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Hudsonプロジェクト、Jenkinsへの改名を提案

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原文(投稿日:2011/01/12)へのリンク

昨年レポートしたように、java.net インフラの問題をきっかけに、HudsonプロジェクトはメーリングリストやソースコードをOracleの設備から移した。コードはGitHubへ移行され、新しいメーリングリストが作られた。

しかし問題はこれで終わりではなかった。10月29日、OracleはHudsonの商標を出願したのだ。これはちょうど開発者がGitHubにコードを移していた頃だ。この商標についてはまだ裁定されていないが、もし認められればHudsonオープンソースプロジェクトは以前述べたようにその名前が使えなくなるだろう。

フォークするべきです。Hudsonの開発コミュニティは自分で商標を持っていないのですから。今はインフラを決めるのに使われていますが、明日にはOracleのカンファレンスと競合するという理由でHudson Barcampも開催できなくなるでしょう。クールなTシャツを作ると法律関連の手紙を受け取ることになります。

Oracleは過去のバイナリについてはHudsonという名前を引き続き使うのを許可しているが、今後もその名前が使えるよう非独占無期限ライセンスを与えることを保証しているわけではない。結果として、Hudson's futureというポストにおいて、HudsonプロジェクトメンバたちはいずれはHudsonという名前を使えなくなることを知った。

しかし、ひとつ問題があります。これは私たちが一番大きな問題だと感じていて、もはや解消することは不可能ではないかと考えている問題です。それはHudsonという名前に対する権利です。

私の考えでは、プロジェクトにとって唯一実行可能な選択は、Oracleの所有権から解放されるために名前を変えることです。もちろんこれは私たちの望むことではありませんし、とんでもないことなのですが、プロジェクトを前進させるために他に選択肢はなさそうです。

まず第一に、プロジェクトを改名します。新しい名前として選んだのはJenkinsです。Hudsonと同様、英国執事を連想させる響きがあります。すでにこの名前のドメインはTwitterアカウントを登録済みで、問題となるような商標がないこともできる限り確認しました。

Oracleが最終的にHudsonの商標を獲得したのかはまだ不明だ。Kohsuke氏は2005年にHudsonを作った。彼は2001年からSunで働いているが、SunにおけるフルタイムのプロジェクトになったのはHudsonを作った後のことだ。プロジェクトを改名することによって、Oracleとの商標問題は完全に回避できるだろう。

しかし、開発者らはこれはフォークではないとしきりに強調する。彼らはこれまで通りHudson Jenkinsプロジェクトを継続する。名前が新しくなっただけだ。OracleがHudsonの開発を継続するのか、改名されたプロジェクトに貢献するよう舵をきるのかは、まだわからない。Andrew Bayer氏はこう言っている。

Hudsonをフォークするのか、今のプロジェクトを改名するのかについては、少し混乱があるかもしれません。私は後者になると信じています。私にとって、このプロジェクトのキーとなるコンポーネントはKohsuke氏自身です。コミュニティがJenkinsへのプロジェクト名変更を支持し、Oracleが自らHudsonという名前で開発を継続することを選ぶのであれば、コミュニティはそれを喜んで受け入れます。しかし、Kohsuke氏がJenkinsで仕事をするのなら、そこが私にとって、プロジェクトの真のホームであり将来なのです。名前は問題ではありません。

改名の提案は広くツイートされた。公式の提案プロセスはまだ完了していないが、コミュニティが改名に賛成するのは時間の問題のようだ。これに不満があるのは、おそらくOracleだけだろう。この数日のうちに、彼らは解決策を提案する可能性がある。

プロジェクトの開発者がしきりに言っているのは、もし望むのであれば、Oracleの開発者がJenkinsプロジェクトに参加することをこれまで以上に歓迎するということだ。オープンソースコミュニティは排他ではなく包含を支持している。Oracleは苦しみながら、自らの意思をコミュニティに強要できないことを学んでいるところだ。

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