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WSO2の新OSGiベースSOAプラットフォームについて、Fremantle氏とWeerawarana氏が語る

Open Source SOAソフトウェアベンダーWSO2は、Apache Software FoundationのWebサービスプロジェクトの推進要因である。近ごろWSO2 Carbon(リンク)と呼ばれる「業界初の完全に部品化されたサービス指向アーキテクチャ(SOA)フレームワーク」を発表した。このプラットフォームのリリース は、WSO2のレジストリ、ESBおよびWebサービスアプリケーションサーバ(WSAS)の新リリースの他、WSO2 Business Process Server (BPS)と呼ばれるビジネスプロセス自動化の新製品に付随して起こる。InfoQは、このリリースの重要性について、WSO2の創設者であるPaul Fremantle氏およびSanjiva Weerawarana氏に話を聞いた。

最初に、ユーザが実際にCarbonから得られるメリットについて質問を投げかけた。Paul Fremantle氏は、2つの重大な利点があると主張した。1つは、デベロッパがそれぞれのアーキテクチャに、適切な位置に適切なコンポーネントを選択することができることである。2つ目は、使いやすさ、さまざまなCarbonベースの製品間において導入やスキルが移動可能であることである。

Java Serviceでのセキュリティの構成方法を学んだら、Business Processを追加することができ、既にプロセスのためのセキュリティの構成方法を知っています。全システムで同一のコンソール、同一のコードそして同 一のUIが共有されるためです。さらに良いのは、ちょうど新しいプラグインを既存のEclipseワークベンチに追加するように、再インストールする必要なしに、新たなコンポーネントを追加することができます。

また、業界用語の準拠は別として、WSO2がOSGiを選択した理由を尋ねた。Paul氏は、OSGiのメリットがそれらを切り替えさせる前に、実際に独自のコンポーネントモデルの試作品の製造を開始した、と答えた。

まず、OSGiはバージョン管理、ライフサイクル、サービスレジストリなど、厄介な問題を多数解決しました。次に、OSGiをベースにしているということは、多くの既存システム、ユーティリティおよびバンドルを再利用することができるということです。最後に、おそらくもっとも重要かもしれないのは、 Carbonに同梱されているコンポーネントと一緒に、幅広い種類のコンポーネントをデベロッパが使用することができることを意味します。

WSO2はSOAコンポーネントプラットフォームを作成するためのコンポーネントモデルとしてOSGiを最初に使用すると、Sanjiva Weerawarana氏は主張している。

それは、ちょうどEclipseがツーリングで果たす役目のようなものです。内蔵コンポーネントや他のコンポーネント向けの接続するフレームワークを備えたプラットフォームです。たとえば、独自の世界にすべてのCarbonべースの製品をOEMして、組み込んでいて、フレームワークを彼ら独自の OSGiコンポーネントで拡張しているカスタマーとしての、非常に大きなソフトウェア企業があります。そこでIBM WebSphereはOSGiについて話していたかもしれませんが、WebSphere Application Serverを購入できません。ESBやワークフロー機能をそれに「追加」するだけです。われわれの製品で、おこなうことができます。

WSO2はまた、ビジネスプロセスサーバオファリングの第一版をリリースした。競合製品との違いについて聞かれると、Paul氏はバージョン1では、機能ticklistと張り合うように設計されていないことを認めた。

使用しやすく、デプロイが単純で管理可能なように設計されています。BPSの最大のメリットは、他のCarbonから継承する一連の共用コンポーネントで す。それは、完全なセキュリティ管理(SAML-tokenサポート、署名および暗号化を含む)、プロセスをテストするためのインスタントTryIt機能、ロギングおよびトレーシング、キャッシングおよびスロットル、そして当然Registry、Data Services、Mediationloggingなどの他のCarbon機能を共同配置する機能です。

Sanjiva氏は、自身の見解ではBPELは、(複合)サービスを記述するための手段であり、そういうものとして違った位置づけであると付け足した。

たとえばIntalio(リンク)やActiveVOS(リンク)とは違い、BPELを世界の中心としては扱いません。サービス実行のランタイムとしてそれをとらえることで、 セキュリティ管理、高信頼性メッセージング、スロットル、キャッシングなどのサービス実行に対するすべてのサポートインフラを継承しました。 

クラスタリングを適切に動作させるためには、まだやるべき作業があることを、氏は渋々認めた。WSO2プラットフォームがWebサービスのみにフォーカスしているという見方について尋ねると、Paul氏は必ずしもそうではないと強く否定した。

難しい設定などは一切なしで、われわれはメール、ファイル、JMS、FTP、FIX、TCPおよびHTTPトランスポートをサポートします。COBOLレコード、CSVファイルさらにはJSONまでのレガシーフォーマットを処理するためのメディエーターがあります。CORBA接続性をサポートし、優秀な データベースアクセスを実現しています。CICSおよびMainframeサービスにアクセスしたり、Hessianバイナリサービスを使用しているカス タマーがいます。

ドキュメンテーションおよび製品概要をざっと見てみると、WSO2に関する話はとても納得がいく。SOAプロジェクトでそれを使用すると、どうなるのかを調べてみるのも面白い。

WSO2の新製品についての詳細(ダウンロードオプションを含む)は、Webサイト(リンク)で参照できる。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/02/wso2-carbon

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