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VBのイテレーター

近ごろVisual BasicのPaul Vick氏が、まだ名前の付けられていないバージョンにイテレーターを追加する提案を発表した。C#のyield return文と同一のユースケースに対処することを意味している一方で、その提案は機能がないプログラマの計画のように見える。

C#のイテレーターは連続(リンク)の形式であり、Schemeのような言語で有名な滅多に使用されることのない技法である。ソースを見ると、値が返される度にまるで機能が割り込まれるかのように見える。そして、次に値が要求されると、機能は中断したところから再開する。内部状態マシンで機能をクラスに変化させることで、実行される。クラスを逆コンパイルすることにより、これをうまくやってのけるために必要ないくらか広範囲な簿記を示している。

Visual Basicのイテレーター(リンク)は、匿名機能のようである。通常IEnumerable機能は、「Return Iterator」ブロックで始まる。それは、VBの新たな匿名、マルチライン機能構文の特別なケースである。このブロックから、Return and Return Eachを呼び出す場合がある。

匿名イテレーター内のReturnステートメントは、C#の yield returnのように機能する。「yield」のキーワードは不要である。コンテキストで暗黙に示されているからである。

Return Eachステートメントはコレクションを効果的に「アンラップ」し、値を一度に返す。

VBの構文には、C#バージョンに対し強みがある。別の機能で匿名機能として実装されるので、イテレーターを作成する前に、準備的な確認や計算をする場合 がある。1つのメソッドに複数のイテレーターが実装されているのを発見しても、問題ない。戻された特定1つが実行時に決定されている。

また、カスタムイテレーターが機能の範囲内で作成され、使用されているのを見越すこともできる。これは、任意のデータ構造をLINQクエリー表記を通じて操作可能なものに変換する際に、特に便利である。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/08/VB-Iterators

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