大きな興奮(参考記事・英語)が広がっている。あぁ、多くのアジャイル組織が、今もなお従来の記録および再生する自動テストツールを動かそうと苦心している。「test Obsessed (テストに夢中)(source)」で知られるElisabeth Hendrickson氏(source)はなぜそのようなことをやめるべきか(source)述べている。

Hendrickson氏は、次のようなインデックスカード方式でうまくメッセージを要約する。
従来の記録および再生するヘビーウェイトで商業用のテスト自動化ソリューションは、なぜアジャイルではないのでしょうか
3つの理由があります
  1. そのようなツールを使って行うテストラストのワークフローは、アジャイルチームにとってはまったくの間違いです。
  2. そのようなツールで作成されたメンテナンスできないスクリプトは、変更が難しくなります。
  3. 専門のツールを使うにはテスト自動化の専門家が必要となり、そのため孤立した作業が増えます。
記録および再生するツールを使うテストラストのやり方はアジャイルであってもなくても、どのようなプロジェクトでも成功するチャンスは少ない。そう述べた後、Hendrickson氏は、なぜこれがアジャイルプロジェクトで特に不利になるのかを明らかにする。アジャイルプロジェクトでは、テストラストのワークフローに少なくとも次のような問題がある。

  • 無駄: 手動と自動の両方の回帰テストで情報が重複します。実は他のところでも重複します。しかし今のところ、手動テストと自動テストの重複にのみ注目しましょう。
  • フィードバック待ち: このワークフローの大量のテストは手動です。そのため、与えられた変更の影響を発見するのに数日から数週間かかります。4週間の作業の場合、回帰テストの結果を3,4週間待つというのはとにかくうまくいかないのです。
さらに、テストラストのツールは受け入れテスト駆動開発(ATDD)(source)をサポートできません。アジャイルチームは、テストファーストの方法を使って、すぐテスト自動化に取り組み始めるようにサポートするツールが必要です。

Hendrickson氏は、テストがどのように記録および再生するツールの基礎となるかを説明する。そこには、必然的にビジネスレベルの期待とUIのコードに特有の詳細な実装がスパゲティのように入り組んで含まれている。そのため、アジャイルプロジェクトの反応の良さがメンテナンスの悪夢へと変化することになる。簡潔に言えば、
アジャイルチームは、詳細な実装からテストの本質を切り離すツールが必要です。そのように分離することは、良い設計の顕著な特徴であり、保守性を高めることになります。

第3に、コストがかかり正当なコーディングが必要となるため、標準的な記録および再生のツールを使うには、ほとんどの組織で「テスト自動化の専門家」の専用グループが必要になる。それは、自動化テストの番人となる。Hendrickson氏は、これが効果的なアジャイルで要求されるコラボレーションにどのように不利に働くか主張する。

アジャイルチームは、テスト自動化のスーパーヒーローを作り出すことによってではなく、自分だけの作業を分割して有効性と効率性を高めます。つまりテスト自動化の取り組みによって協力することになるのです。仕事の関係者、アナリスト、ブラックボックステスターなどは、Fitテーブルのように自動化可能な形式で表現したテストを導入します。一方で、プログラマはテストを実装につなげるコードを書きます。
Hendrickson氏はアジャイルチームがテスト自動化ツールから何が必要かについて有意義な議論で締めくくる。
アジャイルチームは次のようなテスト自動化ツール/フレームワークが必要です
  • テストファーストの方法を使って、直ちにテスト自動化に取り組み始めるようサポートする。
  • 詳細な実装からテストの本質を分離する。
  • テスト自動化のコードを利用してよいプログラミングをするようサポート、促進する。
  • 本物のIDEで実際の言語を使ってテスト自動化のコードを書くようサポートする。
  • 協力を促進する。
Fit(サイト・英語)やFitNesse(サイト・英語)、その他関連するツールは、まさにこのように機能します。
Elisebeth Hendrickson氏の見識と経験をもっと知るために、彼女のブログの投稿(source)をのぞいてみよう。また、アジャイルのテスト(サイト・英語)についてもっと専門的なアドバイスはBrian Marrick氏のブログ(source)を参考にしよう。


原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/05/testobsessed-agile-auto-testing

特集コンテンツ一覧

GAE開発の落とし穴

Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します

イベントレポート:「Coqチュートリアル#1」

去る1月12日、定理証明支援系ツールCoqの初心者向けチュートリアルが開催さ れた(http://kokucheese.com/event/index/23667/)。今後も2月2日 (http://kokucheese.com/event/index/23744/)、2月9日、2月16日と引き続き開 催されていく予定である。本記事では、開催の様子をレポートする。

Javaの未来についてのNeal Gafter氏とのディスカッション

Choosing Options

Neal Gafter氏はOracleによるJava買収の影響に関する議論、Javaにセグメンテッドスタックやメタオブジェクトプロトコルを追加することについての主張、そしてJavaとC#との比較について話をしてくれた。

Google Dartのエッセンス:アプリケーションの構築、スナップショット、Isolate

GoogleはVMをともなう新しい言語であり、JSコンパイラでもあるDartをプレビューした。 InfoQはDartのアプリの構築に貢献する文法の裏側を探った:スナップショット、Isolate、モジュール方式

CSPベースのモデル検査ツール「Process Analysis Toolkit」

本記事ではCSPベースの「マルチドメイン・モデル検査ツール」である、PAT(Process Analysis Toolkit)について紹介する。モデル検査は、形式手法(Formal Method)という方法論を基礎とする技術であり、複雑さが増大しながらも安全性を求められる、現在のソフトウェア開発の状況に対する処方箋の1つとして注目されている手法である。

Jenkinsによる継続的インテグレーションのススメ(4) ~CloudBeesでJenkinsをサービスとして使う~

前回まで、Jenkinsの幾つかの側面に注目して解説をしてきました。シリーズ最後の今回は、Jenkinsをサービスとして使う方法を紹介します。

書籍『抽象によるソフトウェア設計-Alloyではじめる形式手法-』の紹介

Alloyは、MITにて開発された仕様記述言語であり、ツールによる自動解析を使い、インクリメンタルに形式仕様が書けることが特長である。筆者らはAlloy開発者による、Alloyを使った形式手法入門書を翻訳、今夏にオーム社より刊行した。本記事では、Alloyの簡単な概要と、翻訳書『抽象によるソフトウェア設計』(「Alloy本」)を紹介する。

Windows デバイスで開発するタッチユーザーインターフェイス

スマートフォンを中心としたマルチデバイスにおけるタッチユーザーインターフェイスへの対応は、既に必須の項目となりつつある。本記事では、Windows デバイスにおける UX のベースとなっている「メトロ」というデザイン言語を掘り下げながら、既存環境を意識しつつもどのようにタッチユーザーインターフェイス開発に取り組んでいくべきであるかについて解説していく。