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JDK 7,フィーチャーコンプリートに

原文(投稿日:2011/01/17)へのリンク

JDK 7 プロジェクトによれば,build 123 として公開される初のフィーチャーコンプリート (Feature Complete) ビルドによって,JDK 7 は主要なマイルストーンのひとつに到達する。Java Platform Group の製品戦略責任者であり,Java SE に関する Oracle のスポークスマンでもある Henrik Ståhl 氏が次のように ブログに記している

リリース予定の機能とテストに関する開発作業はこれですべて完了し,活動の中心は JDK 7 が対象とする全プラットフォームを対象とするテストとバグフィックスに移行します。これは JDK7 の一般提供 (General Availability / GA) への大きなステップであると同時に,openjdk.java.net の公表する計画に向かっていることを意味するものです。

OpenJDK Web サイトに掲載されている 全機能のリスト には,JDK 8 以降に順延された機能が示されている。また Mark Reinhold 氏はブログ に,フィーチャーコンプリートリリース以降に統合される予定の主要機能として改訂版 XML スタック,拡張版 JMX エージェントおよび MBeans の2つをリストアップした。これら機能の統合の遅れは,しかし全体のスケジュールには影響を与えないものと思われている。

"拡張版 JMX エージェントと MBeans" は,最近になってスケジュールに追加された。JRockit から移植された実装固有の拡張版 JMX 管理エージェントは,ファイアウォールを介したプラットフォーム MBeans サーバへの接続を容易にする目的のもので,これに VM 内部動作に関する追加情報を公開するための豊富な MBeans のセットが添付される。 Reinhold 氏が 昨年言及した JRockit からHotspot への機能統合として,これが主要プロジェクトにおける最初の公的なステップになる。

リリーステストへの参加を希望する人々にとって,最初の重要な日付は2月17日である。開発者向けのプレビューリリース,事実上のベータ版,がこの日に公開されると期待されているからだ。スケジュール上では Java 7 の一般公開は 7月28日となるはずだ。しかし Java SE 7 (203, 292, 334, 336) など JSR の専門家グループが,既存スケジュールに収容不可能な変更の導入を決断することにより,リリースが順延する可能性はまだ残っている。

Java 7 では ラムダ式,モジュール化 (project jigsaw),Swing アプリケーションフレームワーク (JSR 296),および project Coin 由来の小規模な言語拡張のいくつかが対象外とされた。これら機能のいくつかについては,2012 年後半と予想される Java 8 での採用が期待されている。

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