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アウトソーシングのためのリーンアジャイル調達

原文(投稿日:2018/04/16)へのリンク

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アジャイルを導入している組織にとっての最後の障壁の1つは、調達プロセスである。最近のAgiliaカンファレンスで、Mirko Kleiner氏が調達担当者、ITチーム、サプライヤが関与するサービス契約交渉のアプローチであるLean-Agile Procurementを提案した。これは、契約の交渉にかかる時間を大幅に短縮し、顧客ニーズに対応するために闘争的なスタンスから協力的なアプローチに移行するためのものである。

Kleiner氏は次のように述べている。

外部パートナーは、アジャイル組織に密に統合されていることが多く、バリューストリームの重要な部分、またはアジャイルチームの一部ですらあります。しかし、多くが同じ視点に立ったパートナーとしてではなくサプライヤとして扱われています。より速く変化する複雑な世界では、同じ価値を持つ信頼できるパートナーのエコシステムに素早くアクセスすることが、企業にとっての競争上の優位性となります。

同氏は、多くの組織における現在の購買アプローチが、組織のニーズが明確に表現されており、不信感を抱かせるものであり、誤った考え方に基づいて設計されていると説明した。そうして、取り交わされる契約は、誤解されたニーズのリスクをベンダーに押し付けるものとなっている(固定価格、仕様に基づく契約)。彼はそのアプローチに効果がないことを明らかにしたビデオを流した。現在の状況では、調達プロセスは、通常、問題の解決や顧客ニーズの達成に向けて作業を開始するまでに6~12ヶ月かかると指摘している。

契約上のジレンマに対する彼の解決策は、Lean Procurement Canvasであり、共通の目標と成果を特定し、作業の仕方を整理し、ベンダーと作業すること、あるいは作業の仕方に迅速に同意するツールである。

Lean Procurement Canvas

このLean-Agile調達プロセスの成功の鍵はクロスファンクショナルチームを形成する能力である。クロスファンクショナルチームは、法律、調達、サービス/製品を必要とするビジネスエリア、IT、他に影響のある領域を含む、組織内の適切な人々で構成される。このチームは、キャンバス上の、ビジネスにフォーカスした領域をすぐに埋める(1-3日を推奨)。その後、候補となるベンダーを集めてキャンバス上の残りの領域を完成させる。同氏は、モバイルアプリケーションを提供するための大規模な外部委託契約について、どのように交渉が行われ、1週間以内に合意され、選択プロセスに3つの候補となるベンダーが含まれたかの例を挙げた。

Lean Agile Procurement Example

企業内外のコラボレーションのマインドセットを構築し、リアルタイムで連携してキャンバスを完成させ、さまざまなベンダーチームが顧客とどのように取り組んでいくかを経験することが重要である。

彼は「アジャイルは人に関するものであり、我々は「リソース」を購入するのではなく、私たちとコラボレーションするように人々を招待する」という点を強調した。

 
 

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