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Java EEの将来、David BlevinsとのQ&A: EclipseファウンデーションとEE4J、MicroProfile

| 作者: Daniel Bryant フォローする 217 人のフォロワー , 翻訳者 阪田 浩一 フォローする 0 人のフォロワー 投稿日 2017年11月8日. 推定読書時間: 9 分 |

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原文(投稿日:2017/10/20)へのリンク

今年のJavaOneではオラクルとJavaコミュニティからたくさんの興味深い発表があった。エンタープライズ領域でもっとも重要なニュースはEclipseファウンデーションがJava EEの新たな管理者となるということだった。InfoQはJava EEコミュニティで長年メンバーであるDavid Blevins氏とともに座り、この移行が意味することや業界への影響、開発者が"EE4J"に参加する方法、Java EEの将来といったことについて対話した。

Tomitribeの創設者でCEOであるBlevins氏は対話の初めに、Java EEのEclipseファウンデーションへの移行前は開発者がJava EEの仕様やコードへのコントリビュートに気楽に参加することは難しいことだったと述べた。昨年MicroProfileプロジェクトが現れ、よりオープンなJava EEコミュニティが繁栄する方法の手がかりとなった。これは伝統的なJava EEにもSpringテクノロジにもよいことであろう。会話はBlevins氏がクラウドベンダへ行動を呼びかけて締めくくった。EE4Jが可能にするプラットフォーム-アズ-ア-サービス(PaaS)の実装が、組織がJava EEの作業をクラウドへ"リフト&シフト"することへ目を向けさせ、"もうかるビジネスとなる可能性"があるかもしれないと提案している。

InfoQ「David、今日はInfoQに協力してくれてありがとう。簡単に自己紹介をして、君のJava EEでの役割を説明してもらえますか?」

David Blevins氏「私がJava EEの郵便仕分け室からの叩き上げだと冗談を言うのが好きなんです。1999年に友だちとEJB 1.1のオープンソース実装であるOpenEJBを作り始めました。当時まだ23歳でEJBやオープンソースの初歩も知りませんでした。多くの年月が過ぎ私はオラクルやIBM、レッドハットの隣でJavaOneキーノートのステージに立っています。Java EEをオープンソースに寄贈しているんです。Tomitribeは、Apache TomEEをサポートするために私が作った会社ですが、Java EEの認定を受けていて、Java EEのエキスパートグループであり、JCPのExecutive Committeeの一部でたいていのJava EEの領域に多くの投資をしています。」

InfoQ「今年のJavaOneではたくさんのJava EEに関するわくわくするニュースがありました。これについてまとめて、何か見解があれば教えてもらえますか?」

Blevins氏「もちろん。一番のニュースはJava EEがEclipseファウンデーションに寄贈されたことです。新しいプロジェクトはEE4Jという名前で、オープンな標準準拠のテストスイート(TCK)と運営、より早い仕様策定プロセスを持った完全なオープンソースのプラットフォームになる予定です。いくつかの人為的な障壁が取り去られ、Java業界への影響は大きなものとなるはずです。2つ出してみましょう。

1つ目は次世代のEE実装者は私がしたように郵便仕分け室から叩き上げる18年もの年月を使う必要がないだろうということです。彼らはわずかな時間でそれを作れるはずです。仕様を実装し標準への準拠を主張するためにエキスパートグループへ参加することやTCKへのアクセスを手に入れるといったことへの参入障壁はあなたたち自身が立証してきました。こうした障壁は取り去られ、私たちは新しいEE4Jの実装を見るでしょう。若い開発者が主となり、広大な場所へ入り始めます。彼らは互いに刺激し合い、彼ら自身のイノベーションスタイルの新しい波を推進するでしょう。

2つ目はJava EE関連のIPモデルがイノベーションを抑圧していたことです。IPはスペックリードに流れていました。それからスペックリードは通常有料でコントリビュートした人や実装したい人にライセンスを許可しました。やがて1人がより強くなる一方で残りの人はより依存するようになりました。私たちは全員が技術的な人間であり、そのため物事がスローダウンしている理由を技術的なことの中だけに探すことがあります。私たちのモデルは長い間イノベーションを奨励してきませんでしたし、いろいろな意味でそれを妨げてきました。オープンソースライセンスの下では、この障壁はなくなります。実際にはより大きなベンダが不利な立場にあったとき、彼らが単純にとても遅いのだという印象を持っていました。もしこの障壁がなく私たち全員がコントリビュートすることができるようになると何が起こるのか先に見てみたいなら、Eclipse MicroProfileを見てみてください。」

