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Google Wave Robots APIの新機能

作者 Abel Avram , 翻訳者 笹井 崇司 投稿日 2010年5月19日

セクション
デベロップメント,
プロセス/プラクティス
トピック
コラボレーション ,
Java ,
Architecture

原文(投稿日:2010/05/14)へのリンク

Google Wave Robots API v2はバージョン1とは後方互換性がないが、Active API、Context、Filtering、Error Reporting、Proxying-Forといった新機能が追加されている。ロボットを作るのに便利なJavaPythonのクライアントライブラリが提供されるのに加えて、開発者はRobot Wire Protocolに基づくライブラリを自作することもできる。

ロボット(ボットとも呼ばれる)とは自動化されたwave参加者のことだ。ロボットはサーバサイドアプリケーションとして動作し、waveを作成して、例えば、参加者の追加/削除、blip(waveで交換するメッセージの最小単位)の作成/変更、waveの外部の世界とのやり取りなどができる。GoogleはロボットのAPIをRobots API v2にアップグレードした。このバージョンはv1との後方互換性がない。すべての開発者は、旧バージョンが使えなくなる2010年6月30日までに、新しいAPIに移行するよう案内されている。

Robots API v2で導入された新機能には次のようなものがある。

  • Active API: v2では、ロボットが自分で情報をwaveにプッシュできるようになりました(ユーザのアクション応答を待つ必要はありません)。これは非推奨のcron APIを置き換えるもので、例えば、天候が変化したり株価が閾値を下回ったときにweveを更新できるようになります。詳細については、Active APIのドキュメントを参照してください。
  • Context: ロボットは個々のイベントからどれだけ情報を取得したいのか、より正確に指定できるようになりました。影響を受けたblipのコンテンツしか更新する必要がなく、ロボットが使う帯域を節約したいのであれば、新しい'SELF'コンテキストを指定することができます。反対に、waveletのすべての情報が必要であれば、新しい'ALL'コンテキストを指定することができます。詳細については、Contextのドキュメントを参照してください。
  • Filtering: 同様に、この新しいAPIを使うと、ロボットがどのイベントに応答する必要があるのかを指定でき、貴重な帯域を節約することができます。そして、該当しないイベントについてはすべて無視することができます。詳細については、Filtering Eventsのドキュメントを参照してください。
  • Error Reporting: ロボットは、存在しない範囲への文字挿入といったオペレーションの失敗に関するエラーを受け取るよう登録できるようになりました。詳細については、Error Reportingのドキュメントを参照してください。
  • Proxying-For: ロボットはproxying-Forフィールドによって、そのアクションが実際には別のユーザによるものであることをGoogle Waveに伝えられるようになりました。Google CodeのIssue Trackerと連携するBuggyサンプルのようなロボットのために、waveはwave以外のシステムにおけるユーザ属性を使って更新できるようになります。詳細については、Proxying-Forのドキュメントを参照してください。

最近アナウンスされたRobots APIの最新機能には次のようなものがある。

  • Bundled Annotations – 新しいテキストの追加とアノテーションを1回の呼び出しで実行する
  • Inline Blip Positions – 別のblip内におけるblipの位置を取得する
  • Read Only Roles – API経由でwaveアクセスをリードオンリーに設定する

ロボットはRobot Wire Protocolを使ってwaveと通信する。このプロトコルはwave-ロボット間のイベントベースの通信手段だ。ロボットは自らを関心のあるwaveに登録し、JSONメッセージバンドルに含まれるイベントによって変化や更新を知る。ロボットはイベントを受信すると、JSON-RPCかRobots APIのどちらかを使って、waveに対するオペレーションを発行することができる。

Robots Wire Protocolを使ったロボットの作成を支援するため、現在のところ、JavaクライアントライブラリPythonクライアントライブラリが提供されているが、開発者はこのプロトコルに基づくライブラリを自分の好きな言語を使って自作することもできる。

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