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準リアルタイムなバックエンド開発を支援するGoogleのFirebase

原文(投稿日:2015/03/16)へのリンク

Google Cloud PlatformチームのMandy Waite氏が,Qcon London 2015で,Firebaseを発表した。複雑なバックグラウンドサービス処理を不要にすることで,リアルタイム(あるいはそれに近い)モバイルおよびWebアプリケーションの開発を目指すチームを支援するソリューションだ。

“Taking the pain out of real-time mobile backend development”と題された講演で,氏は,最近のモバイル開発が直面する課題に対処する上で,Firebaseがどのように役立つかを詳しく説明した。すなわち,

  • マルチプラットフォームのサポート
  • 多数の(そして常に増え続ける)デバイスに対応するためのスケール能力
  • リアルタイムなアップデートの必要性
  • ネットワークが切断されることのあるデバイスに対応するための,分散的な状態管理のサポート

 

開発側のWebサイトでの説明によると,Firebaseは,

“バックエンドサーバの運用やサーバコードの開発を必要としないアプリ開発を望む,すべての人のためのものです。”

FirebaseはデータベースやAPI,認証プロセスといった,ほぼすべてのアプリケーションに共通するニーズに対応した,リアルタイムアプリケーション用のプラットフォームである。データベースに関して特徴的なのは,NoSQL技術をベースとするリアルタイム機能を持つことだ。これにより,JSONドキュメントを簡単に保存することができる。データアクセスにおけるレイテンシも極めて低く,Firebaseをベースとするアプリのユーザそれぞれに対して,100ms以下での情報交換を実現する。すべてのデータをURLにマップする,RESTfulなAPIも備えている。

プラットフォームの紹介に続いてWaite氏は,観衆に対して,我々が(再び)直面している処理能力の大幅な向上が,ユーザに対するこれまで以上のパワーの提供を可能にする,ということを思い起こさせた。このトレンド分析については,“The Tablet Turning Point”と題したブログ記事で,さらに深く論じられている。Firebaseはこの新たな能力を利用しているのだ,と氏は述べている。

Firebaseの使用するアーキテクチャのもうひとつの特徴は,双方向の同期処理が可能なことだ。クライアント側に用意されたライブラリでは,オフライン時の表示更新やデータアクセス,あるいはデバイスが再接続した時の再同期のニーズなど,一般的な状況がサポートされている。

複数のユーザが同じアプリケーションを使用すれば,上述の機能は結果として,ユーザ間のコラボレーション機能になる。

すでに述べたように,認証もこのプラットフォームの中核機能のひとつだ。以下のメソッドが用意されている。

  • Eメールとパスワード
  • GoogleやFacebook,Twitter,Githubなど,一般的なOAuthプロバイダ
  • 独自のLDAPあるいはAD用のカスタム認証

 

発表の最後は今後の予定,すなわち“Whta's next”だった。ロードマップに掲載された主な機能は次のとおりだ。

  • クラウドストレージへのプライベートバックアップ
  • iOSとAndroid用のディスク永続化
  • ユーザー管理と分析の改良
  • Googleクラウドプラットフォームとの統合

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