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コードの共同所有に弱点はあるか?

作者 Mark Levison , 翻訳者 木下 史彦 - (株)永和システムマネジメント 投稿日 2008年5月24日

セクション
プロセス/プラクティス
トピック
Agile ,
コラボレーション
タグ
トラブルシューティング ,
コーチング&メンタリング

多くのアジャイルコミュニティでは、ここ数年、コードの共同所有を実践してきた。そうしているうちに、いくつかの欠点が見つかった。

Martin Fowler氏(source) (多くの本の著者でありThoughtWorks社チーフ・サイエンティストを務める) によると、コードの共同所有 (CCO) (source)コードの個人所有についてのいかなる考えも放棄するという。その代わりに、チーム全員がコードを所有する。そして、誰でも変更を加えることができる。一般的にあげられるメリット(source)としては「トラックナンバー」の増加、作業負荷の平準化 (ボトルネックの最小化)、目玉の数を増やすことがある。さらにWard Cunningham氏(source) (Wikiの発明者でありAboutUs社のCTOを務める) はCCOが開発作業に対して強く誇りを持つようになる(source)と言っている。なぜなら、APIの裏にコードが隠蔽されているのではなく、常にチーム全員に開示されているからだ。

これらメリットに対して、Larry O'Brien氏(source) (『Software Development』誌と『Computer Language』誌の元編集者) はCCOには重大な欠点があると言う。それは管理側から「悪いプログラマ」 (source)の存在を隠してしまうことだ。Larry氏の主張のポイントは2つある。:

  • 「悪いプログラマはぐずぐずしている良くないプログラマのことである(source)。彼らは盛んにチームの足を引っ張る。」
  • CCOでは、良いプログラマが「これはひどい」というコードを見つけてはリファクタリングするので、悪いプログラマの存在を隠してしまう。マネージャは悪いプログラマがチームのお荷物になっていることを知らない。 

Brad Appleton氏(source) (Motorola社 Global Telecom Solutions部門の主席ソフトウェアエンジニア) はCCOが「誰も所有していない」、責任を投げ出された状態に成り下がる事例をたくさん見てきた。代わりに、彼は「コードの管理責任」(source) (Martin Fowler氏はこれを「弱いコードの所有」(source)と呼んでいる) を提案する。

コードの管理責任者は、モジュールやクラスによって具現化される一連の知識の保護者でありメンターです。コードの管理責任者の仕事は同じコードが同時に編集されるのを防ぐことではありません。彼らの仕事は (概念的・構造的両方の意味で) コードの完全性と一貫性を保証することです。そして、他のメンバーに知識やコードに関する専門的な技術を広く知らせることです。

したがって、「誰も所有していない」という無秩序な状態を (規律もしくはコードの管理責任者を通じて) 防ぎ、盛んにチームの足を引っ張る悪いプログラマに気をつけておけば、コードの共同所有は上手くいく。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/05/weaknesses_collective_code

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