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GitLab 8.5がリリース,パフォーマンスの向上,Todo,ジオレプリケーションを提供

原文(投稿日:2016/03/02)へのリンク

GitLab 8.5には数多くの新機能と改良点が含まれている。大規模インスタンスの実行を中心とする大幅なパフォーマンス向上,開発者が保留中のタスク追跡を目的とした新機能であるTodo,GitLab Enterprise Editionのみ対象だが,ジオレプリケーションで地理的に分散したチームのパフォーマンスを向上するGitLab Geoなどだ。

パフォーマンスについて言えば,GitLabでは,99パーセンタイル応答時間に最低で1.4倍,最高1.6倍の改善があったと主張している。これは,計測を実施した応答時間の最悪1%でそのレベルの改善がある,というような意味だ。ロードに時間を要するページでは,改善レベルがさらに大きい - 例えば非常に大きなイシューの読み込みは,最大で3.5倍高速化を実現した。これ自体大きな成果であるが,GitLabチームでは,GitLabのさらなる高速化の達成を約束している。しかしパフォーマンスに関しては,GitLabが95パーセンタイルで1.5~2秒であるのに対して,GitHubが98パーセンタイル414msと,まだGitHubの方が上回っている

Todoはto-do項目の自動管理を目的とする新機能だ。 開発者にアサインされた任意のイシューないしマージ要求に対してToDoが生成され,イシューの更新やマージの実行などに伴って自動的に完了セットされる。

GitLab Geoは,GitLabミラーインスタンスを有効にすることで,地理的に分散したチームによる大規模リポジトリのフェッチをスピードアップするものだ。ミラーはリポジトリのクローンやフェッチ,通常のデータ参照に使用される。プッシュや通常のデータ更新は,常にメインのGitLabインスタンスに対して直接実行される。GitLab Geoはまだアルファ版で,GitLab Enterprise Editionにのみ含まれている。

その他,GitLab 8.5で注目すべき改良点としては,

  • カスタムドメインとTLS認証に関連付けられた静的Webサイトをホスト可能なGitLab Pages
  • 任意のコミットのリバートが極めて容易になったUI
  • マイルストンビューへのラベル表示
  • SVGの差分レンダリング
  • GitLab APIに2つのエンドポイント - runners, build artifacts - 追加

GitLab最新版での変更点リストについては,バージョン8.5および8.5.1の変更履歴を参照してほしい。

 
 

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