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Chrome 4がHTML 5 Web SQL Database APIをサポート

作者 Abel Avram , 翻訳者 南 伸二 投稿日 2010年2月25日

セクション
運用/インフラ,
デベロップメント,
設計/アーキテクチャ
トピック
データアクセス ,
Architecture
タグ
データベース ,
Internet Explorer ,
Firefox

原文(投稿日:2010/02/18)へのリンク

GoogleはHTML 5のWeb SQL Database APIのサポートを発表した。おそらく他のブラウザベンダーもすぐに追いかけるか、すでにこのAPIのサポートを開始していることだろう。その一方、この仕様に関係するすべての実装者がその基本のデータベースとしてSQLiteを利用することを選択している一方、複数の独立した実装が標準化には不可欠である、という理由から、仕様の完成が阻まれている。

HTML 5の一部として、W3CはWeb SQL Database APIのドラフトに関する作業を続けている。これはSQLを使ったデータのストアおよびアクセスをカバーする仕様である。その文書に記載されたSQ言語の方言はSQLite 3.6.19のものである。このAPIを使えばWebページが組み込み型クライアントデータベースとやりとりするコードを含めることができ、ローカルにデータをストアしたいアプリケーションやオフラインブラウジングのために有用である。

Googleは自社のブラウザ、Chrome 4の最新製品バージョンにおいてSQLiteベースのWeb SQL Databaseのサポートをしたと発表した。このことは、Googleが同じくSQLiteをベースとしたDatabase APIをGearsに持っていることを考えれれば、標準化に向かう動きである。Gears APIを通じて、構造化されたデータストレージがIE、Firefox、Safariを含むすべての主要なブラウザに対して提供されていた。しかし、GoogleはGearsの開発をやめてしまった

Firefox 3は組み込みのSQLiteデータベースを持っていて、主にブックマークや履歴を保持するのに利用されているが、おそらくWeb SQL Database APIのサポートを追加するだろう。Web SQL Database APIをWeb開発者に対して利用可能にするために、Safariで使われているレンダリングエンジンWebKitでは作業は進行中である

Web Database APIの実装をすでに完了した企業もあれば現在実装中の会社もあるが、仕様はドラフトによると障害にぶち当たっている。それは全ての関係者がSQLiteを利用することを選択してしまったからだ:

この仕様は袋小路に入ってしまっている:全ての関係する実装者が同じSQLバックエンド(SQLite)を利用しているが、標準化が先に進むためには複数の独立した実装が必要とされている。別の実装者がこの仕様を実装することに関心を示すまで、SQLの方言の記述はSQLiteへの単なるリファレンスとして残され続け、標準として承認されない。万が一あなたが独立したSQLバックエンドを実装することに関心がある実装者であるならば、この仕様の編集責任者に連絡して、この方言に関する仕様を書くことができるようにして欲しい。それによって、この仕様は先に進むことができる。

この“袋小路”を考えると、標準が実装を後押しするか、またはその逆になるかはまだわからない。現時点では、Googleがブラウザ開発のペースを加速させているように見える。また、ブラウザベンダーの中に標準が完成するまで待ってからWeb SQL Database APIサポートを実装しようとしているベンダーはない。

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