InfoQ

InfoQ

News

マイブックマーク

ブックマークするためにログイン または 会員登録 する

ブックマークされました!

ブックマークがエラーになりました。もう一度お願いします。

Ralio社、JBoss.orgに加わる

作者 Charles Humble , 翻訳者 James Neoman 投稿日 2008年6月23日

セクション
エンタープライズ・アーキテクチャ,
運用/インフラ,
プロセス/プラクティス,
設計/アーキテクチャ,
デベロップメント
トピック
Java ,
Websphere ,
言語 ,
プログラミング ,
IBM ,
アプリケーションサーバ ,
Agile in the Enterprise ,
Adobe ,
ColdFusion ,
Agile ,
アナウンス ,
Open Source Project Releases
ColdFusionマークアップ言語(CFML)は、Adobe社のColdFusionに使われているダイナミックなスクリプト言語である。HTMLマーク・アップと特定のタグを混在させることでビルトイン機能を呼び出す点が、JSPと似ている。Ralio社製品を(サイト・英語)使って実装されたColdFusionの代替は数多く存在する。いずれも、CFMLを、JEEサーブレット・コンテナで実行できるようにJavaバイトコードにコンパイルする。

Ralio社は、今年のScotch on the Rocksカンファレンスで、自社製品がRed HatのJBoss.orgの一部になると発表した(サイト・英語)。年内にリリース予定のバージョン3.1からプロフェッショナル・バージョンは、オープンソースになりGNUのLesser General Public License(LGPL2)の下に配布されることになる。

いくつかのRalio社コンポーネント、PDFジェネレータ(cfdocument)やビデオ再生(cfvideo)のようなコンポーネントは、サードパーティからライセンスを受けているので、オープンソースにはならない。従って、既述のプロフェッショナル・バージョンと追加の機能を含むクローズなエンタープライズ・バージョンという二つのバージョンのRalio社製品が存在することになる。それでも、現在のエンジンとタグ・ライブラリの大部分は、公開されることになる。Sacha Laboureyが自身のブログ・ポスト(source)にその発表のことを記載している。

はっきりさせるために書きますが、Ralio社は、中途半端なバージョンをオープンソースにするわけではありません。そうではなく、Ralio社は、サードパーティからライセンスを受けているいくつかのコンポーネント、例えば、PDFジェネレータやオンライン管理コンソールなど、オープンソース化できないコンポーネントを除く完全なコードベースをオープンソース化しようとしています。

JBossコミュニティは、コア機能の拡張に貢献しようとしており、現在は、HibernateとJBossクラスタ・キャッシュをCFMLに直接統合する方法を探っている。Ralio社製品は、JBoss AS(Application Server)の将来のバージョンと一緒に配布されることになる。

Ralio社CEOのGert Franzによれば、「JBossは、Javaプラットホームの周りにできたオープンソースエコシステムの推進力になって来たし、企業向けのオープ・ソースJavaミドルウェアを合法化することについても同じだった。我々はJBoss.orgをコミュニティ・パートナーとすることが、企業市場でのCFMLの採用と使用を劇的に増やすと思っている。」とのことです。

CFMLはAdobe Systems社によって厳しく管理されているので、Ralio社がこのことを発表する前にAdobe社と話し合いを持ったのは、さして驚くに足らない。Adobe社からの公的な反応も非常にポジティブだった。ColdFusion担当Adobe社チーフ・エヴァンジェリストであるAdam Lehmanは、自身のブログで(source)次のように語っている。

JBossと組むことで、CFMLをJavaコミュニティでの露出度が格段に増えることになるでしょう。加えて、企業向け市場の主要なプレーヤであるRedHat社でもCFMLが主流プログラミング言語と認められています。JBoss開発者がJSPの世界から少し抜け出してCFMLを使うようになるのを止めるようなものは何もありません。
Adobe社の別の上級テクニカル・エバンジェリストであるBen Fortaは、ColdFusionコミュニティではかなり有名だが、同じように前向きの評価をした(source)


