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アジャイルチームで投票によって誰かを島から追放する

作者 Vikas Hazrati, 翻訳者 沼田 暁子 投稿日 2008年7月7日 午後9時45分

コミュニティ
Agile
トピック
Agile in the Enterprise,
チームワーク,
コラボレーション
タグ
Self-organizing Team,
対人コミュニケーション

アジャイルチームは自己組織化されていてエネルギーがみなぎっていると知られている。彼らは高い仲間意識を示し、その結果、かなりの生産性と効率性がもたらされる。しかし、時々、アジャイルチームの誰かがうまく溶け込めず、チーム全体の速度を落とすことがあるかもしれない。アジャイルコミュニティの何人かのメンバが「投票で誰かを島から追放する」シナリオについて議論している。

Joshua Hoover氏(リンク)は自身のブログ(リンク)で、投票で誰かを島から追放するという考えは、アジャイルチームのメンバみんなの記憶に焼きついているはずだ、と述べている。彼は、アジャイルチームは自己管理であるため、チームのメンバには上手く合わないと思う誰かを投票で追放する十分な権利がある、とつけ加えている。心に留めておかなければならない唯一のことは、全員に同じルールを適用するということである。したがって、決定は念入りになされなければならない。Joshua氏の意見では、

ポイントは、自己管理チームのメンバには、誰がチームのメンバになるか(ならないか)について口を出す権利があるということです。彼(または彼女)の問題にその人とともに取り組んだ後で、チームから生産性の低い人を外すことは、チームにとって健全なことです。もし改善されなければ、島...ではなくて... チームからチームのメンバを投票で追放することを考える時期でしょう。

上記の投稿に対する返信(リンク)の中でRichard Baldwin氏は、もしチームのメンバが価値よりも重い負担をもたらしているのならば、負担を負う意味が無いとつけ加えている。彼によれば、多くのアジャイルチームでは、役割を果たしていないチームのメンバに対して、チームのメンバ達はプロとして問題に対処するよりは黙っている。これによって事態は難しくなり、チームの生産性は低下する。

同じような議論がスクラム開発のグループでも行われており(リンク)、Brent Barton氏は次のように述べている(リンク)

私達は、以前は「投票で追放する」というやり方を行っていました。これは、採用/解雇のイベントではありませんでした。なぜなら、チームとの「適正」の問題であることもあったからです。他のチームで素晴らしい成果をあげているメンバもいました。こうしたイベントが多すぎると、明白な理由で解雇へとつながります。

Brent 氏の意見では、投票による追放は理にかなったやり方で行うことが重要である。あるチームでは、バランスのとれた会話や問題解決能力について考えることなくこれを行ったが、それらもまた重要なものである。またあるチームでは、このコンセプトにあまり重きを置かなかったため、チームのメンバは権限を与えられたと感じなかった。

同じ議論の中で、James S. Fosdick氏は、もしあるチームから投票で追放されたら、その人を他のチームに配置して相性を見るべきである、とつけ加えている(リンク)。これは、その人が特定のチームに合わなかった場合への備えとなるだろう。しかし、最終的には、もしチームがチームの特定のメンバと一緒に働きたいと思わない場合は、投票による追放は自己組織化の原則の基本であり、尊重されなければならない。

Implementing Scrum(リンク)も同じような意見があり、Michael Vizdos氏(リンク)はチームのメンバを投票で追放する理由や方法について、彼の見解を共有している。彼は次のように述べている。

この人物は仕事が苦手でチームにいることに関心がないか、あるいは単に不満を述べたり、どんなことにでも苦情を訴えたりするようなタイプで、話を聞いてもらうのが好きなのです。チームは[優れた]力となりえます。この人と1対1でコーチングを行うと、チームは-デイリースタンドアップミーティング、ユーザストーリやタスクの作業、あるいはその他の技術を通して-たいてい、その人がプラスになることができる他の場所をその組織内で見つけることができます。

Michael氏は、このことを別の角度からも見ようとしており、自主的選択の概念について話している。この原則は、個々人がもつ、アジャイルは自分に向いていないという結論を下せるくらいに成長する能力に関する話である。 Micheal氏の意見では、もしチームでは働けないと確信したら、すぐに彼をチームから遠ざけるかわりに、そのチームのメンバに反復の終了まではチームにとどまることを約束してもらう。こうすることによってスプリントの中断を避け、同時にコーチは問題を解決するためにその人物に1対1で働きかけることができ、その人が与えられた環境の中で働けるか否かを見極めることができる。

アジャイルコミュニティのメンバは、誰かを投票で追放することは自己組織化の原則の基本であるということで意見が一致している。決定は念入りになされる必要があり、チームは別の選択肢も試してみたいと思うだろうが、最終的にはチームの決定は尊重されなければならない。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/voting-someone-off-island

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