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Mark Reinhold氏、Javaのクロージャについて語る

作者 Charles Humble , 翻訳者 川本 史生 投稿日 2009年12月1日

セクション
デベロップメント,
設計/アーキテクチャ
トピック
言語 ,
言語設計 ,
Java
タグ
言語特性 ,
Closures

原文(投稿日:2009/11/25)へのリンク

SunがクロージャをJavaに追加するというDevoxxにおける突然の公表に続いて、Mark Reinhold氏は決定に至る経緯をブログで公開した。

原則的にJavaのクロージャが用いられる事例は並列プログラミングである、とReinhold氏は論じる。Javadで並列配列(parallel arrays)のようなツールを用いるには画一的なコードがあまりに多くなってしまうが、クロージャを用いるとこの決まりきったコードを取り除くことができる。彼はさらに続けて

ここ数年の間に、Javaにクロージャを加える三つの重大な提案が提出されました。BGGA、CICE、FCM というこれらの提案は広範な複雑性と表現力をカバーします。これらを全て学んだうえでの私の見解は、それそれ良いアイデアを持っているのですが、"実用的なプログラマの言語"に完全にふさわしいものはありませんでした。

原則的な並列プログラミングの事例をサポートするには、実際は二つの重要な機能が必要なだけなのです:

  • 文法そのもの。クロージャを記述します。さらに、
  • 関数型。クロージャが型体系でファーストクラスの扱いをうけられるようにします。

クロージャを言語とプラットフォームの他の部分に溶け込ませるためには、二つの追加機能が必要です:

  • クロージャ・コンバージョン。単一メソッドのインタフェースや抽象クラスのオブジェクトが必要なところで、適当な型のクロージャが使えるようにします。さらに、
  • エクステンション・メソッド。クロージャ指向の多データメソッドが既存のライブラリ、特にCollections Framework、に互換性を維持しながら組み込めるようにします。

Javaはその進化の遅さを批判されるときもある。大げさな(例えばC++が最後に更新をしてからJavaは主要な更新を4回行っている)議論がある一方で、Javaにおける言語の実験を促すものは、言語に直接影響を与えないのであれば前向きに捉えられる。 以前の記事において、これを可能にするための三つの代案としてDSL、Java 6 のアノテーションプロセッサ、そして言語からIDEにシンタックスシュガーを与える規定の場所を移すことを検討した。結果それぞれの技術は便利だが、どれもクロージャを使えるようにするには限界があることがわかった。 Sunの選んだ方法は、JavaSEでこの機能を標準化するかを決める前にJDK7プロジェクト自体を実験に使うものである。 Reinhold氏が述べているように:

以上にまとめたように、Sunは単純なクロージャ機能の設計と実装をはじめるでしょう。これはJDK7に追加され、広く実験されることになります。順調に行けば言語変更JSRを提出するようになり、そしてこれは来るべき Java SE 7 JSR の一部として提案されるでしょう。

Sunは"詳しい情報に基づく意見はもちろん、先のクロージャについての議論に参加した全ての人の声" が聞きたくてしょうがない。たたき台はまもなく提出されると期待される。

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