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ふりかえりを改善するためのルール

原文(投稿日:2010/03/01)へのリンク

James Carr氏は最近、ふりかえりを改善するための5つのルールを公開した。これらのルールは、成功したものも失敗したものも含む、何百回にも及ぶふりかえりの経験に基づいている。

James氏の5つのルールとは以下のようなものだ。

ふりかえりはチームのもの

つまり、ふりかえりはチームが参加するものであり、チームだけが目標とそれを実行に移すための方法を選べるべきだ、ということです。

James氏は、これが5つのルールで一番重要であると感じている。彼の経験からは、チームのふりかえりを邪魔するマネジメントはプロセスの効率を低下させるようだ。

ふりかえりをワインフェストにしてはいけない

積極的なアクティビティといった形式をとらずに、部屋の中でチームがお互いに言い合いするのを聞くのに1時間費やすほど無駄なものはありません。チームをやる気にさせるというより、チームのやる気をそぐことになるでしょう。

ふりかえりのポイントは改善することだ。そのため、もっと問題を解決するアクティビティに注力するべきだ。

アクティビティを使った方がよい
Jamesの経験によると、アクティビティを使ったふりかえりと、もっと「現実的な」やり方をしたふりかえりとでは、前者の方がずっと効果的だったそうだ。彼は、アクティビティはみんなを夢中にさせ、コミュニケーションの障壁を壊すのに役立つと感じている。

ふりかえりのアクティビティについて、よく知られている情報源は、 Esther Derby氏とDiana Larsen氏による「Agile Retrospectives: Making Good Teams Great(邦訳:アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き)」だ。10ある章のうち半分をエクササイズとアクティビティに割いている。

目標をひとつだけ選ぼう

次のイテレーションで取り組むべきチームの目標をひとつ(ひとつだけ)選ぶことで、チームとして仕掛かり作業を制限しよう。

私たちはイテレーションのふりかえりで見つかった問題をすべて修正しようとしてしまいがちだが、ひとつのことに注力した方がよい。チームの残作業と全く同じように、持続可能なペースという考え方をふりかえりの改善に当てはめてみよう。

フォローアップしよう

きちんとフォローアップしないと、チームは完了することのない多数の目標や、問題のうわべだけを見た中身のない目標を抱えたままになるでしょう。

ふりかえりの結果、何もしないことほど、ふりかえりというプロセスを台無しにするものはない。

James氏の記事に触発されて、ふりかえりを改善しようという気になった人は、InfoQの過去記事を読みたいかもしれない。

あなたの経験から、ふりかえりを成功させるために一番重要なことは何だと思いますか? その経験を共有するために、是非コメントしてほしい。

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