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雲の影からSunが姿を見せ始める

作者 Abel Avram , 翻訳者 金森 諭 投稿日 2009年3月24日

セクション
運用/インフラ,
設計/アーキテクチャ
トピック
クラウドコンピューティング ,
Architecture
タグ
OpenSolaris ,
Sun Microsystems ,
Java EE ,
MySQL

Sun がクラウド市場に参入する。その武器となるのがSun Open Cloud Platform(OCP)で、それにはOCPが対応するオープンソースソフトウェア全ての仮想マシンイメージが含まれる。Sunのクラウドのバックには Java、MySQL、OpenSolaris、OpenStorageといったテクノロジがある。

Sun は既に参入しているベンダと差別化を図るために、オープンで相互運用性のあるプラットフォームを用いようとしている。それにより既存のプロプライエタリなシステムを代替して「ロックイン(独占や束縛の意)」問題をどうにかしようというのだ。OCPは市場の状況を「世界レベルのオープンソース技術の中でも最良のものを活用し、・・・Java、MySQL、OpenSolaris、そしてOpen Storageも一緒に利用する」ことで変えるだろう。Sunがターゲットにしようとしているのは現在オープンソース技術を利用している顧客やディベロッパで、OCPのCloud API (リンク)をKenai(リンク)プロジェクトの一部としてクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でオープンにしようともしている。この動きは企業がSunのパブリックなクラウドを使ったり、独自のプライベートクラウドを構築することを後押しするのを意図した物だ。

OCPは顧客自身の仮想データセンタ(VDC)を作り、それを管理できるようにもする。アプリケーションに必要な計算力、ストレージ、ネットワーキングのリソースを確保するのにはドラッグアンドドロップができるウェブインターフェースを備えている。VDCは2009年1月に買収したQ-layer社の技術によるものだ。

Sunはまず今夏にSun Cloud Storage ServiceとSun Cloud Compute Serviceの2つのサービスの提供を開始する。他のサービスはそれ以降に計画されている。Storage ServiceではWebDAVプロトコルとAmazonのS3 API互換のAPIが使われる。Compute ServiceはVDCを利用して運用され、どんなOS(Windows、Linux、そしてもちろんOpenSolaris)でもクラウドに搭載することができる。このOSの仮想化にはSun独自の仮想化技術が使われる。これらのサービスに早く触れてみたいユーザに対してSunはアーリーアクセス版(リンク)を公開している。

InfoWorldによるとクラウドの本体はラスベガス(リンク)に置かれるという。

Sunのクラウドは、Las VegasにあるSwitch Communications社のSuperNAP(リンク)(SuperNAP)データセンターでSunブレードサーバにより稼働されることになります。x86ブレードとSPARCブレードの両方が使え、データセンタでのOSとしては OpenSolarisが使われます。ユーザはOpenSolarisの仮想マシン上でどのOSでも使うことができます。

Sunが現在提供しているNetwork.comは引き続きサポートされる。

Sunは引き続きNetwork.comグリッドコンピューティングの顧客をサポートすると言っています。今回新たに発表されたSun Cloudはディベロッパ、スタートアップ企業、学生をターゲットにしているのに対して、Network.comは高パフォーマンスおよび研究向けに設計されたものです。Sunは今後Network.comの新しい顧客獲得はおこなわないとのことです。

Sun の発表ではパートナーシップについても言及されていて、クラウドアプリケーションのプロバイダとしてCloud Foundry、RightScale、Zmandaといったパートナが挙げられている。このことによってSunはオープンソースへのコミットメントを強化すると同時に、Sunが繰り返し唱える「ネットワークこそがコンピュータ!」をより確かなものにする。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/Sun-Cloud

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