BT

最新技術を追い求めるデベロッパのための情報コミュニティ

寄稿

Topics

地域を選ぶ

InfoQ ホームページ ニュース MetaとIBMがオープンソースイノベーションを推進するAIアライアンスを結成

MetaとIBMがオープンソースイノベーションを推進するAIアライアンスを結成

原文リンク(2023-12-15)

MetaIBMが主導する新しいコンソーシアムが、オープンソースAIを支援するために設立された。AIアライアンスは、ソフトウェア、ハードウェア、非営利団体、公共団体、学術機関など、さまざまな分野の組織から構成され、オープンな開発を促進するためのツールやプログラムを共同で開発することを目的としている。

AIアライアンスの57の創設メンバーには、AMD、Intel、Oracle、Sonyなどの既存企業から、CerebrasやStability AIなどの新興企業、Hugging FaceやLinux Foundationなどの非営利団体まで、さまざまな団体が名を連ねている。欧州原子核研究機構(CERN)やアメリカ航空宇宙局(NASA)といった公的機関や、アジア、ヨーロッパ、北米の大学もこのイニシアティブに参加している。このグループは、オープンな基盤モデルの開発、無償のベンチマークと標準の提供、責任あるAIシステム開発の提唱など、さまざまなプロジェクトに取り組むことを目指している。

「AIアライアンスをサポートできてとても嬉しい。我々はAIにおいて、よりオープンで透明性があり、コラボレーションが必要なのです!」Hugging FaceのCEOであるClem Delangue氏は、自身のX(旧Twitter)で語っている。

オープン性の範囲は、特に大規模な言語モデルにおいては、GPT-4Geminiのようなクローズドなものから、Llama 2のようなセミオープンなものまで様々である。ApacheやMITのような公認のオープンソース条項でライセンスされたプロジェクトも含まれ、誰でもライセンスされたコードを使用、修正、配布できる。アライアンスの目的は、よりオープンであることを奨励し、より迅速な知識の共有とイノベーションを促進することである。

検証された安全ツールのライブラリーを構築し、開発者コミュニティの参加を促すことに重点を置き、AIアライアンスは、責任あるグローバルなAIシステム利用のためのベンチマーク、評価基準、ツールを設計・実装することを意図している。

同アライアンスは、教育や環境といった社会的関心事に取り組むことで、さまざまな用途に対応できるオープンな基盤モデルの開発を目指している。さらに、AIハードウェアアクセラレーターのエコシステムを強化し、グローバルなAI研究と専門知識の成長を可能にすることにも力を注ぐ。オープンで責任あるAI開発は、イニシアチブとイベントを通じて推進され、一般市民と政治家はAIのメリットとリスクについて教育される。

AIの未来が2つ、3つ、5つの機関によって決定されると思ったら大間違いだ、とIBMの専務取締役副社長であり研究部長のDario Gil氏は言う。オープンイノベーションの世界が投資するべき世界であることをより明確にし、自信を与えてくれることを期待している。

このイニシアチブの意義は、AIアライアンスが多大なリソースと広範な影響力を活用してオープン化への支援が可能になる点にある。これは、オープンソース開発を脅威とみなす可能性のある、潤沢な資金を持つ商業的利益への対抗手段として機能するかもしれない。

作者について

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

BT