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クラウドコンピューティングを定義する

作者 Steven Robbins , 翻訳者 編集部 投稿日 2008年6月4日 午前6時32分

コミュニティ
SOA,
Architecture
トピック
Hype,
仮想化,
グリッドコンピューティング,
SaaS,
クラウドコンピューティング,
デプロイ/データセンター
タグ
インタビュー,
Patterns and Practices
「クラウドコンピューティング」という用語は、大企業におけるエンタープライズアーキテクチャーホワイトボードセッション向けのWeb 2.0のコンファレンスから始動デベロッパのラップトップに至るまで、あらゆる場面で見受けられる。ここで、尋ねられている重要な質問は「クラウドコン ピューティングとは何か?」である。

テクノロジーやコンピュータ関連分野の多くがそうであるように、この質問に対する答えは、ひとびとが質問をするほどに異なる。Rod Boothby氏が、Web 2.0 Expoで幾人かにインタビュー(source)をし、それぞれの答えを載せたビデオを製作(source)した。GoogleのOpenSocialの エバンジェリストであるKevin Marks氏は、パケット中心のネットワーククラウドの抽象概念からドキュメント中心のWorld Wide Webクラウド、そして対話を中心としたコンピューティングクラウドへの発展を説明した。それぞれの場面において、クラウドはユーザが認識や気に留める必 要がなかったような環境の抽象概念の一部を提供した。CNET NEWSの編集長であるDan Farber氏(source)は、現在クラウドはデータやアプリケーションの保管場所であり、デベロッパや同様にユーザに対するアクセシビリティにおいて「電気のよう」 になるように移行していくと語った。クラウドコンピューティングに関するその他の意見は、提供内容、たとえば使いやすさ、デプロイのしやすさ、操作のしや すさなどから、そうではないこと、たとえばインストール済みのソフトウェアや具体的なプラットフォームにまで及んだ。

Linda Tucci氏はクラウドコンピューティングを説明する例えとして、RAIDを使用した(source)。Tucci氏は、クラウドコンピューティングの価格構成要素を例えを使って強調した。
1977年、初めてIBMによってこの革命的なコンセプトの特許が申請されたとき、価格ではなくその性能に焦点が集まった。それから10年後、数々の消費 者等級の「クラップディスク」がスタンドアロンディスクよりも驚くほど低価格で、優れた信頼性と性能を提供することができた。実際、かなり低価格であるがゆえに部品が故障したら、その多数は「裏口に押し出され」処分された。
David Young氏は「クラウドコンピュータのスペック」(source)というものを紹介した。その中でPlatform as a Service (PaaS)を構成する9つの特性を一覧にしている。Young氏による特性は以下のとおりである。
  1. Virtualization Layer Network Stability(仮想化層のネットワークの安定性がある)
  2. API for Creation, Deletion, Cloning of Instances(インスタンスの作成、削除、コピーに関するAPIがある)
  3. Application Layer Interoperability(アプリケーション層の相互運用性がある)
  4. State Layer Interoperability(ステートの相互運用性がある)
  5. Application Services(アプリケーションサービス)
  6. Automatic Scale(スケールアップの自動化)
  7. Hardware Load Balancing(ハードウェアによるロードバランシング)
  8. Storage as a Service(サービスとしてのストレージを持つ)
  9. Root access, If Required(要求されれば、ルートアクセスが可能)
クラウドコンピューティングではないことを議論することで、クラウドコンピューティングを定義することを攻撃しているものがいる。

James Governor氏は、そのようなひとびとの考えを抜き出して、クラウドコンピューティングではないと見分ける(source)「上位15の」方法の一覧にした。 Governor氏が指摘した、クラウドコンピューティングはマシンにソフトウェアのインストールが不要であり、特定のOSを必要としないことは、「グ リッドコンピューティング」と同類ではなく、複数のハードウェアを購入する必要がない。またTony McCune氏は、クラウドコンピューティングの除外基準をリスト(source)にした。そのリストは、仮想化を使用し単純なWebポータルやMicrosoftの Meshを除外している。以下の基準に従って、McCune氏はクラウドコンピューティングテクノロジーの候補リストを挙げた。
1. ポータルWeb - デプロイ可能なウィジェット、ポーレット、Adobe Air、Google GearsまたはJavaアプレットにビルドされるその他のエレメント。これらのコンピューティングエレメントは、特定のコンピューティング機能に役立つ ように意図され、基盤を成すインフラストラクチャーに気を揉まずに、複数のプラットフォーム間でデプロイすることができる。

2. オートノミック仮想化クラウド - Amazon Web Services、 Microsoft SSDS(実際に起こる場合)またはコンピューティングまたはWeb接続からのユーティリティーコンピューティングを提供するオンデマンド構成内のストレージ。

3.
バーチャルアプリケーションサーバ - Google Apps Engineは、クラウドコンピューティングのこれからの方向性を示す良い一例である。制限APIがあるPythonへGoogleを実装することは、エ ンタープライズ顧客を惹きつけないだろうが、確かに「クラウドで動作している最初のアプリケーションサーバ」を提供する。この点でGoogleが異彩を放 つのは、単純さである。比較的経験の少ないプログラマが、使用しているサービスの基本となる実装を気にすることなく、迅速に作業アプリケーションを開発す ることができる。

Joe McKendrick氏は、クラウドコンピューティングパラダイムに対する批判を表面化させた(source)McKendrick氏は、 国際的な政治の境界線(たとえばイギリスの捜査権限規制法や中国の「ファイアウォール」)が真のクラウドコンピューティングを抑止している状況についてNick Carr氏の言及内容を指摘した。

Boothby氏はその質問に対して集めた答えを以下のように仕上げた。「より重要な質問はクラウドコンピューティングが何か?、ということではなく、何をビルドするのか?」ということである。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/05/what-is-cloud-computing

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