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Google App Engine、Node.js 8.xをサポート オープンソースとなったgVisorサンドボックスを利用

原文(投稿日:2018/05/10)へのリンク

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直近のGoogle I/OのセッションでMyles Borins氏 (Node.jsの技術運営委員会ディレクタ) とSteren Giannini氏 (Google App Engineのプロダクトマネージャ) がGoogle App Engineスタンダード環境でのNode.jsのプレビューを発表した。今後数週間で完全なリリースをするとのことだ (参加者は依頼すればすぐにアクセスできる) 。

Google App Engineはフレキシブル環境とスタンダード環境をサポートしている。フレキシブル環境はアプリケーションインスタンスをGoogle Compute EngineのVM上のDockerコンテナで実行する。スタンダード版はランタイム向けのサンドボックス環境 (グーグルがオープンソースにしたgVisorサンドボックスなど) で実行する。Node.jsが導入されるまで、スタンダード版はPythonとJava、PHP、Goをサポートしていた。スタンダード環境はより制約があり複雑だが、スタンダードはスケールアップの時間が早い (秒単位であり、フレキシブル環境は分単位である) 。

GAEスタンダード環境でNode.jsをセキュアに実行するため、グーグルは最近オープンソースとなったgVisorサンドボックスコンテナランタイムを使う。gVisorはコンテナをサンドボックス化する新しい方法である。ホストOSとコンテナで実行するアプリケーションをセキュアに隔離する境界を作る。これはGoで書かれたLinuxユーザスペースカーネルを提供することで達成している。発表されたgVisorについてはGoogle Platformブログでより学習できる。

Node.jsでのGAEはいつものNode実行環境を提供してくれる (他の場所でも実行できる、Node.jsの公式な公開バージョンと同じであるという意味だ)。APIや言語の制約がなく、NPMレジストリにあるどんなモジュールも開発者は利用できる。加えてサービスはマネージドであるので、グーグルはセキュリティパッチをすべて当て最新の状態を保てる。すぐに使える環境でNode.js 8.xをサポートすることになる。

GAEスタンダード環境でのNode.jsの発表に加え、Borins氏は近々Google Cloud FunctionsでもNode.js 8.xが使えるようにしたいというグーグルの意向も発表した。

 
 

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