InfoQ:「EE4JはMicroProfileとどのように関連しますか?またその逆は?」

Blevins:「思うにEclipse MicroProfileはイノベーションのために単に新しいモデルを示す必要があるということに過ぎません。最初の15ヶ月で5つの新しい仕様を作りリリースしました。さらに4つほどが作業中です。私たちMicroProfileを設立した人、IBMやレッドハット、Payara、LJC、Tomitribeは、新しいアイデアに対して標準になる前にそれらを検証するためのより早く動ける場所を作ることで既存のJCPベースのJava EEエコシステムを補う方法がほしかったのです。このミッションは確かに達成されました。EE4JでEclipseにおいても私たちはよりそうすることができるので、この方法はまた高まるのみでしょう。2つがどのようにともに大きくなるのか、またはもし彼らが完全に自由に2つのコミュニティ両方を信用するなら、もちろんそうでしょうが、EE4JとMicroProfileの両方で大部分同じ人々であるとすると強いシナジーや潜在的な融合、そしてMicroProfileの仕様がEE4Jで活用される見込みがあると私は思います。

Eclipse MicroProfileやEE4Jでの他の誰かを代表して言うわけではないですが、個人的に私は"EE MicroProfile"の響きがよく、MicroProfileを将来EE4Jのプロジェクトマネジメント委員会(PMC)下でサブプロジェクトとして移行することを考慮するというのは、よい理由があると考えています。私たちはまだMicroProfileをアイデアを試すすばやいインキュベーターとしておきたいと思います。同時にEE4J標準が開発される場所であるにもかかわらずこの役割はまだとても必要とされています。」

InfoQ「Springフレームワーク(とSpring Boot)は現在Java開発者にとってマイクロサービスアプリケーションを作成するにあたって人気のある選択肢です。Java EEのニュースでSpringが影響を受けるということについてどう思いますか?」

Blevins氏「いいものだと願っています。Springは多くの価値あることをJavaのエコシステムにもたらしました。正直私はSpringとJava EEはもし片方だけだったとしたら今の半分しか成功しなかった、とは思いません。このコミュニティは身軽さやライセンスの欠如といった問題を正しく指摘してきました。これらがなくなり私たちはいくらか距離を縮めて2つの間でコラボレーションを考え始めると私は考えています。Java以外の場所からNode.jsのような競合が出てきて、よいコラボレーションというのが私たちの一番興味があることです。

1つ明らかなことがあります。思うにSpringはJava EEが老いた動きの遅い競合だったことで利点がありました。EE4Jがより若く早い次世代のJava EEとなることで、EE4JとSpringはより多くのことで共通点を持ち、より多くのことでともに楽しんで活動しそうです。」

InfoQ「JavaOneでJava SEの大きなニュースとしてProject Jigsaw、JDKのモジュール化のリリースがありました。この影響はJava EEの将来に何か有意義な形で影響がありますか?」

Blevins氏「何か言うには早すぎると思います。もしJava 9上で最初からJava EEを作ったとしたら、warやear、rarやjarでさえそのような構造は必要なくなることは間違いありません。そうは言っても、Jigsawは私たちがランタイムを削減する手助けをしてくれます。単一のJVMにより多くのモジュールをフィットさせることも手助けしてくれます。マイクロサービスと軽量ランタイムといったものへ焦点が当たっている現在、この領域で潜在的にもっとも利点があるところである可能性が高いです。」

InfoQ「今日は話をする時間をくれてありがとう。InfoQの読者と何か共有しておきたいことはありますか?Java EEの将来と関わるもっともよい方法は何でしょうか?」

Blevins氏「グーグルやマイクロソフト、アマゾンといったクラウドプロバイダに関して特に言及が必要です。彼ら全員がJava EEの店舗、これはまだオンプレミスで実行しクラウドへ移行する方法を理解できていない膨大な人々を代表するものことですが、それに対してリフト&シフトするオプションを提供することができるPaaS実装を持っています。

ライセンスの制限が原因で、再度のことですが、それをする意味がなかったのです。代わりに、一般的なJava EEのコンセプトのいくつかにとてもよく似ているインフラストラクチャを見つけることがあります。しかし、既存のAPIを再利用しません。こうしたプレーヤーの1人は気づきその前方に規制のない宝の山を見て、採掘を始めるでしょう。これが起こるとき、次の10年間業界としてより強いPaaSというストーリーと新しい標準を持つに至らせるかもしれないドミノ倒しを見ているのだと私は考えています。

非常に規制された業界やエコシステムを取り上げ、参入への制限や障壁を取り去れば、不思議な力が起こり始めます。それらは似たもののように見えるかもしれまんが、Java EEはタクシーであり、EE4JはUberであることを私たち全員が理解する必要があります。次の10年間は私たちのクリエイティビティによってのみ制限されるのです。

世の中にいる若い開発者全員が、業績を残しに来てほしいです。EE4Jのコミュニティメーリングリストに入り、フォローし関与し始めてほしい。EE4Jはあなたたちの活動の場です。今後10年のうちにあなたたち全員が仕事を取り仕切るでしょう。あなたたちが第一人者であることを忘れないでほしい。」

EE4Jに関する追加情報はEclipseファウンデーションのwebページ"Eclipse Enterprise for Javaプロジェクトのトップレベルプロジェクト憲章"にある。JavaOne 2017で発表されたさらなる詳細は以下のInfoQの記事にある。

読者はInfoQのJavaホームページにアクセスすると、Java関連のニュースを今後も得ることができる。

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