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Jakarta EEに関わるEE4J活動の最新情報

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原文(投稿日:2018/05/15)へのリンク

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Eclipse FoundationがJakarta EEをクラウドネイティブJavaの新たなホームとして位置付けたことで、EE4J関連の活動が慌ただしくなっている。

EE4Jプロジェクト

JEP-320に従って、2018年9月にリリース予定のJDK 11には、何年も前から組み込まれていたJava EEのモジュール - JAX-WS (JSR-224)、JAXB (JSR-222)、JAF (JSR-925)、Commonsアノテーション(JSR-250)、JTA (JSR-907) - が含まれない予定である。

Eclipse FoundationのエグゼプティブディレクタであるMike Milinkovich氏との先日のインタビューで、Jakarta EEとJEP-320について質問したとき、氏は次のように答えていた。

Java EEがEclipse Foundationに移行したため、彼ら[Oracle]としては、SEとEEが明確に分離されていることを確実にしたいのです。部分的にSEに流出しているJTA仕様がいくつかあるので、それらも引き出されています。他の作業と並行して、このようなクリーンアップ作業が舞台裏で行なわれているのです。

JDK 11から排除される予定の4つのJava EEモジュールは、最終的にEE4Jに移動する。作成レビュープロセスを最近通過した9つのプロジェクト中、Eclipse JTAEclipse Common Annotationsが公式に立ち上がっている。Eclipse JAX-WSEclipse JAXBEclipse JAFの3つは現在、作成レビュープロセスの実施中だ。

OracleのEE4Jへの最近のコントリビューションに含まれるGlassFishJava EE TCKはそれぞれ、最終的にEclipse GlassFishEclipse Jakarta EE TCKになった。いずれも先頃、EE4Jに提案されたプロジェクトに含まれている。Oracleによると、

Oracleは継続的に、GitHub上のOracle GlassFishをレビューして、コントリビューションの用意のあることを示します。これらのレビューが完了すれば、Oracleは、Oracle GlassFish 5.0のコンポーネントに対応するEE4Jサブプロジェクトを提案します。これらサブプロジェクトとリポジトリは、PMC(Project Management Committee)とコミュニティによるレビューの後に作成されます。その後、Oracleがソースそのものを新たなライセンスの下でEclipse Foundationに提出し、レビューを受けた後に、最終的にGitHubのEE4Jサブプロジェクトリポジトリで公開されることになります。

今年の2回のJakarta EEリリースでは、Eclipse GlassFishが焦点になりそうだ。Java EE 8として認定されたEclipse GlassFish 5.1は第3四半期の終わりに、同じくJava EE 8として認定されたEclipse GlassFish 5.2は2018年末までに、それぞれリリースされる予定である。Eclipse Jakarta EE TCKは、Jakarta EE仕様のさまざまな実装に対して、CTSテストスイートを提供する。

これら最近のプロジェクト提案について、Milinkovich氏は次のように説明している。

そうですね、一番新しいバッチ計画にGlassFishが含まれていて、もう間もなくです。コメントされることが少ないのですが、実際には重要なものとして、TCKを全面的にオープンソースにする事業計画があります。TCKがすべてオープンソースになれば、かなり大きな意味を持つと思います。

最近になって提案されたプロジェクトの一覧は、次のようになる。

Oracleのブログには、これまでの同社のコントリビューションが要約されている。

  • 34のEE4Jサブプロジェクトをレビュー用に提案した。これらのサブプロジェクトには、GlassFish Reference Implementationの大部分(GlassFish自体を含む)、GlassFishのおもなコンポーネントのほとんど、TCKコントリビューションプロジェクトが含まれている。
  • 20のEE4Jサブプロジェクトを設立した。いずれもOracleがコントリビューションするためのプロジェクトである。
  • これらEE4Jサブプロジェクト用として、15のソースコントリビューションが、Eclipse Foundationに対して提供される。この中には、Jersey(JAX-RS)、Mojarra(JSF)、Tyrus(WebSocket)、Open MQ(JMS)、EclipseLink(JPA)、JSON-PとJTAなど、主要なOracle Java EE 8テクノロジが含まれている。
  • 13のサブプロジェクトソースリポジトリにソースを登録した。

EclipseはすべてのEE4Jに関して、常に最新のステータスを公開している。

X軸は完了パーセントとして定義されている。

  • 20% – コミュニティレビューへのプロジェクト提案
  • 40% – プロジェクトコミッタとリソースが用意された段階
  • 60% – Eclipse IPチームに対する最初のコントリビューション
  • 80% – 最初のコントリビューションをGitリポジトリにプッシュ
  • 100% – プロジェクトの最初のリリースレビュー

MicrosoftがParticipant MemberとしてJakarta EEに参加

MicrosoftでJavaのプリンシパルクラウドデベロッパ・アドボケートを務めるBruno Borges氏は先日、Participant MemberとしてJakarta EEワーキンググループに参加することを要請した。Twitterのモーメントが、Javaコミュニティの反応を捉えている。

AWS認定ソリューションアーキテクトのKevin Hooke氏は、次のように述べている。

MicrosoftはJakarta EEワーキンググループに参加したいと考えています。おそらく、いつかの時点で実現するでしょう。ですが、@brunoborges、あなたはMicrosoftのJava担当プリンシパルデベロッパアドボケートなのですか?いつそうなったのですか?!

Azul Systems代理CTOのSimon Ritter氏は、

これは大変な事です。#JavaEEが最初にローンチされてから、@Microsoftは大きく変わりました。いい意味で。#JakartaEEをよりよくするには、コントリビュータを増やすしかありません。

Payaraの創業者兼ディレクタであるSteve Milledge氏は、

Microsoftと@JakartaEEで一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

EclipseのコミッタでJSR-339/370 EGのメンバであるMarkus Karg氏は先日、MicrosoftのJakarta EEワーキンググループ参加についてブログ記事を書いた。氏は言う。

Microsoftは - 少なくともこれまで - この標準を完全に実装した製品を持っていませんでした(ごく一部をサポートしたのみでした)。

私は以前、MicrosoftはWindowsからLinuxに乗り換えるだろう、と言いましたが、それが今起こっているのです。MicrosoftはC#と.NETを諦めてJavaとJava EEを選択するだろう、とも言ったことがあります。

新たな標準化団体の進展に伴って、Jakarta EEワーキンググループのメンバとしてのMicrosoftがそのような選択をするのかは、非常に興味深い。

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