GitHub社は社内で用いていたMacラップトップの自動設定のためのツールBoxenをオープンソース化した。このツールはLinuxやWindowsのセットアップにも流用することができる。
Boxenはソフトウェア開発や他の作業のためにMacラップトップの設定を行うためのGitHub社製の自動化ツールであり、GitHub社の開発者、弁護士、デザイナ、荷送人らによって用いられている。 その目的は自動化された方法を用いて、最小の人的介入で、かつできるだけエラー無く、作業のためのシステムを準備することである。GitHub社によると、Boxenを用いると、新規の開発者は30分以内にMacのシステムを構築し、コードのコミットを開始する事ができる。
BoxenはCassandra、MongoDB、Java、Python、Ruby、Node.js、nginx、SkypeやMinecraftのような様々なソフトウェアのセットアップを可能にするPuppetモジュールの巨大な集合である。Boxenは予め設定済みのセットアップに基いて構築されているが、ユーザーは必要に応じてその設定を変更することが可能である。
システム管理者はBoxenを用いて必要な設定を行うと、Heroku上で動作しOAuthで守られているWebアプリケーションとしてそれを組織に対して配布することができる。
Boxenは最新のMax OS X 10.8で動作する。またBoxenは処理のほとんどがPuppetによってできているため、以前のバージョンのMax OSで動作させたり、LinuxやWindowsに対応させることもできる。BoxenはMIT licenseの元、オープンソースとして公開されている。