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Twitter、モバイルの継続デプロイメントのためfastlaneをFabricに組み入れる

原文(投稿日:2015/10/26)へのリンク

 

デベロッパーカンファレンス Flight 2015において、Twitterが自社のモバイル開発プラットフォームであるFabricにfastlaneを組み入れたことを発表した。この発表の中でTwitterは、もともとFelix Krause氏によりiOS向けに開発されていたfastlaneを、Androidでも使えるようにしていることも発表した。

Twitterによれば、fastlaneは「iOSで最も人機能あるデプロイメントツール」だ。作者のFelix Krause氏は、こまめに小さなリリースを可能にすることで、fastlaneはソフトウェアの品質を高めることができる、と語っている。

fastlaneには、3つのレーンに沿って配置された10のツールが含まれている。自動テスト、TestFlight Beta、App StoreやGoogle Play Storeのための準備と提出だ。

  • scanはコマンドラインからユニットテストを実行して、読みやすいレポートを生成する。Jenkinsとのインテグレーションをサポートする。
  • pilotはコマンドラインからTestFlightテスターとビルドを管理する。
  • boardingはTestFlight betaテスター向けのサインナップページ生成を簡単にする。
  • snapshotはiOSアプリのローカライズされたスクリーンショットを各種デバイス向けに用意するプロセスを自動化する。
  • sighはプロビジョニングプロファイルを作成、更新、ダウンロード、修復するツールで、複数のアカウントとチームをサポートする。
  • gymは署名されたIPAパッケージをビルド、生成するツールだ。
  • deliverはApp Storeにスクリーンショット、メタデータ、バイナリファイルをアップロードする。
  • certはiOSコードサイニング証明書の作成と管理を可能にする。
  • produceはAppleのiTunes ConnectとDeveloper Portalに新しいアプリを作成するツールだ。
  • pemはプッシュ通知プロファイルの生成と更新を可能にする。
  • frameitsnapshotのコンパニオンツールで、スクリーンショットに対してデバイスのフレームを付加する。
  • supplyは現在Androidプラットフォーム向けに提供されている唯一のツールで、Play StoreにあるAndroidアプリとそのメタデータの更新を可能にする。supplyGradleAndroidのビルドシステムをベースにしている。

iOSツールはすべて、spaceshipと呼ばれる共通のRubyライブラリをベースとしており、これがApple Developer APIを見せてくれる。

Twitterによると、fastlaneは引き続きオープンソースでフリーのままだ。

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