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SOA整備状況の評価:展望

独立したエンタープライズアーキテクトであり、SOAコンサルタントであるDavid Conway氏が、組織でのSOAの整備状況について、自身の見解(リンク)を示している。 構成可能なサービスを共有し、再利用する結果、TCOを削減するためのエージェントとしてSOAを描いている。

組織がSOAを必要とする理由を理解すれば「SOAは手近にある問題を解決する場合のみ有効となるソリューションの一形態である」と述べている。そこで 「準備ができている」ことの(次の)ステップは、解決しようとしている問題を明確に理解すること、そしてSOAを使用して解決したい問題のクラスの例を提 示する。

  • 顧客満足度を上げるために、新たなユーザグループに対してリリースしたいレガシーシステムに本当に便利なデータがある。
  • 継続的に複数のシステムに同じ情報を再入力するので、管理プロセスは手動であり、能率的でなく、費用がかかる。
  • 既存のシステムを新たなサプライヤーシステムと通信させるのが、実に難しいと判明した。
  • 絶え間なく成長しているユーザコミュニティを満たすように、ビジネスシステムがスケールできない。

SOAは複数の組織間での共有を強調するという点において特異であるので、考え方、通信方法、提供方法、サポート方法、および管理方法を変更するよう組織に申し立てることを警告している。準備万端にするために、すべての組織が意識しておく必要がある課題を概説している。

  • コミュニケーションチャネル 情報の共有を促進するために、組織は公式および非公式のコミュニケーションチャネルに投資する必要がある。
  • ガバナンス ある程度の制御なしに、ビジネス規模の連携を達成しないので、SOAは最初にガバナンス機能を必要とする。
  • 企業間の予算共有情報および処理は、1つのイニシアチブには複数の部門が関わることを意味する。部門ベースで予算を割り当てる予算のアプローチは、最適化ソリューションを提供するために必要な協力レベルの助長に四苦八苦する場合がある。

以上のような組織的な課題の他に、組織がSOAで前進する準備ができているかを評価するために、われわれが知っておく必要があることを一覧にしている。

SOAは、スキルのあるアナリストを必要とする - SOAはビジネスプロセスのリエンジニアリングを可能にする。アナリストは、ビジネス要求の収集に長けている必要がある。そうすればプロセスを分析し、冗長を除去することができる。

SOAは、知識のある技術スタッフを必要とする - デベロッパおよびデザイナはメッセージングスタンダードおよびパターン、XMLテクノロジー、SOAプラットフォームおよびツールに堪能である必要があ る。ソリューションに役立つSOAの強みや制限についても理解しなければならない。

サービスの構築には費用がかかる - 費用を、例えばサービスの配置、ディスカバーのためのサービスレジストリ、セキュリティなどの前もっての費用(プログラム の存続期間中、負担され、適切なツールの選択により、これらを削減することができる)とテストに関連する運営費(サービスのテスト、クライアントアプリ ケーションのテスト、およびサービスのメンテナンスが含まれる)に分類している。

ベンダーロックインの管理 - プラットフォームやツールの選択時、すべてのエンタープライズISにおいてベンダーロックインは必至である。 最善の戦略は、自分のプロフィールにもっともよく適合するベンダーを選び、可能であれば人気のある業界標準を採用し、アップグレード方法やその時期に通じ ているようにする。

果たして、自身の組織はSOAの準備ができているだろうか?オリジナルの記事(リンク)を忘れずに読むようにしたい。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/01/evaluating-soa-readiness

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