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WSO2 MSF4JにSpringとSwaggerのサポートが追加

原文(投稿日:2016/07/22)へのリンク

WSO2 MSF4J 2.0 にSpringおよびSwagger定義の生成サポート,ExceptionMapper,StreamingOutputが追加された。

WSO2 MSF4JはマイクロサービスをJavaで開発するための,オープンソースのフレームワークだ。先日リリースされたv. 2.0では,次のような点が改良されている。

  • Springアノテーションとランタイムのサポート。マイクロサービス,インタセプタ,例外マップをSpring Beansとして記述できるようになった。
  • Swagger定義の生成と Swaggerアノテーションのサポート。
  • ExceptionMapperのサポート。マイクロサービスによってスローされた例外をHTTPレスポンスに結び付ける。
  • StreamingOutputのサポート。呼び出し側に対する応答がどのようにストリームされるかを,開発者が管理できるようになる。

WSO2 MSF4Jの主な機能は次のとおりだ。

  • Javaアノテーションを使用したマイクロサービスAPI定義。
  • JAX-RSとJSR 250(アノテーション)のサポート。
  • 他のWSO2開発,デプロイ,監視,スケーリングツールとのインテグレーション。
  • WSO2 Data Analytics Serverとのインテグレーション。
  • WSO2 Identity Serverとのインテグレーション。
  • ロギングなどさまざまな目的のためにメッセージをキャッチするAPIインタセプタを同梱。
  • WSO2 DevStudioによる開発。これにより,Swagger API定義からマイクロサービスプロジェクトを立ち上げることが可能になる。
  • Netty経由のメッセージ転送。
  • ユニークなメッセージIDによるリクエストの追跡が可能。

MSF4Jでマイクロサービスを開発するには,JavaクラスをアノテートしてAPIエンドポイントを定義した上で,ランナと合わせてデプロイする必要がある。基本的なHelloWorldを次例に示す。

@Path("/hello")
public class HelloService {

    @GET
    @Path("/{name}")
    public String hello(@PathParam("name") String name) {
        return "Hello " + name;
    }
}

これを次のランナと合わせてデプロイすれば,

public class Application {
    public static void main(String[] args) {
        new MicroservicesRunner()
                .deploy(new HelloService())
                .start();
    }
}

結果として,URL

curl http://localhost:8080/hello/world

から “Hello World”が応答されるようになる。

WSO2 MSF4Jで開発されたマイクロサービスは,Mavenを使ってビルドし,Dockerコンテナにデプロイすることが可能だ。

 
 

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