GAE開発の落とし穴
Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します
ブックマークされました!
ブックマークがエラーになりました。もう一度お願いします。
作者 Dilip Krishnan , 翻訳者 竹中 翔 - (株)ポータルアイランド 投稿日 2009年9月11日
Amazon.comでのインフラと分散システムエンジニアリングの責任者である、技術担当副社長のTom Killalea氏はACM queueへスケーラブルなWebサービスの構築についての記事を寄稿した。記事では多くの実例を通じてスケーラブルなWebサービスの構築のための原則の概要を述べており、核となるテーマは“必要なものだけを構築する”というものだ。
注意すべきこと:早期の最適化
スケーラビリティの最適化に時間とリソースを費やすよりも、使いやすさの改良やトラフィックの制御に費やすべきです。
採用すべきこと:他の人たちの仕事
Tom氏はフレームワークやインフラに対する他の人々の仕事についての学習は、製品化までの時間を短縮し、顧客価値の提供にフォーカスする助けになると説明している。
SOA(サービス指向アーキテクチャ)が好まれる傾向、クラウドコンピューティングインフラストラクチャサービスの出現、ASP.NETやDjango、Rails、SpringといったWebアプリケーションフレームワークの利用という3つの重要な進歩が、大規模で動的なWebサービス構築の障壁を低くすることに貢献しています。
注意すべきこと:過度の最適化
Tom氏はNicholas Nassim Taleb氏の大きな影響を与えるがほとんど起こりそうもなく予測不可能な出来事について言及し、可用性を増加させるための戦略として冗長性を使うことを提案している。フェイルオーバーメカニズムに反対して負荷分散の手段として冗長性を提供するというアイディアは、統計的にあまり起こりそうにない出来事のための過度な最適化よりも費用対効果に優れている。
採用すべきこと:クラウド
Tom氏はAmazon.com EC2インフラでホストされているソーシャルWebアプリケーションAnimotoが突然の要求に対応し、3500インスタンスにまでスケールアウトできたという例を挙げている。クラウドインフラでなければメンテナンスに多量のコストを招くだろう。
注意すべきこと:目標駆動最適化
期待されるトラフィックをモデリングし、目標にあった非常に緻密なスケーラビリティプランを立てることは危険を伴います。よいモデルを作るのは難しく、可変性を考慮しないおめでたい仮定に悩まされます。[…] もしあなたのWebサービスが成功すれば、最終的に目標モデルが提案するよりも需要が多いことがわかるでしょう。—ブラックマンデーやスーパーボールサンデーとは違うかもしれないですが、おそらく予期していた時間よりも短い間に。
採用すべきこと:翼のもぎ取り
Tom氏はこのように言っている。“最初にどこが壊れるか、なぜ壊れるかを分析するのではなく、我々は与えられたアプリケーションやサービスがどうやって破壊や欠落なしで進歩させられるかを探し、それから次の限界点を決定するための再テストをします。”
Tom氏は次のように記事を結論付けた。“スケーラブルなWebサービスを構築する上で最も困難なのは、障害や極端な同時アクセスパターンがある中での永続性、信頼性、パフォーマンス、費用対効果のトレードオフに対処する方法です。”
Tom氏の記事の他にも、2008年10月号にはスケーラブルサービス構築についての優れた記事が掲載されている。
【豆蔵】大好評のため、Jenkins講座を追加開催致します!Jenkins作者の川口氏が講師です。
世界の先進エンジニアが集結 - QCon TOKYO 2012 早期割引実施中!
Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します
去る1月12日、定理証明支援系ツールCoqの初心者向けチュートリアルが開催さ れた(http://kokucheese.com/event/index/23667/)。今後も2月2日 (http://kokucheese.com/event/index/23744/)、2月9日、2月16日と引き続き開 催されていく予定である。本記事では、開催の様子をレポートする。
Neal Gafter氏はOracleによるJava買収の影響に関する議論、Javaにセグメンテッドスタックやメタオブジェクトプロトコルを追加することについての主張、そしてJavaとC#との比較について話をしてくれた。
GoogleはVMをともなう新しい言語であり、JSコンパイラでもあるDartをプレビューした。 InfoQはDartのアプリの構築に貢献する文法の裏側を探った:スナップショット、Isolate、モジュール方式
本記事ではCSPベースの「マルチドメイン・モデル検査ツール」である、PAT(Process Analysis Toolkit)について紹介する。モデル検査は、形式手法(Formal Method)という方法論を基礎とする技術であり、複雑さが増大しながらも安全性を求められる、現在のソフトウェア開発の状況に対する処方箋の1つとして注目されている手法である。
前回まで、Jenkinsの幾つかの側面に注目して解説をしてきました。シリーズ最後の今回は、Jenkinsをサービスとして使う方法を紹介します。
Alloyは、MITにて開発された仕様記述言語であり、ツールによる自動解析を使い、インクリメンタルに形式仕様が書けることが特長である。筆者らはAlloy開発者による、Alloyを使った形式手法入門書を翻訳、今夏にオーム社より刊行した。本記事では、Alloyの簡単な概要と、翻訳書『抽象によるソフトウェア設計』(「Alloy本」)を紹介する。
スマートフォンを中心としたマルチデバイスにおけるタッチユーザーインターフェイスへの対応は、既に必須の項目となりつつある。本記事では、Windows デバイスにおける UX のベースとなっている「メトロ」というデザイン言語を掘り下げながら、既存環境を意識しつつもどのようにタッチユーザーインターフェイス開発に取り組んでいくべきであるかについて解説していく。
No comments
スレッド表示 返信