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Windows Azure SDK 2.0はストレージとサービスバスの拡張とともに新しいPowerShellコマンドレットを提供する

原文(投稿日:2013/05/20)へのリンク

先日リリースされたWindows Azure SDK 2.0 for .NETには、Webサイト、クラウドサービス、ストレージ、サービスバス、PowerShellとGitHubでオープンソースプロジェクトとホストすることができるようになる新しい機能と拡張が含まれている。これはVisual Studioの関連するプロジェクトを右クリックして、発行オプションを選択するだけで、Windows Azureサブスクリプションへの関連づけを含めて、簡単にWindows Azure Webサイトを発行できるようになる。

Windows Azure SDK 2.0は、Visual Studio サーバー エクスプローラーからのWebサイトの管理をサポートする。サーバー エクスプローラーからAzureサブスクリプションに関連づけられたWindows AzureベースのWebサイトの一覧を見ることができ、Visual StudioからWebサイトの開始/終了をすることができる。

設定の表示コマンドを使うと、Windows Azureからライブのサイト構成を取り出すことができる。さらに変更は、アプリケーションの再デプロイやWindows Azure管理ポータルを開くことなくWindows Azureで実行中のインスタンスに即座に反映される。

最新版では、Windows Azure Webサイトアプリケーションのログを直接Visual Studioにストリームすることができる。この機能は、ASP.NET WebアプリケーションにTraceステートメントを追加してWindows Azureに発行する必要がある。ただしトレースはデフォルトでは無効になっているので、Windows Azure管理ポータルやVisual Studioサーバー エクスプローラーの設定の表示コマンドで直接変更することができる。

Windows Azure SDK 2.0では、先日のIaaSリリースの一部として提供された、新しい4コア x 28GB RAM (A6)と8コア x 56GB RAM (A7) VMサイズへのクラウドサービスのデプロイが可能になっている。また、通常のドメインアップグレードパスの代わりに、すべてのロールを同時にアップグレードするクラウドサービスの同時更新(爆破(Blast)オプション)のサポートも提供する。

Visual Studioで同時更新を行うには、クラウドサービスの発行ウィザードの中の設定リンクの詳細設定タブを選択して、配置の更新チェックボックスをチェックする。この設定を選択するとクラウドサービスは、このオプションですべてのロールとインスタンスを同時に更新する。

Windows Azure SDK 2.0は、Visual Studio 2012ソリューション エクスプローラーから直接Windows Azureの診断を設定することができ、diagnostics.wadcfg XMLファイルを変更して保存することができる。これにより、アプリケーションの初期配置後に、再発行することなくクラウドサービスに変更を加えることができるようになる。

サービスの再配置することなく、詳細化された診断キャプチャのオンとオフを動的に変更でき、ライブ診断データを直接Visual Studioサーバー エクスプローラーでレビューすることができる。

また、Visual Studio 2012で診断データの閲覧コマンドをクリックすることで、ライブサービスのエラーサマリーとその他の重要なステータスを表示することができる。さらに、Windows Azureの診断エージェントでトレースを出力するための.NET Diagnostics Listenerをサポートしており、Visual Studio 2012で新しいクラウドサービスプロジェクトを作成したときにデフォルトで有効になる。

Windows Azure SDK 2.0によって開発者は、Visual StudioサーバーエクスプローラーからWindows Azureテーブルを作成することができ、テーブルエンティティの追加、編集、削除をすることができるようになる。

先日リリースされたAzure SDKには、メッセージ閲覧、アイドルメッセージエンティティの自動削除機能を含む新しいメッセージポンププログラミングモデルを含むサービスバスクライアントライブラリのアップデートが含まれている。

Windows Azure SDK 2.0には、Windows Azure Webサイト、クラウドサービス、仮想マシンと同じようにサービスバスとWindows Azure Storeを含むアプリケーションサービスを自動化できる新しいPowerShellコマンドレットが含まれている。これにはまたPowerShellでblobのCRUD操作をサポートするのに加えて、スキャフォールディング用の新しいコマンドレットが提供されている。

Microsoftはまた、ライブラリファイルに大幅な変更を加えた。たとえばWindowsAzure.Diagnostics.dllは、WindowsAzure.StorageClient.dllに依存しなくなった。さらにWindowsAzure.ServiceRuntime.dll、WindowsAzure.Configuration.dllとキャッシュアセンブリは.NET Framework 4.0ランタイムで構築されており、SDK 2.0がインストールされたマシンではSDK 1.6サービスのデバッグができなくなっている。

Windows Azure SDK 2.0に合わせてMicrosoftはWindows Azure Cloud Service Support Policyの新しいドラフトを公開している。

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