JBossとRalio社の関係が、ColdFusionの売上に影響を与えられるでしょうか?もちろん、そうです。それなら、どうして私が、Ralio社の新しい発表について心配しないかわかりますか?なぜ、この発表が、実のところ非常にポジティブな方向であると考えているかわかりますか?それは、他の関係と違って、この関係が心底からコミュニティへの重要な関心を示しているからです。Ralio社もJBossもColdFusionアプリケーションを古いとは考えていないし、自分たちのビジネスモデルが、ColdFusion開発者をJavaや.NETに変えることだけだとは考えていません。むしろ、両組織はCFMLとColdFusionコミュニティに価値を見だしており、それを強化して、より広いJavaコミュニティに広めたいと考えています。それは、この関係が、まさに現実的に、ColdFusionとCFMLに対する認識をかなり上げ、ColdFusionの評判と可視性を上げるだけではなく、コミュニティを拡大し、配備数を増やすことさえできるだろうことを意味しています。そして、これが現実になるなら、ColdFusionとその顧客、ユーザーを含む全コミュニティが利益を得ることになります。

数多くのサードパーティColdFusionツールベンダも、Ralio社製品がオープンソースになることをサポートすると発表した。そういったサードパーティのなかでも、Intergral社は、自社製品であるFusionReactor監視製品は、すでにRalio社をサポートしており、FusionDebug for Ralio 3.1でもそれに取り組んでいると発表した。

Ralio社はオープンソース化された三番目のCFMLエンジン代替製品である。先行するOpenBD(source)とThe Smith Projectは(source)両方とも発表を終えている。しかし、LPGLを選択したことで、たとえ製品がクローズドソースであっても、開発者がRalio社のエンジンを自身の製品に取り込むことができるようになったことと、Adobe社のポジティブな反応によって、この発表は特に興味深いものとなった。


原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/railo_jboss

社名間違えてますよ by Mitsuishi Yutaka 投稿者
  1. トップへ戻る

    社名間違えてますよ

    by Mitsuishi Yutaka

    「Ralio」じゃなくて「Railo」です。

特集コンテンツ一覧

GAE開発の落とし穴

Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します

イベントレポート:「Coqチュートリアル#1」

去る1月12日、定理証明支援系ツールCoqの初心者向けチュートリアルが開催さ れた(http://kokucheese.com/event/index/23667/)。今後も2月2日 (http://kokucheese.com/event/index/23744/)、2月9日、2月16日と引き続き開 催されていく予定である。本記事では、開催の様子をレポートする。

Javaの未来についてのNeal Gafter氏とのディスカッション

Choosing Options

Neal Gafter氏はOracleによるJava買収の影響に関する議論、Javaにセグメンテッドスタックやメタオブジェクトプロトコルを追加することについての主張、そしてJavaとC#との比較について話をしてくれた。

Google Dartのエッセンス:アプリケーションの構築、スナップショット、Isolate

GoogleはVMをともなう新しい言語であり、JSコンパイラでもあるDartをプレビューした。 InfoQはDartのアプリの構築に貢献する文法の裏側を探った:スナップショット、Isolate、モジュール方式

CSPベースのモデル検査ツール「Process Analysis Toolkit」

本記事ではCSPベースの「マルチドメイン・モデル検査ツール」である、PAT(Process Analysis Toolkit)について紹介する。モデル検査は、形式手法(Formal Method)という方法論を基礎とする技術であり、複雑さが増大しながらも安全性を求められる、現在のソフトウェア開発の状況に対する処方箋の1つとして注目されている手法である。

Jenkinsによる継続的インテグレーションのススメ(4) ~CloudBeesでJenkinsをサービスとして使う~

前回まで、Jenkinsの幾つかの側面に注目して解説をしてきました。シリーズ最後の今回は、Jenkinsをサービスとして使う方法を紹介します。

書籍『抽象によるソフトウェア設計-Alloyではじめる形式手法-』の紹介

Alloyは、MITにて開発された仕様記述言語であり、ツールによる自動解析を使い、インクリメンタルに形式仕様が書けることが特長である。筆者らはAlloy開発者による、Alloyを使った形式手法入門書を翻訳、今夏にオーム社より刊行した。本記事では、Alloyの簡単な概要と、翻訳書『抽象によるソフトウェア設計』(「Alloy本」)を紹介する。

Windows デバイスで開発するタッチユーザーインターフェイス

スマートフォンを中心としたマルチデバイスにおけるタッチユーザーインターフェイスへの対応は、既に必須の項目となりつつある。本記事では、Windows デバイスにおける UX のベースとなっている「メトロ」というデザイン言語を掘り下げながら、既存環境を意識しつつもどのようにタッチユーザーインターフェイス開発に取り組んでいくべきであるかについて解説していく。