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WebAssembly Studioは、Mozillaが開発したオンラインIDEツールだ。C/C++とRustのコードをWebAssembly (WASM)にコンパイルすることができる。
WebAssembly StudioはMozillaで最近始まったプロジェクトで、数ヶ月前、WasmExplorerとWasmFiddleを組み合わせて作られた。Mozillaは人気のあるIDEを置き換えるものを作るつもりはなく、WebAssemblyを世に知らしめ、その知識を共有することを目指している。彼らが望んでいるのは、どこかの時点で、これまで開発した機能をVS Codeに移植することであり、それに必要な時間を割いてくれる開発者を求めている。
今のところ、IDEはC/C++とRustをサポートしているが、Kotlinなどの他の言語をサポートできるように、ツールのアーキテクチャは完全にプラグイン可能になっている。コンパイルはサーバー上で実行されるが、MozillaのリサーチマネージャであるMichael Bebenita氏が投稿しているように、「作業の多くをクライアントで実行したい」と考えている。
WebAssembly Studioはコードのビルドと実行以外に、IDEによって生成もしくはアップロードされたWASMファイルをインスペクトし、ディスアセンブルしたWASMファイルのテキストを含むWATファイルを生成することができる。開発者はWASMもしくはWATファイルを編集可能で、関数間の関係を示すコールグラフも生成することができる。
近い将来、Mozillaは以下を計画している。
- C/C++/Rustプロジェクトのサポートを改善する。C/C++アプリケーションに関して、現在はLLVMバックエンドを使っているが、SDLやOpenGLなどのAPIが使えるように、Emscriptenのサポートを追加して、そのバックエンドを使えるようにしたい。Rustに関して、Cargoをサポートしたい。
- 新機能の追加を継続し、WebAssembly Studioにさらなるツールを統合する。
- なじみのツールを使って、ローカルでWebAssembly Studioプロジェクトのダウンロードとビルドをできるようにする。
- UX、エラーレポート、一般的なパフォーマンス最適化を改善する。
彼らは、WebAssembly Studio GitHubリポジトリを見て、VS CodeやElectronへの統合など、必要に応じて貢献してくれる開発者を求めている。
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