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LiferayがPortal 6EEで、webコンテンツ管理とワークフローを統合

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原文(投稿日:2010/09/24)へのリンク

ポータル マーケットのほとんどは、IBM, Microsoft, Oracle そして SAPのような、 大きな独立ソフトウェア ベンダーのコア グループを中心に合体してきた。しかし、その中で、 Liferay, eXo, そして Jiveのような専門的な、オープンソースを基にしたポータル会社にも、ある程度の市場余地がある。

特に、Liferay は、会社のサイズが小さいにもかかわらず、急速に市場の注目を浴び、目立つようになってきた。その理由のひとつは、この会社のオープンソースのライセンシング モデルによるところがあるが、そればかりでなく、例えば、ソーシャル-ソフトウェア機能を積極的に組み込むなど、市場の変化に即座に対応するスキルによるものである。このことが評価されて、Liferayは、この数年間、水平ポータル部門で、GartnerのMagic Quadrant のリーダー/先見性の部分にポジションされてきた。

今月初めの Liferay West Coast Symposium期間中に、Liferayは、 Liferay Portal 6EE を売り出した、これは、製品のほとんどの重要部分をオーバーホールしたものである。非常に際立ったフィーチャには、以下のものがある:

  • 単純化されたUI開発、特に認証されたユーザに対して、パーソナライズされたサービス、ビューそしてワークフローを提供する場合に。
  • 組込まれたルール エンジンと外部のワークフロー エンジンとの統合をサポートする強化されたWorkflow API
  • Liferay Developer Studio のリリースに合わせた、新しいプラグイン アーキテクチャ、Liferayフレームワークへのプラグインの開発をサポートするEclipseプラグインのセット
  • 分析と管理ツールの強化、その中には、ポートレット、ポータル、そしてシステム パフォーマンス モニタ用の新しい管理者向けのダッシュボードが含まれている
  • リアルタイムに行動を追跡するソーシャル ツール、その中には、OpenSocial のサポートと、webコンテンツ 管理フィーチャに統合された完全な Social APIフレームワークが含まれる

InfoQは、LiferayのCMOである Paul Hinz氏に、今回のリリースについて、更に聞いた。

InfoQ: あなたがソーシャルのフィーチャに力を入れているように思えて、興味を持ちました。目下、これは、ポータルの世界で突如現れたトレンドのようですね。IBMは、今年のもう少し早い時期に開いた WebSphere Portal Excellenceカンファレンスでアナウンスした Project Northstarでも、同様な路線をとってますよね。

私は、新しい全てのアプリケーションは、ソーシャル アプリケーションとして作られるべきだ、と信じています。ユーザとのやりとりは、ソーシャルな特性やサービスを活用すべきです。ソーシャル サービスには、ユーザ自身のweb発行、コンテンツ共有、役割ベースのアクセス、そしてユーザ定義可能なワークスペースを含みます;ソーシャルな特性には、プレゼンス、チャット、ソーシャル グラフベースの許可、ユーザのコメント、格付け、そしてソーシャル エクィティ(Social Equity)(Liferay 6EEの新フィーチャ)が含まれる。

WCSにおける私のプレゼンでは、コラボ アプリケーションをリリースするのとwebアプリケーションを作る、我々の歴史について、開発当初の頃の考え方を述べました。これら2つは、別々の設計/サービスの考えでしたが、今日では、1つの設計方法に統一できます。企業情報管理やコンプライアンスと組み合わさって、営業の人間が Facebook, Twitter あるいはWikipediaのようなもので、互いにやりとりできるようなセールス・フォース・オートメーション (SFA)アプリケーションを作ることを考えてください;生産性は、ユーザ数の指数関数で、向上します。

InfoQ: CEO のBryan Cheung 氏がLiferay West Coast Symposiumの基調講演で、Liferay 6 エンタプライズ エディションのおかげで、貴社のポータル製品を過去10年間も開発し続けることができた、そして貴社は、Liferay開発の「次の時代」に入った、と言ってました。Liferayにとって次の時代で、優先順位の高いものは何か、少し話していただけませんか?

