Agile Japan 2009
2009年4月22日、東京千代田区にある放送会館で「アジャイルジャパン2009」が開催されました。本イベントは「ソフトウェア開発の次世代リーダーをつくる」ことを合い言葉に、200人以上の参加者を集めてスタートしました。
作者 Boris Lublinsky , 翻訳者 能仁 信亮 投稿日 2009年9月7日 午後3時10分
Joe McKendrick氏は、"Challenges and Opportunities in SOA and Cloud: Lessons Learned"というセッションの議事録を公開した。このセッションには、Phil Wainewright氏や、David Bressler氏、Ed Horst氏、Joe McKendrick氏が出席した。
セッションは、Phil Wainewright氏が投げかけた質問から始まった。
皆さんはクラウドをどのように定義していおり、SOAとの違いがもしがあるのであれば、主な違いはなんだと考えていますか。
Joe McKendrick氏は次のように語った。
... ここ数年で、これらのコンセプトが一つに集約、あるいは一緒に扱われることが、これほどまでに多くなったことは驚くべきことです。私はSOAとクラウドを個別に話をしましょう。SOAは10年前から存在し、多くの会社が既に取り組んでいます。そして今、この注目はクラウドに移ってきています。これら2つを区別するのに良い方法は、次のようなものだと私は考えます。SOAはアークテクチャです。SOAは下層のアーキテクチャで、開発や、メンテナンス、ガバナンス、提供したサービスのオーケストレーションなどの方法なのです。そしてクラウドは技術です。この技術によってサービスは組織を超えて配備されます。しかし、もはやこれらの2つは切っても切れないところまできていると私は考えます。
Phil Wainewright氏は次のように質問を続けた。
クラウドはある種のWeb指向な方法で実装された単なるSOAだ、というほど話は単純なものなのでしょうか。.. つまり私がこう言ったのは、クラウドはオープン環境で誰が関係しているのかわからないからです。サービスレベルに関して行わなければいけないことはたくさんあるし、契約を結ばなければなりません...そしてセキュリティの要求を定義するといったこと。コントロール下におかれた企業内の環境では気にしなくてもよかったことを行わなければならないのです。企業内の環境はコントロールされ、何が起きているかわかっているので今までは気にしなくてよかったのですが。... SOAとクラウドでは多くの共通点があると考えます。クラウドは、SOAにより可能となった多くのことを行っています。したがってクラウドはSOAの経験から学ぶことができると考えられます。では、SOAが私たちに教えてくれたことはなんでしょうか。クラウドを実装するときに、同じ失敗を繰り返さないための、SOAから得られる教訓とは何なのでしょうか。
この質問に答えるために、Ed Horst氏は3つの主要なSOAの教訓について述べた。
...手頃な規模で、終了時に日常の業務にインパクトがある特定のプロジェクトから始めます... 日常的に使われるものを取り上げるのがいいでしょう。他には ... クラウドでまだ何もしていない段階から、すべてをクラウドで行うといった海を沸騰させるようなアーキテクチャの導入方式は避けるべきでしょう。...しかし最初のプロジェクトが最終的な方向性と無関係に実施することができるといっているわけではありません。その組み合わせなのです。私が見てきた中でもっとも成功した戦略の一つは、全体アーキテクチャや2年後、3年後、4年後、あるいは5年後に達成したい点を伴った広い視野を持ちつつ、ある種の実質的な現実感を持って最初のプロジェクトを行うというものです。そして...早めに、かつ頻繁にシステムを管理し、システムにガバナンスをきかせていくのです。通常、最初の方にやってしまったことを後悔するのではなく、やらなかったことを後悔することの方が多いのです。
Phil Wainewright氏の意見は、Web指向アークテクチャは、SOAとクラウド・コンピューティングを統合することができるというものだ。彼は次のように続けた。
...Web指向アーキテクチャの特徴の一つは、 RESTインターフェースです。RESTインターフェースはSOAPがそうであったような複雑性をもたない単純なインターフェースです。そしてそれはクラウド環境でも必要な特徴であり、通常よりさらにその特徴をもつ傾向があるので、これが共通項なのではないでしょうか。
Ed Horst氏の意見は、RESTもSOAPも相互作用の方式によって適材適所で使えるというものだ。
トランザクションが重要であったり、保護される必要があったり、業務上クリティカルであったりした場合には、SOAPインターフェースが用いられることが多いでしょう。しかし、問合せや更新やビジネス上のインパクトがそれほど大きくない軽い処理には、RESTインターフェースが使われています...RESTがトランザクション処理で利用できないといっているわけではありません。トランザクションであったりセキュリティ要素であったり、整形されたメッセージなどの必要なものを加えるとRESTがSOAPと変わらなくなってしまうのです。
今日、クラウドはITの新しいバズワードであり、SOAは徐々に人気を失っているようだ。少なくともアナリストの中にはそのように考える人がいる。結果として、SOAの欠点や困難さを全てクラウドが解決、改善してくれると広く考えられるようになった。実際にはJoe氏が話したように、SOAは適切なアーキテクチャであり、クラウドは基盤である。皆が知っているように、優れた基盤でも、お粗末なアーキテクチャを救うことはできない。銀の弾丸に頼ることはやめて、適切なサービス・アーキテクチャという基本に集中しよう。
2009年4月22日、東京千代田区にある放送会館で「アジャイルジャパン2009」が開催されました。本イベントは「ソフトウェア開発の次世代リーダーをつくる」ことを合い言葉に、200人以上の参加者を集めてスタートしました。
今週(2009年6月1日)AdobeはFlex 4の正式な初ベータ版をリリースしました。Flex 4はGumboというコードネームで開発されています。今回のリリースには大きな変更が多数含まれています。このRIAフレームワークの最新バージョンにおいて変更された事柄についての概要を以下のリストで見ていきましょう。
ビジネス領域の深い理解を反映したドメインモデルを設計するための、ヴィジョンとアプローチです。この本は、Eric Evans氏の「Domain Driven Design」の主要点を短く読みやすく要約しました。
この記事ではJavaプログラマがなぜFlexとBlazeDSを学ぶべきなのかについて13の理由を述べています。なぜ高度にインタラクティブなWeb サイトからJavaで開発されたバックエンドをもつエンタープライズ・アプリケーションまでを含む、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)の開発にFlexとBlazeDSの組み合わせが最適な選択肢となるのかについて述べています。
Mary Poppendieck氏、Ron Jeffries氏、Jeff Patton氏、David West氏、Steve Freeman氏、Jason Yip氏が、バックログに関する彼らの意見とアジャイルチームを成功させるために必要な事を語った。
この記事ではAlex Devine氏が、Java開発者がPerf4Jをどのように利用できるかと、タイミングステートメントにコードを追加し、ロギング、結果の解析とモニタリングを行うオープンソースツールセットの説明をします。
この記事では低レベルのサービス・レイヤやリポジトリ・レイヤを肥大化させることなく、フェッチング・ストラテジによってモジュール化された方法でバックエンドにあるシステムからデータを取得する処理を最適化する方法について説明します。
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