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EKSおよびAWS Fargateで実行されているコンテナがAmazon Elastic File Systemを使用できるようになった

原文(投稿日:2020/08/25)へのリンク

最近、Amazonは、AWS Fargateで実行されているAmazon Elastic Kubernetes Service(EKS)ポッドがAmazon Elastic File System(EFS)ファイルシステムをマウントできるようになったことを発表した。この更新は、Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)を使用する際に、FargateがEFSをサポートするよう要求するAWSの顧客に応えたものである。

AWS Fargateは、ソフトウェアコンテナ用のサーバレスコンピューティングエンジンであり、Amazon EKSとAmazon Elastic Container Service(ECS)の両方で利用でき、フルマネージドコンテナオーケストレーションサービスの代わりに使うことができる。データの永続化とコンテナ化されたアプリケーションの共有ストレージのためにFargateを使用している顧客の要件に基づいて、Amazonは2020年4月にECS上のFargateのためのEFSサポートを発表した。現在、FargateでEKSを実行するためのEFSサポートがある。

EFSは、AWSクラウドサービスでシンプルでスケーラブルな弾力性のあるフルマネージド共有ファイルシステムを提供する。そして、EFSに書き込まれるすべてのデータが複数のAWSアベイラビリティーゾーンに書き込まれるため、Kubernetesアプリケーションの高可用性の手助けとなる。このサービスにはContainer Storage Interface(CSI)ドライバが含まれている。このドライバでは、Amazon EFSファイルシステムのライフサイクルを管理するコンテナオーケストレータ向けのCSI仕様が実装されている。AWS Fargateはドライバを使用して、Fargateで実行されているポッドによって要求されたEFSファイルシステムを自動的にマウントできる。ドライバを手動でインストールする必要はない。

AWSの製品マーケティングエバンジェリストであるHarunobu Kamedaがブログに投稿した

Amazon EFS CSIドライバを使用すると、標準のKubernetesインターフェイスを使用して、AWSで実行されているEKSクラスタとセルフマネージドKubernetesクラスタの両方のエラスティックファイルストレージを簡単に構成できます。Kubernetesポッドが終了して再起動された場合、ポッドが別のAWSアベイラビリティーゾーンで再起動されても、CSIドライバはEFSファイルシステムを再接続します。

簡単に言えば、顧客はCSIドライバの保守に時間とリソースを費やす必要がなくなる。そのドライバはFargateスタック内にある。さらに、MXNetやTensorflowなどの機械学習フレームワークや、JupyterやAirflowなどのデータサイエンスツールなどのアプリケーションは、KubernetesやEFSの恩恵を受けることができる。

Constellation Research Inc.の主席アナリスト兼副社長であるHolger Mueller氏はInfoQにこう語った。

コンテナは、開発者と企業の両方が次世代アプリケーションを構築したいプラットフォームです。Kubernetesは今のところ、コンテナプラットフォームの戦争で勝利しています。つまり、今やコンテナのデプロイを容易にすることがすべてであり、それがFargateがAmazonで行っていることです。コンテナは、すべての成功にもかかわらず、ファイルシステムのサポートを欠いているため、Amazon中心の開発者にとって、EKSを使用したEFSサポートが非常に重要です。

現在、Amazon EFSサポートは、Kubernetesバージョン1.17で新しく作成されたEKSクラスタで利用できる。Amazonは、今後数週間でEKS上の他のKubernetesバージョンでも、この機能をサポートする予定である。さらに、アップデートは、EKS付きのFargateが利用可能なすべてのAWSリージョンで利用可能である。

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