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Volta:再コンパイルによる分散アプリケーションの開発

作者 Jean-Jacques Dubray , 翻訳者 編集部 投稿日 2008年9月9日

セクション
運用/インフラ,
デベロップメント,
設計/アーキテクチャ
トピック
.NET ,
言語 ,
クラウドコンピューティング ,
Architecture ,
JavaScript
タグ
GWT ,
AJAX

Microsoft LiveLabsのDragos Manolescu氏、Brian Beckman氏およびBenjamin Livshits氏は、およそ1年前のStrategic Architecture Forum 2007で発表された新たなテクノロジー(参考記事)であるVoltaに関する記事を発表した(PDF)。Voltaは、アーキテクチャのリファクタリングを可能にする(リンク)。それは、ちょうど10年前に誕生したコードリファクタリングツールのようなものである。Voltaについては、以下のように要約されている。

 

順次、非分散アプリケーションを迅速かつ簡単に構築することを目的とした、コンテンポラリープログラミング言語およびツールの一式である。

分散アプリケーションを記述するために、プログラマは層にまたがるコミュニケーション、データマーシャル、同期およびセキュリティの多様な低位ライブラリ について学び、使用しなければならない。ライブラリの唯一の目的は、順次実行されるアプリケーションロジックの分散実行をサポートすることである。

ほとんどのツールやテクノロジーが、コードの1行を記述する前に事前パーティションをおこなうことを要求するが、Voltaは、RunAtAsyncなどの宣言アノテーションによって指示され、定型文面コードを挿入し、非分散実行ファイルを論理的に一致し、同期した分散アプリケーションに変換する。

Voltaは、Just-in-Timeコンパイラがネイティブコードを生成する前に、機能的な振る舞いを保存するCIL (.Net Common Intermediate Language)レベルでの変換を適用することで動作する。著者は、このアプローチの利点を以下のように考えている。

  • コンパイラは言語に依存しない。
  • コンパイラは、コンパイラの分析や最適化に干渉しない。
  • 言語仕様が変わったときVoltaは変更する必要がない。CIL仕様が変わったときのみ、変更する必要がある。
  • Voltaは、「ネットウォークをまたがるすべての呼び出しが非同期である必要がある」といった多くの分散設計のベストプラクティスをサポートする。
  • Voltaは、コードが記述される言語間でのmany-to-manyマッピングおよびコードが実行するランタイムを提供する。

VoltaはGoogleのGWTに対するMicrosoftの対応である(参考記事)と推測されている。記事内で、著者は迅速に以下の点を指摘している。

AjaxスタイルのWebベースアプリケーションは、最も有名な分散アプリケーションの1つである。

またコードレベルで実行するという理由から、many-to-manyマッピングはGWTでは実行することができない。VoltaはCIL-to-JavaScript変換を提供する。

それは、スレッドやコルーチンのようなJavaScriptではネイティブにサポートされない、高度な制御フロー構造をシミュレートする。

またVoltaは、エンドツーエンドのインスツルメンテーションおよび分割の効果の理解に役立つプロファイリング機能を提供する。

実装されたコードは、完全なアプリケーショントレースを収集することができ、待ち時間やスループットの統計を計算可能にし、アプリケーション診断を実行可能にする。

著者は、以下のようにVoltaを結論付けている。

クラウドを取り扱うために、.NETプログラミング言語およびツールの範囲を拡大する。

近い将来、構造、細粒の層分割および層のマイグレーションによるセキュリティに取り組んでいく予定である。

大変興味深いことであるが、著者はAjaxスタイルWebベースのアプリケーションおよび層の分割でVoltaの使用方法に関してのみ詳述している。まも なく、Voltaを適用しサービスや複合サービスのリファクタリングを支援するService Oriented Architectureで「サービスの対話」を実装すると期待することができる。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/09/volta-recompiling

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