GAE開発の落とし穴
Googleのクラウド環境をつかったGoogle App Engineによる開発するにあたり、初めての試みで苦悩する開発者達の経験をもとに、各開発フェーズにあわせて問題点やどう解決したかをご紹介します
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作者 Charles Humble , 翻訳者 編集部N 投稿日 2011年9月7日
5月に、Googleは、クラウドコンピューティングサービスの App Engineの価格を変更するだろう、とアナウンスした。今年の終わりごろに提供するPaaSは、恐らくこの製品を会社のもう一つのプロフィットセンターにしていく取り組みである。Googleは今回、価格の変更は、9月の後半である、とアナウンスしたが、同時に、正式に製品から「プレビュー」タグを除いた。Googleは、既存ユーザーが新しいサービスの下でいくら払うことになるか、計算できる ツールを提供している。
Googleは、現在稼動している多くのアプリケーションは、無料の割当てを最大限使うことになる予想だ、と言った が、大方の有料顧客は、値段が上がることになるだろう。その代わりに、顧客はもっと良いサービスを受けられるだろう。Googleは、有料顧客にSLAを導入し、割増で運用サポート付きのSLAもある。
公式の App Engineグループを基にしたGoogle顧客の反応は、概ね否定的である。Google Groups における App Engine値段の ビフォー-アフター 比較スレッドでは、開発者は、50%、100% あるいはそれ以上値段が増加する、と報告している。別のスレッド では、値段が高くなったことで、 App Engineから手を引かざるを得ない開発者が出始めている。
他のところで、 Nokiaの研究者で App Engine ユーザーであるRussell Beattie氏は、新しい価格モデルでは、彼のApp Engine アプリケーションは、1日で$2.63 から $34.38に上がり、50%の割引が切れる11月には、値段は倍になってしまう、と 不満を述べている 。
開発者のUgorji Nwoke氏は ブログで、次のように言っている。
Googleは、馬鹿げた App Engineの価格条件の変更によって、しかも開発者に急な通告で、開発者のGoogle信奉者集団にひどい仕打ちをしている。このことで、Googleは自分達のブランドと開発者からの信頼に著しいダメージを与えることになるだろう。
VMwareのSpringSource部門のGroovy 開発を率いている Guillaume Laforge氏は、以下のように 書いている。
大きな問題は、「フロントエンド インスタンス時間」のコストだ。低トラフィックで、しかし一日中フロントエンド インスタンスが走り続けるには充分なぐらいにずっと走っているアプリケーションは、この新しい価格体系だと、月に30ドルかかってしまう。
代替のサービスに鞍替えすることを考えている大方の開発者は、 Amazonの EC2 やVMwareのCloud Foundryのような別のクラウドサービスを検討しており、これを通常のJavaホスティングプロバイダと較べるのは面白い。例えば同額の月29ドルで、Kattareは、 256MBのヒープサイズと月転送量が最大 50GBの共有サーバ上に、専用の Apache Tomcat JVMを完全サポート付きで提供している。もちろん Kattareサービスには、Google固有のAPIやインフラは含まれないが、これはサービスを使う開発者にとって、常にある心配の種だった。一人のユーザーが公式のGoogleメーリングリストで以下のように 書いている。
何がいつも App Engineについての最大の心配事だったか? ロックインです。あなたはGoogleの言いなりなのです。確かに TyphoonAEなどがありますが、実際のところ、それらは代替ではありません。
Googoleは、何を狙って、何をするでしょか? 彼らは、批評家達がGoogleはやるだろう、と言っていたこと、GAE採用者がGoogleは絶対やらないだろう、騙すようなことは決してしないで欲しいと願っていたようなことをまさにやっているのです。
App Engineは終わるでしょう。我々がEC2に移るからではなく、App Engineを使うことを考えている人達が、まさに価格で起きていることを目撃し、GAEのロックインについて考え、GAEを使わないことに決めるだろうからです。新しいアプリケーションは、少なくなるでしょう。結果的にGAEが本当に上手く行かなくなり、3年で止めることになるでしょう。
Googleは、これまでこのような怒号に対して何も応えていない。 App Engineのwebサイトで、Googleは非営利団体、教育機関、オープンソースプロジェクトに対する特別プログラムを検討中である、と言っている。
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