InfoQ

InfoQ

News

マイブックマーク

ブックマークするためにログイン または 会員登録 する

ブックマークされました!

ブックマークがエラーになりました。もう一度お願いします。

Microsoftの最新ツールLightSwitchは、プロの開発者が対象。本当にプロ向きか?

作者 Abel Avram , 翻訳者 編集部N 投稿日 2010年8月22日

セクション
デベロップメント
トピック
Silverlight ,
.NET
タグ
Microsoft ,
Visual Studio

原文(投稿日:2010/08/04)へのリンク

Microsoftは、新製品、Visual Studio LightSwitchを RedmondでのVSLive!の基調講演でアナウンスした。 LightSwitchは、Line of Business (LoB、事業部)アプリケーションを簡単に作れるようにしたVS製品である。開発者の中には、Access と比較して、LightSwitchが本当にプロ向きなのか、疑う人たちもいる。

LightSwitch は,現在ベータで、8月23日に、 VS Professional, Premium そして Ultimateの一部として、 MSDNサブスクライバは、入手できる。しかし、主なフィーチャ は、すでに明らかにされている:

  • LightSwitch は、Silverlightアプリケーションを生成する
  • いくつかのビルド済のテンプレートを持っている
  • プログラミング言語としてC# と VB.NET をサポート
  • SQL Server,SQL Azure, SharePoint そしてOffice をサポート
  • アプリケーションは、ブラウザ内,ブラウザ外、あるいはクラウドで走る
  • LightSwitchがほとんどの下回りの仕事をやってくれ、たくさんのドラッグ・アンド・ドロップ機能を提供する、しかし必要なら開発者は、.NET Frameworkにアクセスできる

LightSwitchは、いくつものテンプレートを提供し、数ステップで開発者をガイドし、使いたいと思うデータソースを選ぶことができる。ウィザード ダイアログがあるので、ビジネス エンティティやテーブル間の関連を生成できる、またOffice Tools を使って、いくつかの操作を実行すれば、仕様を反映するするようにアプリケーションの画面をカスタマイズしたり、それから、いくつかのフォームを持ったSilverlight アプリケーションを生成することができる。そのアプリケーションは、サポートするブラウザ内か、ブラウザ外で走ることができる、あるいは、Windows Azureにデプロイすることもできる。作成されたプロジェクトは、Visual Studioで開けるので、アプリケーションを拡張するために、コードを追加できる。

Microsoftは、LightSwitch の対象をプロの開発者としているが、何人かの開発者は,それに対して懸念を表明している。 LLBLGen Proのクリエータである Frans Bouma氏はLightSwitchは、アマチュア向けだ、と考えている:

LightSwitchで私が困惑したことは:誰が対象なのか?誰が 他のツールでなくてこのツールを使うはずなのか?このツールは、 SharePointのライセンスあるいは、 Azureのライセンスをもっと売るためのものでしょうか?Microsoft が言うには、LightSwitch が狙っているのは、たくさんのプロの開発者を雇わずに、LoBアプリケーションを作りたいと思っている技術に精通した、非プログラマとのことです。要は:「自分で作りたい」と思うアマチュア向けのツール。問題は、開発者が明らかに持たなければならない知識のレベルで:データベースとは、テーブルとは、エンティティとは、画面とは、バリデーション(検証)とは、などです。それで、これは,本当にアマチュアのためのアマチュア ツールなのか、それともプロ向けのアマチュア ツールなのでしょうか? …

Microsoft LightSwitchは、アマチュアが作るものを作り出す、アマチュア向けのツールである。 LightSwitchで作られたものが後で、プロの開発者がそれを拡張したり/保守したりするのに使える、あるいは、プロに訴えるものになる,と考えるのは間違いである。

Neil Robbins 氏は、Microsoftは、ホビースト部門を作るべき で、 LightSwitchのようなアプリケーションは、そこに属するべきだ、と考えている:

私は、MSは、プロの開発者に真面目だ、と自分に言い聞かせようとしていますが、難しくなってきました。TFSからMicrosoft.Data やWebMatrix まで、ひどいのが増えてます。そして今、これで問題をもっと増やしてます。間違いなく、MSとその開発コミュニティは、自分たちの岸から離れて、評判が悪くなってます。もしMSがこのような製品を作り続けるつもりなら、プロ開発者向けのツールとはっきり別ける必要があります。そしてこのようなツールは、プロの開発者に合わない、とはっきり言うべきです。別にホビースト部門を作って、このように、境界線を曖昧にすべきでありません。

