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Cloud Foundry、コミュニティにハイライトを当てて1周年を祝う

原文(投稿日:2012/04/11)へのリンク

VMwareが主催したPalo Altoのイベントにおいて、Cloud Foundryチームはオープンソースのマルチ言語PaaS (Platform as a Service) としての1年目をまとめた。VMwareのCTOであるSteve Herrod氏はこのプラットフォームに持久力があることの証として、開発者たちの力強い参加と活発なエコシステムをあげた。

VMwareはCloud Foundryのアクティブ顧客数を公開していないが、GitHubのソースコードには75,000を超えるダウンロード、3,300のforkとfollowerがあると発表した。このイベントのかなりの部分は、最近Cloud Foundryのサポートを表明した新しいパートナーのためのものだった。人気のあるJavaScript/Node.js開発用Webベース環境を提供しているCloud9 IDEは、任意のCloud Foundry環境をデプロイメント先として使えるようになった。Cloud9はすでにJoyent、Windows Azure、Herokuをサポートしている。もうひとつのパートナーであるCollabnetはアジャイルソフトウェアプロジェクト向けツール群を提供しており、今回Cloud Foundryにそのソリューションをデプロイするというオプションを加えた。またCloud FoundryアプリケーションをサポートするようになったSOASTAのCloudTest Lite®というテスト生成実行スイートのデモも出席者に披露された。

パートナーにハイライトを当てるのに加え、VMwareはCloud Foundry BOSHが利用可能になったこと、そしてCloudFoundry.orgのための新しいソース管理システムについても発表した。BOSHは大規模なCloud Foundryデプロイの自動化を支援するめのプロジェクトだ。そのソースコードはGitHubで利用可能だ。VMwareのエンジニアリング担当VPであるMark Lucovsky氏は、BOSHは複雑なコンフィグレーションを理解してCloud Foundryの反復リリースを構築しようとしている本格的なDevOpsのためのツールだと説明した。またLuckovsky氏はこのイベントとCloudFoundry.orgのブログ記事において、変更中であるCloud Foundryの新しいソース管理プロセスについて説明した。これからはソースコードのコミットはWebベースのコードレビューシステム Gerritインスタンスが対象となる。コミットすると一連のテストがJenkinsインスタンスによって実行され、テストが成功すると、コードはレビュープロセスを経てGitHubにプッシュされる。

VMwareはCloud Foundryの将来について語ろうとしないが、彼らが掲げた2012年の目標は “more code, more community, more clouds” だ。Cloud Foundryのコードは1年前にローンチして以来、かなりの根本的な変化を経験してきた。プロダクト全体にわたるスケーラビリティと信頼性を改善するため、たくさんのコンポーネントが追加され、リファクタリングされてきた。またCloud Foundryのエコシステムも、コミュニティによるプロダクトのあらゆる面(新しい言語からバグ修正、ツールのサポートまで)への貢献により大きく成長した。appfogTier 3といった複数のベンダーが自前のデータセンターを利用してCloud Foundryの商用サービスを構築しており、Cloud Foundryの「クラウド」には不自由なところはない。オープンソースでポータブルという特性はCloud Foundryを「クラウドのLinux」にするとHerrod氏は語ったが、今のところ、彼は正しいようだ。

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