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AdoptOpenJDKプロジェクトはビルドファームが完全に使えるようになり、フリーソフトウェアとしてコミュニティバイナリを作成していると発表した。
以下発表から引用する。
AdoptOpenJDKビルドファームは全プラットフォーム (ARM32/64、z/os、AIX、Linux x86、Linux s390、Mac、Windowsなど) を対象に専門的なテスト (OpenJDKテスト、ScalaやTomcatなどからのテストスイート、もっとも重要なのはTCK自身) をしたOpenJDKバイナリを作成しています。
InfoQはより詳細を知るべくMartijn Verburg氏と情報交換した。ロンドンJavaコミュニティのリーダでAdoptOpenJDKの共同創立者だ。
InfoQ「TCKとは何でしょうか?あるいはJCKなのでしょうか?こうした用語は何を意味していて、その意義は何でしょうか?LJCはなぜその重要なものにアクセスしているのでしょうか?」
Verburg氏「Java互換性キット (JCK) はJava SE向けの技術互換性キット (TCK) のことで、それらは実際名前が違うだけで同じものを指しています。
OpenJDKの派生物をビルドする組織が、そのOpenJDK派生物に対し公式なテストスイートを実行し、製造したバイナリがJava標準と互換性があるとJCKで確かめることができます。
違う観点では、AdoptOpenJDKのリリースバイナリに品質保証があり、組織が本番環境でそのバイナリを自信を持って使えるということです。
LJCがアクセスしていることは重要です。AdoptOpenJDKビルドファームがJava 8以降を対象としたバイナリをコミュニティが特定の品質レベルにあると信用できるものして製造できるからです。」
InfoQ「この発表は開発者にとってどんな意味がありますか?開発者は使用するJDKを選択するとき何を探すべきでしょうか?」
Verburg氏「開発者にはオラクルやレッドハット、AzulなどのOpenJDKベンダから幅広い選択肢があります。これらに加え、私たちは今OpenJDKバイナリのコミュニティベンダとしてAdoptOpenJDKという選択肢も持っているのです。
本番環境という目的に対して、開発者は*つねに*JCKを実際にパスしたOpenJDKバイナリを使うべきです。開発中やテストにJCKをパスしていないバイナリを使うのは快適かもしれませんが、本番環境に対して薦められるリスクではありません。」
InfoQ「AdoptOpenJDKプロジェクトとは何ですか?発表で議論されているビルドファームとどのように関連していますか?それは何で、どこから来て、誰が参加しているのでしょうか?」
Verburg氏「プロジェクトは新しい開発者をOpenJDKに引き入れる支援活動として始まりました。今日でもまだそれはしています。新しい開発者に対して標準的にやっていることはOpenJDKをビルドし (特定のプラットフォームとバージョンの組み合わせは重要ではありません) 、人々はビルドファームの初歩的なことに対してすぐに返答し彼らを助けています。
したがって、LJCがそれを始めて、新しい6ヶ月のリリースサイクルの発表があり、多くのプラットフォームとバージョンの組み合わせのギャップを放置してしまうこの新しいリリースサイクルに対してさまざまなベンダがサポートを発表したあとで、実際に取り掛かっています。
最初のPOCがビルドされたあと、さまざまなOpenJDKベンダ、たとえばIBMやレッドハット、SAP、オラクルといったところのエンジニアが全員加入し始めました。あらゆる人のためのコードのビルドファームとして公共の、オープンな、監査できるインフラストラクチャに価値を見出したからです。"ビルドファームで張り合う人は誰もいない"が決まり文句でした。
InfoQ「プロジェクトを運営しているのは誰ですか?開発者はどのように関わればよいですか?」
Verburg氏「ビルドファームは法律的に言うとロンドンJavaコミュニティ (非営利のJavaユーザグループ) が運営し、私たちはOpenJDKコミュニティにいる主要なプレーヤ全員を代表する技術運営委員会 (TSC) を組織しています。
現在プロジェクトには200人以上おり、つねにより多くの助けを求めています。誰でも私たちのSlackチャンネルに参加できますので、技術委員会のドキュメントを初めに読んでほしいと思います。」
InfoQ「Java 10へのあなたの見解を教えてください。開発者には何をもたらすのでしょうか?」
Verburg氏「varとさらなる型推論はプラットフォームにすばらしい新機能をもたらしますし、今日書いているJavaのソースコードの一部にある冗長さを削減する手助けになるでしょう。しかし注意として、開発者はこのことに対し推奨スタイルガイドに厳密に従うべきです!
dockerコンテナへのよりよいサポートと何点かのパフォーマンス強化、たとえばG1での並行フルGCなどは大規模でJVMをデプロイ、実行している人たちには大変喜ばしいものです。」
InfoQ「最後に何か言っておきたいことはありますか?」
Verburg氏「Javaは今とてもワクワクする時期で、コンテナ/サーバレス/クラウドへの世界一級品のVMにする途中です。一方依然として今日でも数百万の開発者を生産的にするプログラミングイディオムを提供しているのです!
Javaの歩みがより早くなり、私は本当にうれしいですが、6ヶ月のリリースサイクルがエコシステムにとってよいものなのかは時間だけが教えてくれるものです。jClarityの立場からでは、Java 9/10を採用している私たちの顧客は10%以下しかおらず、より保守的な方針を取り11を待っていると見ています。」
AdoptOpenJDKの詳細はプロジェクトのwebサイトと技術運営委員会のページを閲覧してほしい。
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