MicrosoftでVisual Studio の Corporate VPであるJason Zander氏は、 Neil Robbins氏に応えて:

LightSwitchは、Visual Studio Professionalを置き換えたり、それで作れるアプリケーションの種類を変えることを意図したものではありません。アプリケーションを速く作れるのがいいのです。ツールが作成するアプリケーションは、3層アーキテクチャが対象です。直接、.NETフィーチャ上に作れます(とにかく自分でたくさん書くことになります)、そして書いているコードの中にLINQのような高度な言語機能を使うことができます。投稿の中で述べたように、これは、すべての開発者あるいは、全てのアプリケーションに向いているわけではありませんが、ある種のアプリケーションには、素晴らしいものです。

Joe Feser氏は、以前に LightSwitchがAccessと同じ問題を作らないで欲しい、と述べた:

私は,13年間既存のAccessアプリケーションでそれと戦ってきました。技術者でない人が4時間で画面をまとめます。彼らは、技術者がそうするのに1週間かかるのが理解できません。

願わくば、Accessのようなサーバーサイドのカーソルを作るのは、やめてほしい。少なくとも、正しい方向への一歩となって欲しい。

悲しいことに、私がAccessを使うのは、50~100のフォームをコンバートして、Accessからもってきて、あるソース コントロールを整えるためです。

LightSwitch は、WebMatrixのすぐ後にリリースされる。これは、webアプリケーションを簡単に作れる、別のMicrosoft のソリューションである。2つのソリューションの間には、いくつかの違いがある: WebMatrixは、 HTML UIを持つHTML/ASP.NET webアプリケーションだ。 LightSwitchは、Silverlight のLoB アプリケーションを生成する。

特集コンテンツ一覧

GAE開発の落とし穴

Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します

イベントレポート:「Coqチュートリアル#1」

去る1月12日、定理証明支援系ツールCoqの初心者向けチュートリアルが開催さ れた(http://kokucheese.com/event/index/23667/)。今後も2月2日 (http://kokucheese.com/event/index/23744/)、2月9日、2月16日と引き続き開 催されていく予定である。本記事では、開催の様子をレポートする。

Javaの未来についてのNeal Gafter氏とのディスカッション

Choosing Options

Neal Gafter氏はOracleによるJava買収の影響に関する議論、Javaにセグメンテッドスタックやメタオブジェクトプロトコルを追加することについての主張、そしてJavaとC#との比較について話をしてくれた。

Google Dartのエッセンス:アプリケーションの構築、スナップショット、Isolate

GoogleはVMをともなう新しい言語であり、JSコンパイラでもあるDartをプレビューした。 InfoQはDartのアプリの構築に貢献する文法の裏側を探った:スナップショット、Isolate、モジュール方式

CSPベースのモデル検査ツール「Process Analysis Toolkit」

本記事ではCSPベースの「マルチドメイン・モデル検査ツール」である、PAT(Process Analysis Toolkit)について紹介する。モデル検査は、形式手法(Formal Method)という方法論を基礎とする技術であり、複雑さが増大しながらも安全性を求められる、現在のソフトウェア開発の状況に対する処方箋の1つとして注目されている手法である。

Jenkinsによる継続的インテグレーションのススメ(4) ~CloudBeesでJenkinsをサービスとして使う~

前回まで、Jenkinsの幾つかの側面に注目して解説をしてきました。シリーズ最後の今回は、Jenkinsをサービスとして使う方法を紹介します。

書籍『抽象によるソフトウェア設計-Alloyではじめる形式手法-』の紹介

Alloyは、MITにて開発された仕様記述言語であり、ツールによる自動解析を使い、インクリメンタルに形式仕様が書けることが特長である。筆者らはAlloy開発者による、Alloyを使った形式手法入門書を翻訳、今夏にオーム社より刊行した。本記事では、Alloyの簡単な概要と、翻訳書『抽象によるソフトウェア設計』(「Alloy本」)を紹介する。

Windows デバイスで開発するタッチユーザーインターフェイス

スマートフォンを中心としたマルチデバイスにおけるタッチユーザーインターフェイスへの対応は、既に必須の項目となりつつある。本記事では、Windows デバイスにおける UX のベースとなっている「メトロ」というデザイン言語を掘り下げながら、既存環境を意識しつつもどのようにタッチユーザーインターフェイス開発に取り組んでいくべきであるかについて解説していく。