トップスポーツチームの監督に教わる秘訣
この論文では、氏が発見した原則を要約し、その原則をいかにしてソフトウェア開発に応用するかを説明します。
作者 Amr Elssamadisy, 翻訳者 近藤 修平 - (株)永和システムマネジメント 投稿日 2008年8月9日 午前12時10分
Declan Whelan氏は示唆に富むブログ(リンク)を書いている。その記事では、Mishkin Berteig氏(PDF)から学んだという思想に言及し、成功するアジャイルチームには(暗黙の)原則として、「誠実さ」があるという。基本的な考え方はこうだ。
... アジャイル手法は、チームメンバーが事実を語り、誠実に行動することを前提にしています。これは卓見だと思います。というのも、多くのアジャイリストは、TDDやリファクタリングよりも、チームやリーダーシップの問題に注目しているからです。
誠実さ? 本当にそうだろうか? 多くの人にとってはすんなりと受け入れられるものではないだろう。そこで、Declan氏が卑近な例として挙げてくれた、彼が誠実でなかったときの話をしよう。
この話は、かつて金融系のアプリケーションを開発していた時のことです。私が良い設計方法だと思うやり方で実装をすすめました。しかし、それがちゃんと動作するようにするためには一筋縄ではいかなかったのです。私はまるで過ちを犯したかのように見られたくありませんでした。そこで、他の人達からは全て順調であるかのように見せ、その実、死にものぐるいで働いて全てちゃんと動作するようにしていました。私はプライドゆえに自分のやり方を推し進めてしまい、さらに、技術的な失敗をごまかすために嘘をついてしまっていたのです。
残念ながら、多くの開発者達にとってこれは決して珍しい話ではなく、プライドから自分のやり方に固執してしまうことがある。Berteig氏は、アジャイルチームというのは、そのような行為が実を結ばない場所だと言っている。
私は最近アジャイルチームにおいては、どのような短い期間であろうともそのような振る舞いを見逃してはいけない、ということを明確にすべきであると考えるようになりました。コードの共同所有、朝会、タスクとストーリーのトラッキング、持続可能なペースなどのプラクティスなどがありますが、これらを全てを使うことで、プロセス全体を通して見通しがよくなります。Mishkin氏の言っている、アジャイル手法が誠実な発言と行動をする人を前提にしているという点について同意します。
だが、アジャイルチームは本当にこの手の問題から免れることができるのだろうか? Declan氏は、必ずしもそうである必要はないと言っている。
所詮私たち人間は素直な生き物ではないのだから、じっくりとこの問題を考えてもらえるように、いくつかの質問を投げかけておきたいと思います。
- ふりかえりで正直に疑問と懸念を表明していますか?
- 他のチームメンバーについて何か頭を悩ませている場合に、直接的で、しかし礼儀正しい手段で行動することができますか?
- 誰か他の人が、あなたの考えているものよりも良い発想や設計を提示したときに、問題なくそれを認めることができますか?
- 自分が過ちを犯したときに、それを受け入れることができますか?
- 陰口で言っているのと同じ事ことを、面と向かったときに言えますか?
この価値は核心として語られるようになってきている。価値なくしてTDD、イテレーション、完了状態の共有という個別のプラクティスはあまり意味がないのだ。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/07/truthfulness-agile-value
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