集大成として、Liferayは、完全なwebコンテンツ管理とワークフロー エンジンを持っています-これがそのようなことができる最初の完全なポータルで、更に、「ポータルは、プラットフォームとしては大きすぎる」問題を解決しています。

将来に関する考えについては、WCSでのプレス カンファレンスで、いくつか示唆されています。Liferayが提供する能力とは、以前は別々だった、IT設計の3面を使って作り上げることができることです。その3つは:

  1. webアプリケーション開発
  2. webコンテンツ管理
  3. ソーシャル アプリケーション

これら3つは、これまで別々のシステム、別々の設計側面として、作られてきました。例えば、アプリケーション サーバ プラットフォームで、webアプリケーションを作り、それからデプロイし、発行していくでしょう。後で、ワークフローの更新ができるweb CMSを使って、webサイトを作るでしょう。しかしこのワークフローの更新は、webアプリケーションでしません。なので、コンテンツ承認者に監視されている、コンテンツ編集者にできることが、webアプリケーションとは、別です。最後に、アプリケーションは、いくらかコラボな面を持っているかもしれません、もしそれらがアプリケーションに作りこまれていればですが。しかし、それらが、別々のブログ、ウィキ、メッセージ、あるいはソーシャル コラボレーション プラットフォームに統合されるように、設計されている場合に限ります。Liferayでは、開発者がこれら3つ全てをいっしょに設計できるのです。

しかし、将来は、どうなるかですが。Liferayは、webアプリケーション開発の素晴らしいプラットフォームです、そしてエンドユーザーは、コンテンツとワークスペースを加えることによって、自分のシステムにどんどん付加価値を加えることができます。次のフェーズでは、エンドユーザーが簡単なアプリケーションを作ることができます(開発者ではなく、普通のユーザが)、その時は、彼らは、自分のワークスペースでこのアプリケーションを利用し、ネットワークを通じて共有することもできます。また他の人達が彼らのネットワークでこの簡単なアプリケーションを利用することもできます。例えば、今日、ワークスペースを追加できます、そして、コンテンツと利用できるポートレット アプリケーションを追加できます。それから、自分のソーシャル ネットワークでこれらを共有できます。しかし、将来は、アプリケーションを作ることができるでしょう。例えば、在庫システムから警告情報を持ったGoogleマップのマッシュアップですね。セールスデータを持つGoogleマップを共有するために、このアプリケーションを使う他の人達と共有できるようになります。

InfoQ:プレス カンファレンスでLiferayは、標準を順守する、とおっしゃいました。ポータルに関するJSR標準(168と286)に関してどういう状態なのか興味があるのですが。これがどう関係している、と考えていますか?ポータルの世界における変化について行けてますか?

Liferayは、JSR 168/286, WSRP, CMIS などをサポートしています。標準は、非常に重要です。そのおかげで、Liferayが多くの既存システムに統合できる、保証ができます。168/286に関しては、Liferayを使えば、開発者は、コンテンツの多くのタイプを利用できます、例えば、ポートレット、ガジェット、ウィジット、などそしてLiferay 6EE にあるOpenSosialコンテナもです。顧客は、自分のアプリケーションに最も合うものを選べます。私は、既存のエンタプライズ アプリケーションに組み込めたり、Java EEプラットフォームの豊かな環境を利用できる、286の機能が気に入っています。Liferayのデプロイは、Javaを使う必要がなくUIレベルで完全に開発できます(非常に簡単で、我々のPHPによる競合製品並です)、しかし、Java EE6の非常に豊富な機能を使うこともできます。

Liferay製品には、2バージョンあり、LGPL v2に従ったライセンスによる 無料のLiferay Portal Community エディションと有料の Liferay Portal Enterprise エディションとがある。「Liferayで設計」プログラムにより、他の企業ポータル製品から乗り換えれば、大きな値引き(最初の1年は、無料)が受けられる。

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