BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース Ionic 2のベータ版が登場

Ionic 2のベータ版が登場

ブックマーク

原文(投稿日:2016/02/16)へのリンク

IonicチームがIonic 2のベータ版をリリースした。バージョン1から不出来なものを多数取り除き、さらに洗練されたUIを構築するためのツールを開発者に提供する。

IonicのLead DeveloperであるAdam Bradley氏が、バージョン2の改善点についてブログにまとめている。アーキテクチャ的には引き続きAngularを使うが、バージョン2はAngular 2上に構築されている。これは自然な進歩だが、懸念している開発者もいる。Bradley氏は彼らをなだめようと、心配することは何もないと言っている。

AngularとはJSアプリがどのように構築されるべきかに関する「考え方」の集まりである、と考えるのが重要だと思っています。基本になる実装と言語に変化はありますが、そこにある「考え方」は変わっていません。これまで使ってきたものとは違って見えるかもしれませんが、Web業界全体がこのテクノロジー標準セットに向かっていることはメリットになります。あなたのスキルはIonicやAngular 2以外のプロジェクトにも適用できるでしょう。

アーキテクチャの進化以外に、最大の変化のひとつがナビゲーションの処理方法だ。ページはナビゲーションスタックにプッシュ・ポップされる。これによって柔軟性は高まり、v1にあった多くの問題が解決される。1つのページが複数のコンテキスト(サイドバーやダイアログボックス内)に存在できるので、もはや個別のURLにする必要はない。

マテリアルデザインはionic自身のスタイルで行われるようになり、全体としてCSSは単純になる。そして、マテリアルデザインはiOSデザイン上では構築されない。すべてのコンポーネントは2つのSassファイル(それぞれのプラットフォームに1つ)を持つことになる。「独自のスタイルのために、深くネストしたクラスをオーバーライドする必要があったのは少々問題でした。私たちのセレクタは少々複雑すぎて、(Ionic 1は)カスタマイズが難しすぎるというフィードバックがありました」Ionicの共同創業者Max Lynch氏は語っている。

Ionicはバージョン2でBowerのサポートをドロップし、Bowerに別れを告げた。今後はNpmがioniconsとIonic 1ならびに2に関するすべてのソースになる。

InfoQとのインタビューでLynch氏は、標準のブラウザスタックを使ったアプリ開発を助けることに100%フォーカスしていると語っている。

Ionicアプリは、アプリストアのネイティブアプリ、モバイルウェブサイト、Electronアプリ、デスクトップウェブサイト、どの環境にデプロイされても同じです。ウェブ開発者とデザイナーはすぐに習得できます。Ionicはウェブ開発(HTML, CSS, and JS)ですでに知っているのと同じスタックを使っているためです。人々はIonicを選んでくれています。ウェブデザインおよび開発の経験がある人たちは、そのスキルを使ってすばやくものを作って、あらゆるプラットフォームにデプロイしたいと思っているためです。私たちはオープンウェブの熱狂的ファンです。このプラットフォームはコンテキストの多様性でますます有用になり、ビジネスおよびエンタープライズがすでに投資し、これからも投資し続ける安定したプラットフォームであることを強く信じています。その未来に向かって、私たちは取り組んでいます。

リリース日は設定されていないが、Lynch氏はAngular 2が安定化したらすぐにリリースできると考えている。開発者はnpmでIonic 2を取得し、新しいドキュメントを読んで使い始めることができる。

 
 

Rate this Article

Relevance
Style
 
 

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT