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アジャイルの再発見: 価値からソリューションへ

原文(投稿日:2013/05/06)へのリンク

 著者, コメンテータ、そしてInfoQのエディタである Jean-Jacques Dubray氏はアジャイルユーザストーリの構築に挑戦した経験を自分のブログにアジャイルの再発見: 価値からソリューションへ というタイトルで書いた。彼はブログでこう述べる。

議論の結果、ユーザストーリこそアジャイル開発にとって一番大事な成果物であるという結論に達しました。なぜならそれこそユーザに価値の流れを保存する器であり、その価値を最速に提供することこそがアジャイル開発の全てであるからです。

続いて彼はこのように述べる

実際に、ごく一部の人だけがユーザストーリの利点に注目しています。私が見たすべてのユーザストーリは"要件"又は"タスク"と呼ばれ、それはプロジェクトを進むために欠かせないものなのです。

つづいて 

それでも、適切に書かれたユーザストーリさえ構造的な穴は存在します。なぜなら、彼らは何としても想定のソリューションを作り、ユーザストーリ作成者をすぐそのソリューションへ追い込み、創造的で形式に縛られない思考の余地をなくすからです。

彼はBOLT表記法を使用してビジネス上の問題とユーザストーリの関係を追跡した。一般的にユーザストーリを階層的に定義するアプローチについて彼は同意しない。

最終的に、問題とソリューションの関係を表すのはグラフ(状態、問題への移行、ソリューションへの実行)です。そして、それはユーザストーリレベルで問題空間とソリューション空間を結合することで不幸になります。これはユーザストーリが(私が知っているアジャイルツールの共通的な)階層的構造にはピッタリと当てはまらないことを意味するからです。ビジネスレベルのユーザストーリとシステムレベル又はソリューションレベルのユーザストーリを接続するためチームの苦労はかなり深刻です。たった一つだけの親を持つ階層構造のコンセプトは、いくつかの状態が一つの状態に転移することができるという事実と直接矛盾しているし、高水準の問題分解でも同様の問題が発見されます。

彼はアジャイル開発においての"要件"の新しい表現方式を提案した。

この新しい概念のフレームワークを活用してみましょう。私は"ユーザーストーリー"を"問題定義書"に置き換えることでアジャイル開発を非常にシンプルで簡単に作成することを提案します。それぞれの問題は、より単純な問題に分解されるか、すぐに解決されるべきでしょ。"価値"は今も問題解決の優先順位を決定するために重要な概念であり、アジャイル開発とリーン開発においての重要性はこれ以上言及する必要はありません。しかし、問題と解決方法に焦点を合わせることは私達に最高レベルの創造性を発揮するようにするし、最終的には組織知能との直接調整から長期的な視点の問題解決へのアプローチが出来る柔軟性を提供します。

彼は豊富な語彙を使用して問題を表現する記述方法を(閉じたオプロシュにならないように注意しながら)提供する理由は、次のとおりである。

問題とソリューションに対して新しくフォーカスを当てることにより開発チームへ効果的に仕事を構成する様々な概念的なフレームワークを提供します。結局、私達が数千年を掛けて行ってきた進化というものは問題に対してのソリューション作りです。

 

 

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