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James Shore氏「アジャイルの衰退と凋落」

作者 Chris Sims , 翻訳者 近藤 修平 - (株)永和システムマネジメント 投稿日 2008年11月28日

セクション
プロセス/プラクティス
トピック
Agile ,
Agileの採用
タグ
Scrum ,
プロセス採用 ,
批判

James Shore氏(リンク)はアジャイルは衰退していくと断じている(リンク)。多くのチームが、長期間にわたって高品質なソフトウェアを生産するために必要とされる技術的なプラクティスを適用することなく、「スプリント」と朝会だけ行っていることを例に挙げている。彼の推測によると、こういった行いが、幾千ものスクラムチームが行っているアジャイルを不充分なものにしており、彼らは遠からず失敗するのは疑いの余地がなく、ともするとアジャイルの機運もそれとともに衰えていく、というものだ。

James氏は責任の大半はスクラムと、その誤用にあるとしている。スクラムとエクストリームプログラミング(XP)を比較し、スクラムでは、XPが盛り込んでいる技術的なプラクティスを、故意に除外していることを指摘している。スクラムは、ペアプログラミングやテスト駆動開発、継続的インテグレーション、テストの自動化といったトピックスについては沈黙を守っている。チームはこういったプラクティスが無いままに、巨大で、バグが出やすく、メンテナンスされていないコードベースを素早くビルドする羽目にならないとも限らない。このことがチームの肩に載せられた重荷になってしまう場合は、アジャイルチームならそうあるべきだが、変化に対して素早く対応することで防ぐしかない。

James氏は、すべてスクラムのせい、ということにはならないし、各々のチームは自分達のチームの成功や失敗について責任を取らなければならないとも考えている。多くのチームでは、スプリントや朝会のような、表面的で簡単なスクラムの一部を好んで採用する一方、反映し続け、改善し続けるといった重要だが困難なプラクティスはないがしろにされている。この過程を経ていくことで、イテレーション毎にリリース可能なソフトウェアを納品するために必要な、技術的なプラクティスをチームが採用し、特定できる力をつけていく。嘆かわしい事に、多くのチームはこの手順を取り損ねている。

幾人かの評論家は、問題はスクラム自身にあるわけではなく、その使い方が不充分なだけだ、という言い方をしている。例えば、Dustin Whitney氏は「私にいわせればそれは決して消えることのない月並みな批判です。凡庸な開発者とプロジェクトマネージャが起こした失敗を、スクラムのせいにするのは公平であると思えません。」と言っている。

James氏は、理由の如何によらず、こういった失敗によって、アジャイルは一時的な流行だったというレッテルが貼られ、アジャイルが廃れていくことに繋がるのではないかという見解を述べている。

残念なことだが、多くの自称アジャイルプロジェクトは失敗するでしょう。今まさにそうなりつつあります。そして最終的には、その責めはアジャイルが負うことになるのでしょうね。時が経てばどんな流行もいつかそうなるものです。

Simon Kirk氏はこの意見について楽観的に反応している。

現在「アジャイル」という名のもとで行われているものは、実際にはほど遠いものだという前提に反論するわけではありません。一方、この局面は避けられないもので、広範囲にアジャイルが適用される(もちろん適切な方法でアジャイルを実行していることを意味している)ようになるためには必然的なものであると、そう信じています。

アジャイルはただの流行だろうか?多くのチームが効果的に適用するには難しすぎるのだろうか?もしくは広範囲なアジャイルの適用に成功する過程で発生する産みの苦しみのようなものなのだろうか?コメントを残して、意見を交換して欲しい。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/11/decline-of-agile

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